AS2026年9月16日 06:41

ディオマンデ、ここにあり。エスピ、いつもそこにいる──エルチェ戦コラム

スペイン紙『AS』が伝えた。

このリーガでカルロス・エスピほどコストパフォーマンスの高い選手はいない。またしても極限の緊急事態に登場し、秋の訪れも待たずにダービー前に崖っぷちに立たされかけたマドリーを救い出した。前半に2点リードを築き、ディオマンデの今季初の傑出したパフォーマンスに沸いた直後、マドリーはいつもどおり失速した。ヴィニシウスは逆の意味で目立ち、地理的にだけでなくプレー面でも別の次元にいた。好機を多く逃しすぎた。エルチェはその闘志と信念で流れに逆らい、自力で追いついた。マドリーには土壇場での歴史的な明晰さが再び機能した。カルロス・エスピ、彼こそこのチームのために生まれてきた選手だ。

夏はまだ終わっていないが、モウリーニョ監督にとっては春の到来だ。ラージョ戦から5人を入れ替えてマルティネス・バレロに乗り込んだのはダービーへの予防措置。ギュレルの急成長で最も手厚くカバーされた不可侵選手ベリンガムも今夜はベンチへ。後方からはコナテのみが残り、ヴィニシウスとエムバペは連続先発。リーグでも彼の頭の中でも、バロンドールという名の侵入者が幅を利かせている。

✅ゴールの嗅覚を失ったヴィニシウス

エルチェはボールを盾に使い、組織立ったプレスとブロックを敷く難しい相手だった。夏に主力を複数失いながらも信念を持って戦う姿は評価に値する。アンセルミ監督はローン帰りのFWオソリオを今季初スタメンに抜擢し、見事な起用に応えた。

✅トルコ人の精度

見事な左足がその均衡を打ち破った。エリア外からギュレルが精密に放ったフリーキックがポストを叩き、気まぐれにゴールライン上を転がって反対のポストに当たってからネットへ吸い込まれた。もはやチームの軽量級から重量級へと変貌した存在だ。ゴール後も味方の抜け出しを鋭く演出し、ピッチ全体で揺るぎない存在感を示した。バルベルデのスルーパスとディオマンデの飛び出しが2点目を準備し、エムバペがバロンドール候補者として仕事を完結させた。ディオマンデにもアシストが残った。彼の移籍金には相応しい数字が必要だ。

✅土壇場の奇跡

ハーフタイム後、ラージョ戦同様にマドリーはしばしの休眠に入った。ギュレルの存在感が薄れるにつれてチームの集中力も落ちていった。FWセペダの縦突破からFWオソリオが頭で豪快に合わせ、続いてFWフェル・ニーニョのシュートがマドリーから2点を奪い取った。しかしマドリーにはアディショナルタイムのスーパーヒーローがいる。エムバペのクロスをエスピが押し込み、土壇場の男としての伝説をさらに更新した。次の点検を迫られているチームが、また一度だけ助かった。

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