爆発しないモウリーニョは「別人」だ──ベティス戦が突きつけた試練と、それでも冷静な指揮官
スペイン紙『MARCA』が伝えた。
ラ・カルトゥーハは新生モウリーニョを試した。今後48時間で爆発しなければ、もはや「別のモウ」だと断言できる。より落ち着いたモウ。それは称賛に値する。なぜなら、ベティス戦にはマドリーの指揮官を激怒させる要素が全て揃っていたからだ。主審エルナンデス・エルナンデスの判定、最も報われない夜のヴィニシウス、PK失敗を含めた最も精彩を欠いたエムバペ、エスピの奇跡的なゴールを正確だが残酷な形でVARが取り消した場面、そしてシュートを全て止めたベティスGKアルバロ・バジェスの超人的な活躍。全部あった。
それでもベティスが勝ったのは、クルトワのビッグセーブの後、マドリーのDFがただ立ち見している間にトロイ・パロットがこぼれ球に誰よりも速く反応したからだ。アイルランド人FWはその一撃でリーガ初ゴールを決め、🇳🇱AZで31ゴールを積み上げてやってきた男の本性を示した。
✅ ギュレル、ラ・カルトゥーハの魔法使い
イスコが支配するはずのピッチで、魔法の杖を手にしたのはギュレルだった。トルコ人が舞台を掌握し、プレーしていた時間は圧巻の一言に尽きる。エルナンデス・エルナンデスの不当な警告と2枚目の脅威だけが彼をベンチに送った。ギュレルが退いた後、マドリーの変化は明らかだった。
彼がボールを持つたびに何かが起きた。攻撃を加速させ、ヴィニシウスとエムバペの走り出しに合わせ、ターンとボールタッチで局面を打開してチームに火をつけた。ギュレルはもはや「有望株」ではない。モウリーニョのマドリーで確固たるポジションを持つべき選手だ。スター選手と同じ扱いを受ける名前でなくても、その資格は十分にある。
✅ ハイセン、自信を取り戻す
背番号4をつけ、モウリーニョのそばで、ハイセンは昨季溶かした自信を取り戻している。マドリーが60億円を投じたあの選手が戻ってきた。今夜の彼はボールを素早く正確に捌き、相手FWの反転を許さないための積極的な高い位置取りも見せた。守備の大黒柱として、最高のハイセンが復活しつつある。
✅ アルバロ・バジェスが全部止めた
大舞台で巨人化するGKがいる。かつてジエゴ・アウベスとケイラー・ナバスがマドリーとバルサ相手に見せ続けた独演会がそれだ。アルバロ・バジェスはその系譜に連なる。今夜は完璧な試合を演じた──ハイセンに2本、ベリンガムに1本、エスピに1本、そしてエムバペのPKまで弾き出した。マドリーの焦りを煽り続けた超絶セーブの連続だった。
✅ エムバペの信じられないミス
前半、マドリーにゴールが生まれる気配はなかった。ギュレルとベリンガムが完璧なカウンターを組み立て、ヴィニシウスがバジェスをかわすパスを出し、エムバペの前にゴールが口を開けた。だがエムバペの目が消えた。最初のシュートはナタンに、2度目はバルトラに当たった。エムバペらしくない場面だった。
✅ イスコ、リーガ最高のニュースのひとつ
イスコをピッチで見て、喜ばないサッカーファンはいない。マラガ出身のベテランはマドリー戦でスタメンに名を連ね、1時間以上にわたって水準以上のプレーを披露した。過去2年間、負傷に苦しみ引退さえちらついた男の復活は、今季リーガ最大の好ニュースのひとつだ。ベティスの最も良い時間は、常に彼のボールタッチから生まれた。