カレーラスはモウリーニョの「ガソリン」──プランBではなく本命としての輝きを証明
スペイン紙『AS』が伝えた。
流れに乗るのは簡単だが、逆流を泳ぐのは難しい。それをアルバロ・カレーラスはやり遂げている。12ヶ月前に自分がそうだったように、別の左サイドバックが注目の補強として加入した。だがククレジャのランディングを前に腕を下ろすどころか、声を上げた。ククレジャが定着してから最初のスタメン機会で、PK誘発とゴールという結果を残した。ラージョ戦で鋭い刃となった。モウリーニョが試合前に語った「ガスをたっぷり蓄えた脚」そのものだった。バルデベバス近くでF1スペインGPが開催されるなか、カレーラスはベルナベウでF1マシンのように走り続けた。
✅ 白いユニフォームで最も充実した試合のひとつ
とりわけ前半は至るところに顔を出した。13分、誰よりも先に反応してエリアに侵入したところをDFフロリアン・ルジューヌに倒され、エムバペが沈めたPKを誘発した。まばたきをする間もなく17分、今度は自らが主役だった。ヴィニシウス・ジュニオールの好カットで生まれたこぼれ球に素早く反応し、エリア内でワンツーを決め、落ち着いてニアポストに流し込んだ。昨季はシーズンを通じて5得点関与(2ゴール、3アシスト)だったが、今節はわずか1試合でその半分に並んだ。力強いドリブルでのボール前進もマドリーのビルドアップを助けた。
✅ 圧倒的なデータが語る完璧な一夜
後半はMFギオルギー・ツィタイシュビリを軸としたラージョの最良の時間帯に奮起する場面もあったが、そこを割らせなかった。最終的な数字:チャンス創出3、ドリブル成功2/2(100%)、ボール奪取3、クリア3、タックル成功3(ディオマンデと並んでチームトップ)、デュエル勝利6/8、パス成功54本・成功率88%(チーム2位)、守備関与(チーム2位)。そして締めにククレジャが投入されたが、ベンチに退いたのはカレーラスではなかった。
✅ 「キリアンがエリアで返してくれた」
「チームとして最高の試合だったが、ゴールも嬉しい。キリアンがエリアの中で返してくれて、そこで決めた。最初の日からずっと夢の中にいるようだ。この経験を楽しみ続け、目標を達成するために働き続けたい」と試合後に笑顔で語った。
モウリーニョが求めるものについても明かした。「監督は要求が高い。90分間100%の強度を維持するのは難しい。ラスト数分間は守備を助けるためにククレジャを入れてくれた」。そしてカレーラスはその100%で答えた。
✅ プランBではなく、本命
必要なときにそこにいる。自信を持って。モウリーニョはプレシーズンの段階から彼の日々の姿勢と献身性に惚れ込んでいた。ワールドカップ組や新加入選手が次々と合流する中で、カレーラスは着実に地位を固めた。フィオレンティーナとの親善試合での輝き、モウリーニョが試した前目のポジションでの柔軟な対応と、様々な形で貢献した。サブに甘んじるのではなく、自らの価値を証明する選択をした。それがラージョ戦に表れた。プランBなどではないことを、まざまざと見せつけた。