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The Athletic2026年10月9日 05:41

レアル・マドリードのモウリーニョ監督が解決すべき課題──ヴィニシウスの不振、エムバペ騒動、ベルナベウのブーイング

英国スポーツメディア『The Athletic』が、代表ウィーク明けのマドリーがモウリーニョ監督のもとで解決すべき課題と、その打開策を整理した。土曜日のビジャレアル戦から16日間で5試合、その最後にはカンプ・ノウでのクラシコが待っている。

✅ ダービーで見えた根深い問題

最後の試合となったアトレティコとのダービー(1-2)は痛い敗戦で、2連覇中の宿敵バルサとの差は6ポイントに開いた。 はるかに組織されたアトレティコを相手に、問題ははっきり表れた。FWは機能せず、中盤は数的に劣り、守備は押し込まれた。 エムバペ、ベリンガム、ヴィニシウスという「ガラクティコ」3人の力をすべて引き出しつつ、チーム全体のバランスを保つ――アンチェロッティ、シャビ・アロンソ、アルベロアの各監督が頭を抱えた難題に、モウリーニョ監督は答えを出せるのか。

✅ ファン最大の心配はヴィニシウス

ダービー後に最も大きな声が上がったのはヴィニシウスについてだった。8試合1ゴールと、最も目立つ不振の選手だ。 モウリーニョ監督が公の場で持ち上げ、ファンとの難しい関係を改善しようとしているにもかかわらず、特にゴール前で自信を失っているように見える。代表ウィークも3試合1ゴールにとどまった。 ベンチに下げることで調子を取り戻すこともあるが、ヴィニシウスがそれを受け入れるかはわからない。昨秋のクラシコで交代させられた際の怒りの反応は、当時のシャビ・アロンソ監督の権威を損ない、わずか7か月での退任の一因になった。

✅ 代わりはディオマンデ

最もわかりやすい代役は、1億2500万ユーロでライプツィヒから加入したディオマンデだ。ここまで8試合すべてに出場しているが、ほとんどが途中出場だった。最も良かったのは先発したエルチェ戦で、今季唯一のアシストを記録した。 本来のポジションは左ウイングで、19歳ながら守備でも労を惜しまない。マドリーのほかのスターFWが必ずしも積極的でない部分だ。

✅ 中盤のバランスは?

2024年のクロース、2025年のモドリッチの退団以来、マドリーの監督たちは、フィジカルとコントロールのバランスがとれた中盤を作れずにいる。 モウリーニョ監督はここまで、フィジカルの強い2人を中盤の底に置く4-2-3-1を好み、バルベルデは不動、チュアメニが復帰後に並んだ。ギュレルは、1トップの後ろの右側でプレーし、今季最も印象的な創造性を見せている。 ベルナルド・シウバは開幕2試合で中盤の底に入ったが、最近はカマヴィンガが優先されている。ギュレルかベルナルドをチュアメニと組ませればボール保持が安定するという意見もあるが、守備で隙ができるリスクもある。主将のバルベルデを外すのは、政治的にも難しい。

✅ 守備は?

8試合で無失点はわずか1試合。インテル、ラージョ、エルチェといった相手に簡単にチャンスを作られた。 問題の一つは、最終ラインの顔ぶれが頻繁に変わることで、負傷者の多さから今後も続きそうだ。ミリトンとメンディは長期離脱中、アセンシオは代表ウィーク中に手術を受けた。 最も出場時間が長いCBはリヴァプールからフリーで加入したコナテだが、代表で膝を痛めてビジャレアル戦は微妙だ。ハウセンは出場停止で、ダービーの退場は集中力の欠如という課題を改めて示した。 トレントはイングランド代表のチェコ戦で見事なアシストを記録したが、モウリーニョ監督は守備の信頼性に疑問を持っているようだ。

✅ システムを変えるか?

3バックの方が安定するという意見もあるが、CBが足りない今は現実的ではない。中央の人数を増やすため、4-3-3や3-4-3に変える案もある。 ただその場合、イングランド代表でもトップ下で輝いたベリンガムをどう使うのかという問題が出てくる。

✅ ベルナベウのブーイングをどう止めるか

長年の問題の一つが、ホームのベルナベウの殺伐とした雰囲気だ。今季は勝っている試合でも、ヴィニシウスらにブーイングが浴びせられている。 ダービーの敗戦後最初のホームゲームとなるビジャレアル戦では、さらなる不満が噴き出す可能性が高い。 フランス代表で膝を痛めて合宿を離れた後、パートナーとパリに出かけたエムバペの行動も、ファンの気分を良くしてはいない。さらにエムバペはインスタグラムに自転車に乗る動画を投稿。目ざとい批判者たちは、モウリーニョ監督が「Bet It Drive Show」で選手には自転車に乗ってほしくないと語っていた映像をすぐに掘り出した。火曜日には、アイスチャンバーのような場所での回復の様子を思わせる、意味深な投稿もしている。

✅ モウリーニョは「大きな決断」をするか

モウリーニョ監督が呼び戻された理由の一つは、クラブを知り尽くし、最近の監督たちを悩ませてきた特有の問題に対処できる、強い個性の持ち主だからだ。 ダービー後、2つの「見逃された退場」の写真を手に会見場に現れたように、クラブの「敵」と戦う姿勢は見せている。 より難しいのは、ロッカールームのエゴと個性をまとめ、ピッチ上で一つのチームとして機能させることだ。権威を示す方法の一つは、戦術的な決断の一環として、大物選手を外すことかもしれない。

✅ 秋の危機は「春の栄光」の前触れか

マドリーのファンは、秋にチームの問題が噴き出して立て直しが行われ、シーズン終盤に大きなタイトル、多くの場合はCLを手にする流れをよく知っている。 新たに活気づいたチームが説得力のある結果を重ね、特にカンプ・ノウでバルサに勝てば、ベルナベウは一つになり、モウリーニョ監督が今もトップレベルで成功できることを示せる。 しかし、シーズンが盛り上がらないと、内外の問題は膨らみ、ほぼ必ず監督が職を失う。ペレス会長との強い絆を考えれば、復帰から数か月での解任は考えにくい。それでも、3シーズン連続の無冠は、ベルナベウの多くの人にとって受け入れられないだろう、と同メディアは結んでいる。

※全選手の評価は「レアル・マドリード全選手を格付け」、10月の日程(日本時間)はこちらで伝えています。

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