バルベルデ、右サイドバックの苦悩からモウリーニョ体制の柱へ
スペイン紙『MARCA』が伝えた。
決裂から和解へ、その間にラージョあり。今週土曜日、フェデリコ・バルベルデはレアル・マドリーで右サイドバックとして出場した最後の試合の相手、ラージョ・バジェカーノと再び向き合う。2026年2月1日のあの試合は、センターハーフを緊急補充として強制的に守備専任へ転換させた不本意な一章の終わりを告げ、当時の監督シャビ・アロンソに最初の大きな危機をもたらした出来事でもあった。
✅ 発端は怪我人の連続
カルバハルとトレントが相次いで離脱し、シャビ・アロンソはバルベルデを緊急右サイドバックとして起用する解決策を見出した。ウルグアイ人はしぶしぶ従い続けたが、やがて忍耐が限界に達した。爆発はCLカイラト・アルマトイ戦の前日会見だった。「私は右サイドバックとして生まれたわけでも、その位置でプレーする訓練を受けてきたわけでもない。緊急事態だったからあの位置でプレーすることになった」とバルベルデは率直に明かした。
シャビ・アロンソの反応は翌日に表れた。バルベルデはベンチに置かれ、アセンシオが右サイドバックに入った。カザフスタンでのウォーミングアップ中、手を後ろで組み冷めた表情を見せたバルベルデの姿は強烈な印象を残した。交代出場することすらなく、それがシーズンを通じて唯一CLに出場しなかった試合となった。それ以外の全試合に出場し、シティ戦でのハットトリックを含む活躍を見せた。
1月のアルベロア就任後、サイドバックでの出場機会は徐々に減り、ラージョ戦でのその役割が最後となった。通算16試合をサイドで過ごした。その一章は幕を閉じたが、本来の位置でないところでプレーさせられたトゲが完全に抜けるまでには時間がかかった。バルベルデはクラブへの忠誠心からそれをこなしたが、自分がフットボーラーとして輝ける場所を隠したことは一度もなかった。
✅ モウリーニョのもとで完全復活
モウリーニョ体制でその景色はまるで違う。今ラージョ戦を迎えるバルベルデは完全に本来の場所にいる。今季全試合でスタメンに名を連ね、本来の中盤の位置に戻り、インテル戦でのゴールも決めた。モウリーニョも複数回の会見でバルベルデを擁護し、プロジェクトの礎として位置づけている。
✅ チュアメニとの関係も「一切問題なし」
直近の記者会見でモウリーニョは、バルベルデと昨季確執のあったチュアメニとの関係についても語った。「何もかも選手たちがやり遂げた。私は何もしていない。何も知らずにロッカールームに入ったら、2人は仲の良い友人に見えるはずだ」。さらにこう続けた。「チュアメニがワールドカップから戻ったとき、仲裁役として介入が必要になるかと気を配っていたが、何もする必要がなかった。功績は全て選手たちのものだ」
数ヵ月前には危機の象徴だったものが、今や安定の証となった。バルベルデは再びラージョと対峙する。だが今回は全く異なる立場から──本来の位置と和解し、監督に信頼され、中盤の支配者として。同じ相手の前で、ひとつの円がもっとも美しい形で閉じられようとしている。