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The Athletic2026年10月26日 07:14

レアル・マドリード、クラシコでバルセロナに2-1勝利! エムバペが2ゴール、87分に決勝点──モウリーニョの「マスタークラス」だったのか

英メディア『The Athletic』が、クラシコでのマドリーの勝利を分析した。

得点者
バルセロナ 1ラフィーニャ(61分)
レアル・マドリード 2エムバペ(41分、87分)

リーガ第10節 バルセロナ 1-2 レアル・マドリード(カンプ・ノウ)

マドリーは、下馬評をひっくり返した。 エムバペの2ゴールで、今季最初のクラシコを制した。

バルセロナは、ここまでリーガ9戦全勝。 この試合に勝てば、マドリーが1968-69シーズンに作った1部リーグの開幕からの最高記録を破るところだった。

フリック監督が2024年6月に就任してから、バルセロナはマドリーとの7試合で6勝していた。 この試合に勝てば、優勝を争う最大のライバルに勝ち点9差をつけるチャンスでもあった。

しかし、マドリーが勝ったことで、シーズンの4分の1を少し過ぎた時点で、差は3に縮まった。

✅ 先制点は「ラッキー」なゴール

エムバペは41分、マドリーに先制点をもたらした。 ただ、本人はほとんど何が起きたか分かっていなかったかもしれない。 ジェラール・マルティンのクリアが、ペナルティエリア内のエムバペに当たり、GKジョアン・ガルシアの守るゴールに入った。

それまで、エムバペはなかなか存在感を出せていなかった。 バルセロナの高いラインの裏を狙ってクバルシとスピード勝負をする場面はあったが、33分には、ギュレルのアウトサイドのクロスに合わせたボレーを大きく外していた。

それでも、ゴールは偶然だけで生まれたものではなかった。 マドリーは、バルセロナの右サイドのカンセロを孤立させる狙いを持っていた。

左サイドにスペースが空くと、ベルナルド・シウバがククレジャへサイドチェンジのパスを送った。 ククレジャはボールをラインの内側に残し、すぐにディオマンデを走らせた。 ディオマンデの低いクロスにジェラール・マルティンが触れたが、ボールは詰めていたエムバペに当たってゴールに入った。

エムバペにとって、2024年にマドリーに加入してから7つ目のクラシコでのゴールだった。 そして、今季13試合で13ゴール目になった。

『The Athletic』は、運が味方したのは勇敢な側だったと書いている。 モウリーニョ監督は、思い切った変更でスタメンを組み、それが実を結んだ。 前半、バルセロナにもチャンスはあったが、マドリーは常に危険で、何度もカウンターで相手を崩した。

✅ ククレジャとチュアメニでラミン・ヤマルを封じる

バルセロナの期待の星、19歳のラミン・ヤマルは、思うような影響力を発揮できなかった。

マドリーの左SBククレジャは、スペイン代表のチームメイトでもあるラミン・ヤマルにぴったりつくと決めていたようだ。 ラミン・ヤマルが、マドリー陣内のどこでボールを受けても、すぐに寄せた。

ククレジャは、ラミン・ヤマルへのチャージで3回ファウルを取られたが、マルティネス・ムヌエラ主審はイエローカードを出さなかった。 そして、ラミン・ヤマルがサイドから内側へ持ち込もうとすると、チュアメニが何度もスペースを閉じに来た。

前半終了間際、ラミン・ヤマルに大きなチャンスがあった。 ベリンガムに当たったボールが、ゴールまで約9メートルの位置にいたラミン・ヤマルの前に転がり、近くにカバーのDFはいなかった。 しかし、ダイレクトのシュートはニアポストの外に外れ、ゴール裏のバルセロナのファンから悲鳴が上がった。

1-1になってからも、ラミン・ヤマルのシュートがわずかに外れた場面や、ゴール前を横切るシュートで観客が息をのむ場面があった。

✅ ラフィーニャの同点弾

ケガから復帰したばかりのラフィーニャは、本来のキレではなかった。 それでも61分、ペドリのパスからペナルティエリア内でわずかなスペースを得て、強烈なシュートで同点にした。

このゴールで、バルセロナは息を吹き返した。 ラフィーニャのリーガでのゴールは、今季13になった。

✅ モウリーニョの変更は「どれほど重要だったか」

マドリーはここ最近、クラシコで苦しんできた。 バルセロナとの直近7回の公式戦で6敗し、その間に24失点していた。

しかし、この試合のマドリーは、ここしばらくのバルセロナ戦で最も堅かった。 モウリーニョ監督は、ボールを持っていないときの戦い方を変え、これまで以上の激しさを選手たちに求めた。

特にエムバペの加入以降、マドリーはフラットな4-4-2で守ることが多かった。 そのやり方では、ペドリのような選手が、最初のプレスのラインを簡単にすり抜けていた。

しかしこの試合では、バルセロナの中盤の選手たちに、ボールを持つ時間を与えなかった。 モウリーニョ監督は4-2-3-1で臨み、中盤の3人がマンツーマンでついた。

マドリーマークした相手
ベリンガムロドリ
ベルナルド・シウバペドリ
チュアメニフェルミン

中盤のマンツーマン(『The Athletic』より)

このやり方には、スタメン全員の協力が必要だ。 マドリーが前に出られたのは、CBのハウセンとコナテも、プレスについてくると分かっていたからだ。 バルセロナのゴールキックの場面では、ハウセンがフェルミンを追いかけて、ペナルティエリアの手前までついていくこともあった。 相手に時間とスペースを与えないという、マドリーの献身ぶりを示す場面だった。

バルセロナは後半、マドリーがCKで集中を切らした隙に、同点に追いついた。 時間がたつにつれて、流れはホームチームに傾いていった。

それでもマドリーは、カウンターの脅威を保ち続けた。 ベリンガム、エムバペ、ディオマンデが、スピードに乗って前へ運ぶ場面でパスが強すぎたり、判断を誤ったりして、チャンスを逃した場面もあった。

✅ ギュレルのスルーパス、カマヴィンガの突破、エムバペの決勝点

そして87分、マドリーはミスをしなかった。

ハーフウェーライン付近から、ギュレルが寸分の狂いもないスルーパスを、途中出場のカマヴィンガに送った。 カマヴィンガは、クバルシの横をうまくボールを通して抜け出し、中央へ折り返した。 その後どうなったかは、言うまでもない。

エムバペが押し込み、カンプ・ノウを黙らせた。 後半の流れからは、予想した人の少なかった決勝点だった。 エムバペはひざをついて滑りながら喜んだ。 モウリーニョ監督にとっては、自分が正しかったと証明された気分だったに違いない。

『The Athletic』は、この決勝点が、モウリーニョ監督の2度目のマドリーが本格的に動き出した瞬間として振り返られることになるかもしれない、と書いている。

✅ 優勝争いはどうなる

この勝利で、マドリーは同じ街のライバル、アトレティコと並んで2位タイに浮上し、首位バルセロナとの差を3に縮めた。

マドリーは、モウリーニョ監督の布陣がとてもうまく機能したと感じているはずだ。 それまで流れるようだったバルセロナの攻撃を、ほとんど封じたからだ。 マドリーが完全に圧倒され、早くも優勝争いから脱落するのではという不安は、杞憂だった。

特にベルナベウの外では、今季序盤の多くの試合よりもずっと組織されたマドリーだった。 ビッグネームの選手たちも、監督の指示を忠実に守った。

1-1になってからは、バルセロナがボールを持ち、チャンスも多かった。 それでもマドリーはカウンターの脅威を保った。 カマヴィンガの見事な突破とエムバペのフィニッシュは、トップタイトルを争える新しいチームができつつある証として、ベルナベウの周りの誰もが大いに喜ぶだろう。

『The Athletic』は、試合前の勝ち点6差のリードが、バルセロナをいつもより慎重にさせたと感じたと書いている。 引き分けでも悪くない結果だと分かっていたからだ。

バルセロナは、DFラインにケガ人が相次ぎ、ギリギリの人数だった。 エリック・ガルシア、クリステンセン、クンデが欠場し、シャビ・エスパルトもケガで途中交代した。

リーガの次の大一番は11月8日。 アトレティコが、メトロポリターノにバルセロナを迎える。

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