レアル・マドリード、負傷者の危機をバルセロナに「渡す」──9〜10月の負傷はマドリー5件、バルサ10件、昨季60件の悪夢から一転
スペイン紙『MARCA』が、レアル・マドリードとバルセロナの負傷者の状況を比べている。 負傷者が少ないことが、今のマドリーの好調を支えるカギの一つで、今はそれがバルセロナの大きな悩みになっているという。
✅ フリック監督の嘆き
バルセロナのフリック監督は、月曜日に負傷者の多さを嘆いた。 エリック・ガルシア、エスパルト、クンデ、クリステンセンの離脱で、守備の壁が崩れた。 さらに、オルモとルーニーも離脱していて、離脱者は6人になる。
バルセロナは、9月と10月にそれぞれ5件ずつ負傷者が出た。 昨季のマドリーとほぼ同じ状況だ。 昨季のマドリーは、同じ2か月で11件の負傷者を出し、大きく影響を受けた。
✅ マドリーの好調を支える「休戦」
9月〜10月の負傷者数
昨季のマドリーは、シーズン全体で60件の負傷。『MARCA』の記事をもとに作成
『MARCA』は、医務室の状況は、今のマドリーの好調の間違いなくカギの一つだと書いている。 モウリーニョ監督は負傷者の危機を食い止め、その危機は今、バルセロナに移った。
9月から10月の負傷者は、バルセロナの10件に対し、マドリーは5件。 昨季、マドリーは60件というぞっとする数の負傷者を出した。 それだけに、今の医務室の「休戦」は救いで、チームの好調の理由の一つになっている。
モウリーニョ監督は、チームのほぼすべての戦力を使える。 それが、厳しい日程に臨むのを楽にしている。 モウリーニョ監督の落ち着きは、フリック監督の不安と対照的だ。
✅ 昨季、CBは1人だけになった
マドリーは、負傷者に本当に苦しんできた。 昨季は、特にDFに負傷者が集中し、危機的な状況になることもあった。
その象徴が、2月1日のラージョ戦だ。 バルベルデ、チュアメニ、ハウセン、カマヴィンガが、マドリーの最終ラインを組んだ。 本職のCBは1人だけで、MF3人とともに、後半をまるごと戦った。
これが、ほぼシーズンを通して続いた「守備の悲劇」の頂点だった。 目標をめぐる戦いで、チームは大きく制限された。 そして、マドリーは無冠でシーズンを終えた。
相次ぐ負傷による、前例のない守備の崩壊だった。 シーズンだけでなく、弱くなっていたDFラインを強化するためにクラブが行った投資も台無しにした、と『MARCA』は書いている。
✅ 10人のDFをそろえたはずが
マドリーは、シャビ・アロンソ監督のプロジェクトのために、トレント、ハウセン、カレーラスを獲得した。 DFは10人に増えた。
| ポジション | 選手 |
|---|---|
| 右SB(2人) | トレント、カルバハル |
| 左SB(3人) | カレーラス、メンディ、フラン・ガルシア |
| CB(5人) | ミリトン、リュディガー、ハウセン、アセンシオ、アラバ |
昨季のマドリーのDF10人(『MARCA』の記事をもとに作成)
マドリーは、再び守備の壁を築いたように見えた。 しかし、現実はまったく違った。 次々にひびが入り、数週間のうちに、再び心配な状況になった。
✅ 相次いだ負傷
『MARCA』は、昨季の負傷を次のように振り返っている。
| 時期 | 負傷 |
|---|---|
| 開幕時 | メンディが、前季のコパ・デル・レイ決勝での負傷からの回復中で、シーズンのスタートに間に合わず |
| 9月 | リュディガー、トレント、カルバハルがほぼ立て続けに負傷 |
| 10月 | ハウセンが負傷に苦しみ始める。カルバハルが手術。アラバが何度目かの離脱 |
| 12月 | トレントが再び負傷。ミリトンが重傷 |
| 年明け | リュディガーが再び負傷。アセンシオが脛骨の亀裂に苦しみ始める(1か月前に手術)。メンディも負傷が続く(5月に手術、まだ復帰していない)。カルバハルとカレーラスも再び離脱 |
| 最後の一撃 | ミリトンが再び重傷(4月に手術) |
昨季のマドリーのDFの負傷(『MARCA』の記事をもとに作成)
関連記事
レアル・マドリード戦での騒動を受け、バルセロナが自クラブの応援団をカンプ・ノウから締め出し──リーガはクラシコで10件の問題を報告
レアル・マドリードとバルセロナが絡む判定騒動の中、リーガで審判が試合後にテレビインタビューへ──史上初の試み、参加者に50万ユーロのボーナス
レアル・マドリード対バルセロナ、「惨劇」の前の最後の一戦──1936年のコパ決勝と、その後の運命をたどる一冊
レアル・マドリードのルニン、「クラシコ男」──バルセロナ戦は5試合4勝、モウリーニョ「お前はベンチにいるために練習しているんじゃない」
