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The Athletic2026年10月17日 06:19

レアル・マドリードに必要な「大きな変化」、モウリーニョにそれを実行する力はあるか──ヴィニシウスの不満、エムバペの守備、中盤補強の失敗

イギリスメディア『The Athletic』のマリオ・コルテガナ記者が、モウリーニョ監督のマドリーに必要な「大きな変化」と、監督にそれを実行する力があるのかを分析した。

✅ 根深い問題、一晩では変わらない

モウリーニョ監督自身を含め、誰もがマドリーの問題は根深いと分かっていた。このチームを一晩で立て直すのは不可能だ。2シーズン続けて主要タイトルを逃した原因は、練習場だけでは解決できない。 ここ数年、さまざまなレベルで不足があった。ロッカールームの文化も大きく悪化し、昨季は文字どおりの内輪もめにまで発展した。 成功にこれほど貪欲に取り組むクラブには、特有の難しさがある。マドリーには、政治、選手の力、そして巨大なプレッシャーがある。モウリーニョ監督はそれを全て経験してきた。だからこそ、フロレンティーノ・ペレス会長は彼を呼び戻した。

✅ 練習場に泊まり込み、高い評価

モウリーニョ監督は、6月に就任が正式発表される前から働き始め、長時間仕事をして練習場に泊まり込んできた。チームを取り巻くあらゆる分野に深く関わる姿勢は驚きをもって受け止められ、日々の運営に携わる人たちから高く評価されている。 それでも、シーズン開幕から2か月近くがたった今も、モウリーニョ監督のマドリーにはおなじみの欠点が見られる。 リーガでは、ベティス戦とアトレティコ戦の難しいアウェーで敗れ、4位。10月25日に対戦する王者バルサとは6ポイント差だ。CLでは、ホームのインテル戦に2-1と説得力のない勝利でスタートし、ローマ戦は終盤の劇的な逆転でようやく4-3で勝った。

✅ 銀河系3人と中盤の問題

エムバペ、ベリンガム、ヴィニシウスの「銀河系」3人は、安定して共存できていない。実際には、エムバペが加入した2024年からずっとそうだ。 ローマ戦でも、中盤はコントロールと創造性を欠いた。同じく2024年のトニ・クロースの引退以来、このポジションは大型補強を求め続けている。 ローマでの出来事がチームを奮い立たせるのか。目覚めのきっかけになるべきだという人もいるが、その意味は、モウリーニョ監督がどう反応するかで決まるだろう。眠ったようなマドリーを立て直すには、首脳陣やロッカールームに歓迎されないかもしれない、もっと大胆な変更が必要だ。

✅ ヴィニシウスの不満、エムバペの守備

1-3となり残り30分ほどの場面で、モウリーニョ監督はヴィニシウスを下げ、エンドリッキを投入した。ヴィニシウスは、ベンチに座る際、監督の決断に不満そうな様子を見せた。 モウリーニョ監督は、土曜日のビジャレアル戦でヴィニシウスを先発から外し、9月のエルチェ戦とアトレティコ戦でも途中で下げていた。ローマ戦でもヴィニシウスはプレーが悪く、マレンの1点目につながる簡単なボールロストを犯した。 一方で、エムバペが守備の仕事に相変わらず取り組まないことも、改めてはっきり見えた。

✅ エンドリッキとエスピを求める声

エンドリッキは、この試合まで公式戦でわずか4分。エスピも26分しかプレーしていなかった。しかし、ローマ戦での2人のゴール(エスピの押し込みは今季3度目の途中出場からのゴール)は、才能ある若手にもっとチャンスを与えてほしいと願うファンに歓迎されるだろう。 その思いは、チームのために働くスター選手たちの姿勢に不満を持つファンの間で特に強い。それこそが、ここ数か月のベルナベウのブーイングの大きな理由だ。

✅ 「ロドリ以外の候補はなかったのか」

もう一つの大きな課題は中盤の立て直しだ。バルベルデとチュアメニのコンビは機能しておらず、ベルナルド・シウバ(1-3の場面でチュアメニと交代)とギュレル(ダンフリースと交代し、バルベルデが右SBへ)がピッチにいた時の方が、マドリーのプレーは良かった。 ただし、今夏の唯一の中盤の補強だったベルナルドも、チームがこの2年間必要としてきたタイプとは一致しない。マドリーはマンチェスター・シティのロドリの獲得を目指したが、ロドリはバルサを選んだ。 エンソ・フェルナンデス、エリオット・アンダーソン、サンドロ・トナーリ、マテウス・フェルナンデス、ブルーノ・ギマランイス、アイユーブ・ブアディが移籍した夏に、なぜマドリーにほかのターゲットがいなかったのか、理解するのは難しいと同記者は書く。 バルベルデやチュアメニをベンチに置くのも簡単ではない。2人とも実績のある選手だ。それでも、機能する中盤を見つける責任はモウリーニョ監督にある。

✅ 「瞬間」を見極める

モウリーニョ監督は、2024年以降のマドリーの3人の監督(アンチェロッティ、シャビ・アロンソ、アルベロア)よりも、「不動」のレギュラーに挑む姿勢を見せている。 しかし、水曜日の試合後会見の発言からすると、不調のビッグネームを外す方針を取ることは期待しない方がよさそうだ。モウリーニョ監督が口にしたのは、正しい「瞬間」を見つけることだった。 「試合を終えた11人で始めていたら、彼らに5点取られていた」 内輪では、監督とスタッフは結果を喜んでいた。チームが最後まで戦って勝った。それが最も大事なことで、改善の作業は続けている。 経験豊富な彼らには、ピッチ上の問題が見えている。同時に、自分たちを取り巻く状況もよく分かっている。昨季のシャビ・アロンソ監督のように、多くのことを急いで変えようとした前任者たちが深い傷を負ったことも。

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