モウリーニョが磨く「岩」
スペイン紙『AS』が伝えた。
モウリーニョといえば守備的なイメージがつきまとう。本人もそれを意識している。2010年にマドリーへ初めてやってきた際には「魔法や創造性は、組織化されているかどうかとは無関係だ。私のチームは組織されている」と言い切った。そのイメージは今も生きている。100ポイント・121ゴールの「記録のリーガ」で実証したように、守備と攻撃は矛盾しない。モウリーニョが何より満足するのは、チームが岩のように堅い姿を見せることだ。このマドリーはまだ完成された岩ではない。だがモウリーニョは着実に磨き続けている。マラガ戦で今季初の完封を達成した。
✅ 枠内シュートわずか1本
前半はシュート6本(ブロック含む)を許しながら、枠内ゼロ。クルトワが一度反応した場面はゴールを外れていたとも見えた。後半はやや集中が落ち、受けたシュートは合計14本に増えたが、枠内は1本のみ。ベリンガムが「最後の20分はひどかった、本当にひどかった」と正直に言ったとおり、終盤は緩んだ。それでもチームとして最多のボール奪取(45回)と最多インターセプト(10回)を記録した。
モウリーニョは試合後にこう語った。「全員に満足している。確かに終盤は少し集中が切れた。前線で回収できる組織があるからこそ、無理に下がらなくていい。90分それをやり続けるガソリンもメンタリティも普通はない」
✅ 「守って戦う」が今のマドリーの哲学
過去2シーズンの苦境を踏まえ、モウリーニョはチーム全体で守ることへのこだわりを繰り返し強調してきた。「守る選手と回収を待つ選手に分かれる形はこのチームには機能しない。11人全員で守らなければならない。マドリーサポーターはベルナベウへ、チームとして戦い、チームとして苦しみ、チームとして難局を乗り越える姿を見に来ている」
✅ ハウセンへの注文「まず守れ。美しいのはその後」
ハウセンへのコメントは指揮官の優先順位を端的に示していた。「CBがボールを持てること、ライン間へのパスを出せることは好きだ。でも私が重視するのはコンタクトの強さ、デュエルで勝てること、チームに安心感を与えられることだ。守備が上手いCBが好きだ。それに加えてボールも扱えるなら完璧。でもまず守ること」
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