モウリーニョ体制でトレントら3人が代表復帰
スペイン紙『AS』が伝えた。
9月第3週、FIFAの最初の国際マッチウィーク前に各国代表の招集リストが発表され、マドリーの3選手に"復活"が訪れた。 トレント、カマヴィンガ、ハイセンの3人だ。 それぞれ異なる事情を抱えていたものの、共通点はひとつ、チームが苦しんだ昨シーズンの影響でワールドカップ出場を逃したことだった。
しかし、モウリーニョ監督の就任が状況を180度変えた。 就任そのものと同時に、3人がプレシーズンから見せた取り組みと出来が評価された形だ。 3人はいずれも7月13日からトレーニングを開始しており、今季序盤の好パフォーマンスが今回の代表招集という形で報われた。
カマヴィンガはかつて、フランス代表のディディエ・デシャン前監督に土壇場で招集リストから外されるという痛烈な経験をした。 今年3月の国際マッチウィークでも状況は厳しかった。 ブラジル代表との親善試合では出場時間ゼロ、コロンビア代表戦でもわずか27分の出場にとどまった。 それでも、マドリーでは在籍時期が重ならなかったジネディーヌ・ジダン監督が今回の招集に踏み切った。 2人は先週マドリードで開催されたフォーミュラ1グランプリで顔を合わせており、招集の可能性は以前から指摘されていた。 なおチュアメニはコンディション調整のためバルデベバス練習場に残留する。
トレントは2025年6月以降、約1年にわたりイングランド代表のトーマス・トゥヘル監督から招集を受けていなかった。 35名もの選手を招集した今年3月のリストにも名前はなく、ワールドカップ出場は絶望的とも見られていた。 相次ぐ負傷がそのキャリアに影を落としていたが、今回の招集で再起を期すこととなった。 トゥヘル監督はこう語った。 「彼はワールドカップに帯同しなかった。その決断は今も正しかったと思っている。今は自分でポジションを勝ち取るべき時だ。本人も準備ができていると言っている。証明するのは彼次第で、大いに歓迎する」。
ハイセンも同様の経緯をたどった。 昨シーズン序盤は好調だったものの、筋肉系の負傷が相次ぎ成績が下降。 2026年初頭に復調し、シティとのノックアウトラウンドでは輝きを取り戻したが、マドリーの不振を背景にワールドカップ招集を逃した。 今季は7試合中6試合に出場するなど守備の要として機能しており、インテル戦では12回のクリアを記録するなど存在感を示している。
スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は今季の出来と今回の招集について問われ、こう答えた。 「非常に良い状態にある。だから起用する。波のない選手のほうがパフォーマンスは安定する。ディーンも他の選手と同様に、常により良くなることを考えながら取り組むべきだ。今まさにそれをやっている。彼自身にとっても、クラブにとっても大きなプラスになる。競争は激しい。ワールドカップで我々のセンターバック陣は世界最高だった。しっかりとそのドアを叩かなければならない」。