MARCA2026年9月18日 06:31

ヴィニシウス、エムバペに出場時間で後れ

スペイン紙『MARCA』が伝えた。

今季の出だしは、ヴィニシウスにとって決して順調とは言えない。エルチェ戦後、本人はSNSに「ゴールは戻ってくる。こんなに外し続けるわけにはいかない」と投稿した。

問題は数字だけにとどまらない。パフォーマンスが上がらないことで、モウリーニョ監督にとってヴィニシウスとエムバペの序列問題を処理する難しさが増している。この二者の板挟みはシャビ・アロンソ前監督、アルベロア前監督を苦しめてきた構図でもあり、モウリーニョ監督は両者を立てるという難題を抱えたまま就任した。

シーズン序盤の4試合、モウリーニョ監督は二人の出場機会を巧みに均衡させた。エスパニョール、レアル・ソシエダ、マラガ、ベティスの4戦でいずれも先発起用し、両者の出場時間差はわずか6分にとどまった。レアル・ソシエダ戦でヴィニシウスが84分に交代したのがその差の全てで、1ゴール1アシストを記録したうえでの温情交代であり、監督がベルナベウとの関係修復を図る意図も見え隠れしていた。

しかし直近3試合でその均衡は崩れた。ヴィニシウスはインテル戦87分、ラージョ戦89分、そしてエルチェ戦では68分と3試合連続で途中交代している。エルチェ戦の交代はハーフタイムから数えて20分を残した段階であり、前2試合とは明らかに性質が異なる。

ここまでの数字を比べると、エムバペが6試合フル出場で計630分、ヴィニシウスは3試合フル出場の計598分となっている。得点面での差はさらに鮮明で、エムバペが7試合で8ゴールを叩き出す一方、ヴィニシウスは1ゴール3アシストにとどまる。不動の先発として起用されながら、チーム内得点ランクではエムバペ、ベリンガム、ギュレル、エスピに次ぐ5番手に沈んでいる。エスピはわずか26分の出場でヴィニシウスの得点数を上回っており、この数字が現状の厳しさを物語っている。

問題をさらに複雑にしているのが、ブラヒム、エスピ、そして新たにディオマンデが存在感を高めていることだ。競争が激化するなか、モウリーニョ監督が両エースとの約束を守り続けることは容易ではない。

とはいえ、今季の状況はシャビ・アロンソ前監督との関係が決定的に悪化した昨季とは異なる。昨季の同時期、ヴィニシウスはすでに2度ベンチスタートを経験し、フル出場はわずか1試合、出場時間も現在より159分少なかった。今季は出場機会自体は保たれており、関係が抜き差しならない状況には至っていない。

振り返れば、ヴィニシウスとエムバペは交互に好不調を繰り返してきた。昨季前半はエムバペが29ゴールを挙げる一方でヴィニシウスは6ゴールにとどまり、アルベロア前監督時代はヴィニシウスが16ゴールとリバウンドし、アンチェロッティ前監督の初年度はアンフィールドとサン・マメスで2本連続PKを外すなど苦しんだエムバペを尻目にヴィニシウスがチームを牽引した。その後エムバペが復調して44ゴールを記録すると、ヴィニシウスの数字は落ちた。二人の関係はその繰り返しで現在に至っている。

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