モウリーニョが渇望する創造の司令塔、本領発揮はこれから
スペイン紙『MARCA』が伝えた。
インテル戦が浮き彫りにしたのは、多くの人が感じている新生マドリーの最大の欠陥だった。中盤のコントロール不足が試合を混乱に陥れ、クルトワが再びタコ足モードで救わなければ生き残れなかった。アタッカー陣が多くの決定機を逃したことも確かだが、試合全体を通じてマドリーがうまく管理できた場面はほとんどなかった。ベルナベウに不安と一部のブーイングが漂ったのは、過去2シーズンから続く病巣への解決策がいまだ見えないからだ。
✅ ベルナルドという解答
モウリーニョはその解答を持っていると信じている。それはベルナルド・シウバのブーツに宿っている。ベルナルドはCL戦をアルダ、カマヴィンガとともに出場停止で欠場し、中盤は骨格を失った。苦肉の策としてモウリーニョはトレントを前線寄りに上げ、フェデのゲームメイクを補わせたが、結果は芳しくなかった。極度の非常事態でない限り、この策は繰り返すべきではないだろう。
ロドリ獲得が実現しなかったのはマドリーにとって打撃だったが、クラブとモウリーニョはその前にベルナルド・シウバの獲得に成功しており、問題は少なくとも部分的には解決できると考えていた。グアルディオラ率いるシティの心臓部として君臨してきた男は、フリーでの移籍を巡りバルサやアトレティコなどとの争奪戦を制してマドリーが獲得した。8月10日に32歳を迎えたばかりとはいえ、年齢的にも現実的な選択肢だった。
✅ モウリーニョの直電が決め手に
マドリー入りを決断させたのはモウリーニョの直接の電話だったという。しかし現時点でのベルナルドのチームへの貢献は限定的だ。モウリーニョ本人が公の場で「夏に身体を追い込まなかった」と苦言を呈したことも影響しているのかもしれない。4試合205分、スタメンは開幕2試合のみという数字がその控えめな出場実績を示している。
最もいい感触を見せたのはプレシーズンで、新たなメトロノームとしての存在感を発揮した。だが今はまだチームがモウリーニョの思想を体に染み込ませる段階であり、ベルナルドも直近3試合では30分少々の出場にとどまっている。
✅ アルダはより前で輝く
シティで昨季53試合に出場したベルナルドは、モウリーニョが渇望してやまない存在だ。監督はアルダ・ギュレルをアンカー位置まで下げることは、少なくとも今は考えていない。トルコ人はゴールに近い位置でこそ真価を発揮するというのがモウリーニョの見立てで、将来的にはより深い位置でプレーさせる構想もあるが今ではない。ギュレルは3/4のゾーンでプレーを整理する能力においてスカッド随一の選手だからだ。
ビルドアップの核として期待されるのはベルナルドであり、バルベルデ、カマヴィンガ、チュアメニという創造性よりも運動量を武器にする面々を前に、フィジカルを上げながら創造ゾーンでのギャランティを掴み取っていく必要がある。