モウリーニョが描くディオマンデへの「計画的起用」
スペイン紙『AS』が伝えた。
今季マドリーは開幕3試合でエスパニョール、レアル・ソシエダ、マラガと対戦したが、ディオマンデのプレー時間はそれぞれ25分・6分・26分にとどまっている。クラブ124年史上最高額の1億2500万ユーロで獲得した19歳のコートジボワールの逸材としては「少なすぎる」という声もある。わずか2年前にレガネスBでプレーしていた選手が、今やラミン・ヤマルと比較される存在になった。しかしモウリーニョは焦らない。彼のために設計した特別な計画を着実に進めている。
モウリーニョはマラガ戦後にこう語った。「少しずつやっていかなければならない。よく練習し、真摯に取り組んでいる。オープンで謙虚で、仲間から学ぼうとしている。成長していく。1億2000万か1億3000万か……いくらだったか。その金額を見るのではなく、ライプツィヒでハイレベルなシーズンを送った選手を見なければならない。あれだけ大きな金額が動くと、来てすぐに爆発する選手というイメージがある。でも違う、彼は若い。焦るな、Take it easy」
✅ マスタントゥオーノの轍を踏まない
モウリーニョがディオマンデの起用を抑えているのには、ふたつの狙いがある。一つは選手が適応に必要な時間を尊重すること。もう一つは、充実した準備期間を経て自分の地位を確立してきたギュレルやブラヒムへの公平性を保つことだ。
シャビ・アロンソは前政権で新加入のマスタントゥオーノを優遇し、ロドリゴ、ブラヒム、さらにはヴィニシウスまでを後回しにした。結果として成熟しきっていないアルゼンチン人に重圧をかけ、チームの掌握にも失敗した。モウリーニョはその失敗を繰り返すつもりはない。
✅ 「夜中の5時に電話してきた」
ディオマンデは入団直後のアフリカのプラットフォーム「SportyTV」のインタビューで移籍の経緯を明かした。「モウリーニョが朝5時に電話をかけてきた。『君が欲しい』と言われた。『行きます』と答えた。彼は友人であり上司だ。モウリーニョのためなら死ねる」。その言葉は本心からのもので、今も指揮官の計画を信じ、出番を静かに待ち続けている。
✅ 昨季の実績は申し分なし
ライプツィヒで過ごした昨季、ブンデスリーガ34試合中33試合に出場し、うち28試合がスタメン。12ゴール8アシストを記録した実力者が、今は着実に積み上げる道を歩んでいる。