レアル・マドリードのククレジャ、ラミン・ヤマルを「ポケットに入れた」守り方──チェルシー時代に見せた封じ方がクラシコで試される
スペイン紙『MARCA』が、チェルシー時代にラミン・ヤマルを封じたククレジャの守り方と、クラシコでのカギについて報じた。
✅ 「ククレジャはラミンをポケットに入れている」
「ククレジャは、彼をポケットに入れている」
チェルシーがバルセロナに3-0で大勝した試合の後、GKロベルト・サンチェスはそう言い切った。 スタンフォード・ブリッジでラミン・ヤマルを封じたのは、チームメイトのククレジャだと名指ししたのだ。
この夜、ククレジャは見事なプレーを見せた。 そして、その言葉の裏には、クラシコの参考になりそうな守備のプランがあった。
✅ CLリーグフェーズの最優秀選手に
ククレジャは、2025-26シーズンのCLリーグフェーズのこの試合で、最優秀選手に選ばれた。 1点目につながるプレーに関わり、アラウホの退場につながる場面も生み出した。
しかし、最大の功績は、ラミン・ヤマルの影響力を抑えたことだった。 フリーでボールを受け、内側に向かって仕掛けられるときのラミン・ヤマルは、最も止めるのが難しい選手の一人だ。
UEFAのテクニカル・オブザーバーを務めたロベルト・マルティネス氏は、試合後の分析でこう説明している。 「タッチラインの方向、つまり右足の方へ向かわせていた」
✅ 得意の左足から遠ざける
ククレジャが本当に彼を「ポケットに入れている」のかを知るには、1試合だけでなく、何をして嫌がらせたのかを理解する必要がある。
カギの一つは、ラミン・ヤマルを右足の方へ向かわせ、最も危険な武器である左足から遠ざけたことだ。
ククレジャは、どんな代償を払ってでもボールを奪おうとしたわけではない。 ラミン・ヤマルが危険を生み出す手段の少ないエリアへ誘導した。 あとは、自分のスピードと守備の激しさで1対1を制せると信じていた。
✅ 内側には必ずカバーが
さらに、ラミン・ヤマルが左足を使おうと内側へ戻ろうとすると、必ずカバーがいた。
マルティネス氏は、こう説明している。 「ヤマルが左足の方へ行くのはとても難しかった。チェルシーのもう1人の選手が、そのスペースをカバーしていたからだ」
ククレジャは内側への道を閉じ、外へ向かわせた。 そして、自分が1人ではないことも分かっていた。
✅ 振り向く前に寄せる
同じくUEFAのテクニカル・オブザーバーだったルイ・ファリア氏は、別の点に注目した。 ラミン・ヤマルがボールを受ける場面での、ククレジャの激しい寄せだ。
「激しくプレッシャーをかけ、ボールを受けて振り向き、1対1の状況を作る時間もスペースも与えない」
ククレジャは、ラミン・ヤマルがボールを受けてコントロールし、顔を上げて次の動きを選ぶのを待たなかった。 多くの場面で、振り向く前に一歩前へ出て、ドリブルを始める時間を奪った。
ファリア氏は、こう締めくくっている。 「後ろに下がってポジションを取り直すのではなく、すぐにプレッシャーをかけるという判断は、チーム全体のバランスとブロックの位置を、ククレジャが理解していることを示している」
✅ カギを握るディオマンデ
この分析は、クラシコに向けて特に大きな意味を持つ。
ククレジャが再びラミン・ヤマルを止める役目を担うなら、バルセロナ戦であの見事なプレーを可能にした助けを、チームが再現する必要がある。
そこで決定的になりそうなのが、ディオマンデだ。 左サイドでの仕事は、ボールを持ったときに攻撃に厚みを出すことだけではない。 バルセロナのSBの上がりを抑えるのを手伝い、ククレジャが試合中ずっと2対1の状況で守らなければならない事態を防ぐ必要がある。
ディオマンデは、自分のサイドの上がりに注意し、必要なときはついていき、スペースを閉じる手助けをしなければならない。 ただし、SBの隣にずっと下がりっぱなしになってもいけない。
狙いは、バルセロナにククレジャを孤立させず、2つの脅威のどちらかを同時に選ばせるような状況を作らせないことだ。
