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レアル・マドリードの最新情報を現地メディアから日本語で

The Athletic2026年10月17日 06:19

レアル・マドリードに必要な「大きな変化」、モウリーニョにそれを実行する力はあるか──ヴィニシウスの不満、エムバペの守備、中盤補強の失敗

イギリスメディア『The Athletic』のマリオ・コルテガナ記者が、モウリーニョ監督のマドリーに必要な「大きな変化」と、監督にそれを実行する力があるのかを分析した。 ✅ 根深い問題、一晩では変わらない モウリーニョ監督自身を含め、誰もがマドリーの問題は根深いと分かっていた。このチームを一晩で立て直すのは不可能だ。2シーズン続けて主要タイトルを逃した原因は、練習場だけでは解決できない。 ここ数年、さまざまなレベルで不足があった。ロッカールームの文化も大きく悪化し、昨季は文字どおりの内輪もめにまで発展した。 成功にこれほど貪欲に取り組むクラブには、特有の難しさがある。マドリーには、政治、選手の力、そして巨大なプレッシャーがある。モウリーニョ監督はそれを全て経験してきた。だからこそ、フロレンティーノ・ペレス会長は彼を呼び戻した。 ✅ 練習場に泊まり込み、高い評価 モウリーニョ監督は、6月に就任が正式発表される前から働き始め、長時間仕事をして練習場に泊まり込んできた。チームを取り巻くあらゆる分野に深く関わる姿勢は驚きをもって受け止められ、日々の運営に携わる人たちから高く評価されている。 それでも、シーズン開幕から2か月近くがたった今も、モウリーニョ監督のマドリーにはおなじみの欠点が見られる。 リーガでは、ベティス戦とアトレティコ戦の難しいアウェーで敗れ、4位。10月25日に対戦する王者バルサとは6ポイント差だ。CLでは、ホームのインテル戦に2-1と説得力のない勝利でスタートし、ローマ戦は終盤の劇的な逆転でようやく4-3で勝った。 ✅ 銀河系3人と中盤の問題 エムバペ、ベリンガム、ヴィニシウスの「銀河系」3人は、安定して共存できていない。実際には、エムバペが加入した2024年からずっとそうだ。 ローマ戦でも、中盤はコントロールと創造性を欠いた。同じく2024年のトニ・クロースの引退以来、このポジションは大型補強を求め続けている。 ローマでの出来事がチームを奮い立たせるのか。目覚めのきっかけになるべきだという人もいるが、その意味は、モウリーニョ監督がどう反応するかで決まるだろう。眠ったようなマドリーを立て直すには、首脳陣やロッカールームに歓迎されないかもしれない、もっと大胆な変更が必要だ。 ✅ ヴィニシウスの不満、エムバペの守備 1-3となり残り30分ほどの場面で、モウリーニョ監督はヴィニシウスを下げ、エンドリッキを投入した。ヴィニシウスは、ベンチに座る際、監督の決断に不満そうな様子を見せた。 モウリーニョ監督は、土曜日のビジャレアル戦でヴィニシウスを先発から外し、9月のエルチェ戦とアトレティコ戦でも途中で下げていた。ローマ戦でもヴィニシウスはプレーが悪く、マレンの1点目につながる簡単なボールロストを犯した。 一方で、エムバペが守備の仕事に相変わらず取り組まないことも、改めてはっきり見えた。 ✅ エンドリッキとエスピを求める声 エンドリッキは、この試合まで公式戦でわずか4分。エスピも26分しかプレーしていなかった。しかし、ローマ戦での2人のゴール(エスピの押し込みは今季3度目の途中出場からのゴール)は、才能ある若手にもっとチャンスを与えてほしいと願うファンに歓迎されるだろう。 その思いは、チームのために働くスター選手たちの姿勢に不満を持つファンの間で特に強い。それこそが、ここ数か月のベルナベウのブーイングの大きな理由だ。 ✅ 「ロドリ以外の候補はなかったのか」 もう一つの大きな課題は中盤の立て直しだ。バルベルデとチュアメニのコンビは機能しておらず、ベルナルド・シウバ(1-3の場面でチュアメニと交代)とギュレル(ダンフリースと交代し、バルベルデが右SBへ)がピッチにいた時の方が、マドリーのプレーは良かった。 ただし、今夏の唯一の中盤の補強だったベルナルドも、チームがこの2年間必要としてきたタイプとは一致しない。マドリーはマンチェスター・シティのロドリの獲得を目指したが、ロドリはバルサを選んだ。 エンソ・フェルナンデス、エリオット・アンダーソン、サンドロ・トナーリ、マテウス・フェルナンデス、ブルーノ・ギマランイス、アイユーブ・ブアディが移籍した夏に、なぜマドリーにほかのターゲットがいなかったのか、理解するのは難しいと同記者は書く。 バルベルデやチュアメニをベンチに置くのも簡単ではない。2人とも実績のある選手だ。それでも、機能する中盤を見つける責任はモウリーニョ監督にある。 ✅ 「瞬間」を見極める モウリーニョ監督は、2024年以降のマドリーの3人の監督(アンチェロッティ、シャビ・アロンソ、アルベロア)よりも、「不動」のレギュラーに挑む姿勢を見せている。 しかし、水曜日の試合後会見の発言からすると、不調のビッグネームを外す方針を取ることは期待しない方がよさそうだ。モウリーニョ監督が口にしたのは、正しい「瞬間」を見つけることだった。 「試合を終えた11人で始めていたら、彼らに5点取られていた」 内輪では、監督とスタッフは結果を喜んでいた。チームが最後まで戦って勝った。それが最も大事なことで、改善の作業は続けている。 経験豊富な彼らには、ピッチ上の問題が見えている。同時に、自分たちを取り巻く状況もよく分かっている。昨季のシャビ・アロンソ監督のように、多くのことを急いで変えようとした前任者たちが深い傷を負ったことも。

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The Athletic2026年10月17日 06:18

レアル・マドリード、ヴィニシウスの4試合停止への異議が却下──クラシコ欠場が確定、髪の引っ張りで2試合+主審への態度で2試合

イギリスメディア『The Athletic』が、ヴィニシウスの4試合出場停止に対するマドリーの異議申し立てが退けられたと伝えた。 これで、10月25日(日本時間26日)のクラシコ欠場が確定した。 ✅ 連盟の上訴委員会が却下 ヴィニシウスは土曜日のビジャレアル戦で相手の髪を引っ張って退場となり、水曜日に4試合の出場停止処分を受けた。 マドリーは『The Athletic』に異議を申し立てると伝えていたが、スペインサッカー連盟(RFEF)の上訴委員会はこれを退けた。 マドリーは、さらにスペインのスポーツ法の最高機関であるスポーツ行政裁判所(TAD)に申し立てを行う見込みだ。TADは国家スポーツ評議会に属しているが、独立して判断を下す機関だ。 ✅ クラシコを含むリーガ4試合を欠場 ヴィニシウスは、10月25日にカンプ・ノウで行われる今季最初のクラシコに加え、セビージャ戦、ラシン戦、バレンシア戦のリーガ3試合も欠場する。 ✅ 髪の引っ張りで2試合、主審への態度で2試合 RFEFの競技委員会は、髪を引っ張った行為に最低限の2試合、退場後の主審への態度にさらに2試合の処分を科したことを明らかにした。 委員会は、退場に対するマドリーの最初の主張を退け、映像は「髪を引っ張ったことをはっきりと示している」とした。 態度については、ヴィニシウスが「主審の判定に抗議し、攻撃的な態度で主審に詰め寄り、チームメイトが彼を抑えなければならなかった」としている。 ✅ 苦しいシーズンのスタート ヴィニシウスは2026-27シーズン、苦しいスタートを切っている。公式戦10試合で1ゴール3アシストにとどまり、ベルナベウでは繰り返しブーイングを浴びている。 水曜日のCLローマ戦(4-3)では先発し、最初の1時間プレー。代わって入ったエンドリッキが、85分に貴重な同点ゴールを決めた。

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The Athletic2026年10月16日 05:48

「これがマドリーの勝ち方だ」──レアル・マドリード、ありえないのに必然の逆転劇。モウリーニョ「なぜCL直前にヴィニの処分を発表したのか」

イギリスメディア『The Athletic』のジェームズ・ホーンキャッスル記者が、ローマ戦(4-3)を振り返った。 残り8分で1-3。ローマのガスペリーニ監督が「全てで上回っていた」と言う試合を、マドリーはまたしてもひっくり返した。「ありえないのに、必然的に」――これがマドリーの勝ち方だという。 ✅ 「凡庸に見えるのに、驚くべきことをやる」 マドリーの不思議さは、並外れたことを当たり前に見せることではない。むしろ、これほど並外れたチームが、これほど凡庸に見えながら、それでも驚くべきことをやってのけることだ、と同記者は書く。 ガスペリーニ監督は「もっとゴールを決められた」と感じていた。理由は、マドリーが「全てにおいて圧倒されていた」からだ。 ✅ 「ローマに栄光をもたらした者は、永遠にたたえられる」 モウリーニョ監督は集中する必要があったが、それは簡単ではなかった。オーナーのフリードキン・グループに解任されてから2年半。オリンピコでの歓迎は、ローマの凱旋式のようだった。 クルヴァ・スッドには、ローマでの最高の瞬間、第1回カンファレンスリーグ優勝を描いた旗が掲げられた。「ローマに栄光をもたらした者は、ローマから永遠にたたえられる」「民衆はあなたに永遠の栄光を授ける」という横断幕もあった。 モウリーニョ監督は、ウルトラスが名前を歌う中、照れたように手を振った。 ✅ ガスペリーニに「読み負けた」 しかし、最大の頭痛の種はガスペリーニ監督の戦術だった。クルトワは序盤から最高のプレーを見せる必要があり、マリオ・エルモソのシュートを指先でかき出した。 「ローマは、我々が分析した全ての試合とは違うポジショニングをしてきた。右サイドに3人で攻めてきた。スーレがフリーで、ククレジャをウェズレイに食いつかせようとしていた。変更が必要だった」とモウリーニョ監督はMovistarに語った。 本人いわく、これはモウリーニョ監督の責任だった。ガスペリーニ監督に読み負け、選手たちは準備ができていなかった。 ✅ スター選手たちも振るわず 一方で、マドリーのスター選手たちも最初は期待を下回った。ミスパスが続き、簡単にボールを失った。 ローマは正GKスヴィラールを欠き、最高のMFマヌ・コネは16分で負傷交代。司令塔ディバラも後半には出てこなかった。マドリーはもっと早くそれを生かすべきだった。 それでも、クルトワのセーブと、何もないところからのエムバペの同点弾で試合に踏みとどまった。「なぜこんなに悪いのか。なぜ試合に戻ってこられるのか。マドリーはマドリーだからだ。神はマドリーファンだからだ(永遠の都でさえも)」と同記者は書く。 ✅ 「クロースの穴」とヴィニシウス 中盤にあいた「トニ・クロースの形をした穴」に向き合おうとしないことも、マドリーは理屈に合わないチームだという印象を強めている。 同記者は、マドリーは今夏ヴィニシウスをアーセナルに売るべきだったのかもしれないとも指摘する。チームが左に偏りすぎていることは誰もが知っている。しかし、マドリーは契約を延長し、ヴィニシウスはそれに見合うプレーができずにいる。 週末のビジャレアル戦では先発を外れ、代わりに入ったクラブ史上最高額の補強ディオマンデが決勝点。ヴィニシウスは途中出場から20分で髪を引っ張って退場した。ローマ戦では、マレンの1点目につながる衝撃的なボールロストを犯し、1時間を前にエンドリッキと交代させられた。 ✅ モウリーニョ「なぜ今、処分を発表するのか」 モウリーニョ監督は、ヴィニシウスが試合に集中し続けるのも難しかったと理解していた。 「スペインの審判委員会に聞いてくれ。なぜヴィニの(4試合の)出場停止のニュースを、CLの重要な試合の数分前に発表したのか。レアル・マドリードはスペインのクラブだ。なぜ今、発表するのか」 ✅ 「1-3で皆が終わったと思ったが、死んでいたのはローマだった」 後半、マレンが3-1とするゴールを決めた。今年、欧州のトップレベルで最も多くゴールを決めているストライカーの一人(公式戦20ゴールでハリー・ケインと並ぶ)が、エムバペを食い、ローマにマドリー戦18年ぶりの勝利をもたらすかに見えた。しかし、そうはならなかった。 ローマは、最も屈強な2人のCB、マンチーニとエルモソを交代させた。 「3-1で、誰もが試合は終わったと思った。でも、死んでいたのはローマだった」とモウリーニョ監督。ギュレルを入れると2ゴールをアシスト。エンドリッキとエスピを入れると、2人ともゴールを決めた。 ただし、交代策が見事だったとはいえ、マドリーのゴールはセットプレーからで、流れの中からではなく、手薄になった守備陣を相手にしたものだった。 ✅ ガスペリーニ「我々は彫像のようだった」 「同じような3ゴール。我々は固まってしまった」とガスペリーニ監督は語った。 「腹立たしいのは、彼らが簡単に3点を取ったことだ。我々は、まったく別のレベルの試合の中で、彫像のようだった。80分間の良いプレーを無駄にする危険があるし、そうさせるわけにはいかない。でも、試合は最後までやり抜かなければならない」 ✅ 「これがマドリーの勝ち方だ」 ローマの元選手リュディガーが決めた4-3の逆転で、マドリーはCLで全勝を維持。モウリーニョ監督は古巣インテルとローマに勝ち、評価を保ったままイタリアを後にした。 ローマのファンは、「だからこそモウリーニョを監督に迎えたいのだ」と確信してオリンピコを去った。全体のパフォーマンスはマドリーの優勝の可能性への信頼を下げるものだったが、モウリーニョ監督の神話はむしろ強まった。 「この試合をまとめるのは難しい」とバルベルデはMovistarに語った。もう慣れているはずだが。 ディスティンティ・スッド(スタンドの一角)のマドリーファンが歌っていた。「¡Así gana el Madrid!(これがマドリーの勝ち方だ)」。ありえないのに、必然的に。

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The Athletic2026年10月15日 06:58

レアル・マドリード、ローマ戦の大逆転はなぜ起きた?──エムバペはCL100試合で史上最年少記録、モウリーニョ「90分間あの強度は不可能」

イギリスメディア『The Athletic』が、ローマ戦(4-3)のマドリーの大逆転を、ダーモット・コリガン記者、ジェームズ・ホーンキャッスル記者、ティム・スパイアーズ記者の3人で分析した。 エムバペの歴代記録、試合後のモウリーニョ監督のコメントも伝えている。 ✅ 1-3から最後の10分で3ゴール マドリーは、試合の大半で、モウリーニョ監督の古巣の一つであるローマに圧倒されていた。 ガスペリーニ監督のローマは、デ・ローンのゴールと、エムバペの同点弾の後のマレンの2ゴールで、83分を前に3-1とリード。このスタジアムで7年以上ぶりとなるCLの試合で、勝利目前に見えた。 しかし、マドリーはいつものように、ありえない反撃を見せた。まずエスピがセットプレーから押し込み、オフサイドのVARチェックの末にゴールが認められた。続いて、今季わずか4分しかプレーしていなかったエンドリッキがCKからヘディングで同点ゴール。最後は、ローマでプレーした経験もあるリュディガーが、90分のCKを押し込んだ。 ✅ 「永遠」のモウリーニョと、ガスペリーニの古巣色 ガスペリーニ監督にとっては、不思議な光景だった。試合前から前半を通して、ローマのファンは、タッチラインの反対側に立つモウリーニョ監督を「永遠」とたたえる横断幕を次々と掲げた。2022年、ローマに14年ぶりのタイトルをもたらしたカンファレンスリーグ優勝の場面の旗もあった。 ガスペリーニ監督も、アタランタで10年を過ごし、同クラブ史上最高の監督として歴史に名を残す人物だ。2023-24シーズンのヨーロッパリーグ優勝は、彼の最高傑作として語り継がれている。 今のローマは、システムだけでなく顔ぶれもアタランタに似ている。主将のマンチーニ、負傷したスヴィラールに代わってゴールを守った控えGKゴッリーニ、そして今夏ローマに移籍したデ・ローンは、いずれもアタランタでガスペリーニ監督のもとで頭角を現した選手だ。 アタランタとローマのウルトラスは互いを憎み合っており、アタランタの主将で歴代最多出場のデ・ローンの移籍は大きな反発を招いた。 そのデ・ローンの先制点は見事なものだった。ディバラがコナテからボールを奪い、スーレの折り返しを決めた。 ✅ エムバペ、CL100試合目で数々の記録 マドリーはまたしてもCLで苦しんだが、エースの見事な一撃で試合に戻った。 エムバペは、マリオ・エルモソの判断ミスを突き、ゴールから約23メートルの危険な位置でボールを奪うと、迷わずシュート。ローマの主将マンチーニにわずかに当たって、ネットに吸い込まれた。 このゴールは特別なものだった。この試合はエムバペにとってCL100試合目。27歳298日での到達は、リオネル・メッシ(28歳84日)を抜く史上最年少記録だった。偶然にも、メッシも2015年9月のローマ戦で100試合目を迎えていた。 さらにこの同点弾で、エムバペはその100試合で100ゴール関与(72ゴール28アシスト)を達成。72ゴールで、マドリーのレジェンド、ラウール(71ゴール)を抜き、欧州チャンピオンズカップ/CL歴代5位の得点者となった。 後半半ばには、抜け出してGKゴッリーニもかわし、3-2とするかに見えたが、わずかなオフサイドで取り消された。 膝の負傷からの回復期間中にパートナーとパリへ出かけたことなど、エムバペにはマドリーのファンから眉をひそめられる行動もある。それでも、これほど多くの、これほど重要なゴールを決める選手は、ピッチの内外で自分の選択をする権利を得ている、と同記者は指摘する。 ✅ 「マドリーはマドリーをやる」 7分間で3ゴール、それも全てセットプレーからの逆転など、まったくありそうになかった。それでも「マドリーはマドリーをやる」のだ。 攻撃陣のほとんどを下げていたローマは、ギュレルのクロスとCKから3ゴールを奪われて崩れ落ちた。まるで2025-26シーズンのアーセナルのようだった。 モウリーニョ監督の5人の交代選手のほとんどが大きなインパクトを残した。中でもギュレルは試合を支配し、ありえない逆転劇の火付け役となった。 エスピは、リーガのエスパニョール戦、エルチェ戦と同じように途中出場からゴールを決め、エンドリッキのヘディングがセーブされたこぼれ球を押し込んだ。その2分後、エンドリッキは見事に跳び上がり、ギュレルの外に巻くCKを頭で合わせた。 リュディガーの決勝点は内に巻くCKから。この時点で、ローマはクロスの守り方をすっかり忘れていた。 マドリーのファンも、選手も、モウリーニョ監督でさえも信じられない様子だった。 ✅ モウリーニョへの課題は残る ローマは最初から、はるかにまとまりがあり、組織されたチームだった。スーレはライン間で何度も危険を生み、ブラジル人WBウェズレイは右サイドで多くのスペースを得た。ヴィニシウスがその側のククレジャを助けなかったからだ。 モウリーニョ監督はハーフタイムに両ウイングを入れ替えて、この問題を修正しようとした。ディオマンデはヴィニシウスよりも守備で献身的に戻った。しかし、マドリーの問題は、ヴィニシウスの最新の不調よりもずっと根深い。 1-3になった後のモウリーニョ監督の答えは、できるだけ多くの攻撃的な選手を投入することだった。そして、なぜかそれが機能した。 それでも、ベルナベウの冷静な人たちは、長くは祝っていないだろうとコリガン記者は言う。モウリーニョ監督のチームはまだかみ合っておらず、リーガで最も難しい2試合、ベティス戦とアトレティコ戦に敗れている。 まだ10月だ。マドリーの歴史には、秋に苦しみ、5月や6月にタイトルを祝ったシーズンがいくつもある。それでも、モウリーニョ監督はすぐに新しいアイデアを見つける必要がある。11日後には、カンプ・ノウでのクラシコが待っている。 ✅ モウリーニョ「90分間あの強度は不可能」 モウリーニョ監督は『Movistar』の取材にこう語った。 「難しい試合だった。我々が慣れているのとは違うスポーツをする相手で、対戦するのがとても難しい。でも、あのリズムと強度で、90分間マンツーマンで戦い続けるのは、彼らにとってもとても難しい。彼らがリードしたのは妥当だった。その後、我々は変化を加え、選手たちはとても勇敢だった」 「ガスペリーニは、右サイドの攻撃プランで我々を驚かせた。我々が分析した全ての試合とは違うポジショニングをしてきた。でも、サッカーに奇跡はない。あの強度で90分間は不可能だ」

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The Athletic2026年10月15日 06:55

レアル・マドリードのモウリーニョ「エンドリッキはここで大成功する、レンタルは必要ない」──興味を持つクラブは「私と激しく戦うことになる」

イギリスメディア『The Athletic』が、エンドリッキについてのモウリーニョ監督の発言を伝えた。 モウリーニョ監督は、エンドリッキはレンタル移籍を「必要としていない」とし、マドリーで「大成功を収める」と断言した。獲得に興味を持つクラブは「私と激しく戦わなければならない」という。 ✅ 太ももの負傷で出遅れ、今季わずか4分 エンドリッキは太ももの筋肉を痛め、マドリーの開幕4試合を欠場。今季の出場はわずか4分にとどまっていた。 リーガでは3度ベンチ入りしながら出番がなく、CLのインテル戦でもベンチから出ることはなかった。 しかしモウリーニョ監督によると、土曜日のビジャレアル戦では、ヴィニシウスが退場する前に、エンドリッキを起用するつもりだったという。 ✅ 「興味を持つクラブのことは忘れてくれ」 モウリーニョ監督は火曜日、『TNT Sports Brazil』の取材にこう語った。 「興味を持っているクラブのことは忘れてくれ。彼は私がとても気に入っている選手で、大きな可能性を持っていて、我々にとってとても重要な選手だ」 ✅ ビジャレアル戦では投入直前だった 「我々にとっては幸運で、彼にとっては不運だったが、ビジャレアル戦では彼が出場する直前に、我々がゴールを決めた。彼とベルナルドは、まさに得点の瞬間に入る予定だった」 「でもリードした後に10人になって、監督は枠にとらわれずに考え、別の解決策を見つけなければならなかった」 ✅ 「レンタルは必要ない、ここで大成功する」 「彼に興味がある人は、私と激しく戦わなければならないだろう。彼がレンタルで出ていく必要があるとは思わないし、ここで大成功を収めると思っている」 ✅ リヨンで8ゴール8アシスト エンドリッキは2024年の加入以来、アンチェロッティ監督のもとでもシャビ・アロンソ監督のもとでも定位置をつかめず、2025-26シーズン後半にリヨンへレンタル移籍した。 フランスでは21試合で8ゴール8アシストを記録。それまでのマドリーでの1年半のゴール関与(7ゴール1アシスト)を上回った。この活躍で、アンチェロッティ監督率いるブラジル代表のW杯メンバーに選ばれ、4試合に出場した。 マドリー復帰後はヨーロッパの複数のクラブが関心を示し、プレミアリーグのアストン・ヴィラも長く注目していたが、夏の移籍はなかった。 モウリーニョ監督は、マドリーに戻った最初のシーズンでエンドリッキを支持している。ただし『The Athletic』は9月、出場時間が十分でなければ、エンドリッキは1月に自身の状況を見直すと報じていた。

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The Athletic2026年10月11日 07:13

レアル・マドリードのヴィニシウス、髪を引っ張りVAR判定で退場──クラシコ欠場の可能性も、陣営は「バレンシア戦のルールを忘れている」

英国スポーツメディア『The Athletic』が伝えた。マドリーのヴィニシウスが、リーガのビジャレアル戦の後半、ナタン・サリバの髪を引っ張ったとしてVARの確認を経て退場になり、ベルナベウで大きな論争を呼んだ。試合はヤン・ディオマンデのマドリー初ゴールで1-0の勝利に終わった。 ✅ 幻の2点目からVARで退場 ベンチスタートだったヴィニシウスは、71分、ベリンガムとの見事なコンビネーションから2点目を決めたかに見えた。 しかしディアス・デ・メラ主審はVARと確認したうえで、攻撃の始まりの場面でヴィニシウスが相手の髪を引っ張っていたとしてゴールを取り消した。 ヴィニシウスは信じられないという反応を見せ、主審に激しく抗議しに向かい、チームメイトに引き離された。 ✅ クラシコも欠場の可能性 主審の報告書次第では、10月25日にカンプ・ノウで行われる今季最初のクラシコも出場停止で欠場する可能性がある。翌週のセビージャ戦は欠場が決まっている。 ✅ 2025年のバレンシア戦との「逆」の構図 ヴィニシウスは、2025年1月のメスタージャでのバレンシア戦でも、似た出来事の中心にいた。この時は、GKストレ・ディミトリエフスキがヴィニシウスの編み込みの髪を引っ張ったように見えた。ヴィニシウスは突き飛ばして反撃し、一発退場になった。 ヴィニシウスの陣営は同メディアに、「(今回のレッドカードは)妥当だ。でも、バレンシア戦ではそのルールが忘れられていた」と話した。 同じ土曜日の夜には、マドリーの女子選手アテネア・デル・カスティージョも、スペイン女子代表のアメリカ戦で、髪を引っ張って退場になっている。 ✅ 天国から地獄へ この出来事は、ヴィニシウスが最近直面している苦境を象徴している。今季は全大会9試合で1ゴール3アシストにとどまり、ベルナベウでは繰り返しブーイングを浴びてきた。 こう着した試合で勝利を決めるかに見えた輝かしいプレー。エンブレムにキスするゴールセレブレーション。ビジャレアルのゴール前まで走ってきて抱きしめたモウリーニョ監督。そこから一転してのレッドカードと、その後の影響――。 ✅ 「ネグレイラは今も笛を吹いている」 試合序盤から、スタジアムには審判への緊張感が漂っていた。前半には「ネグレイラは今も笛を吹いている!」や、すっかりおなじみになった「連盟は腐敗している!」といったチャントが聞かれた。 緊張はベンチにも広がり、モウリーニョ監督とスタッフは審判団の判定に抗議を続けた。 9月のダービーの敗戦後、問題の場面を印刷して会見に持ち込んだモウリーニョ監督が、今回は試合後にこの件について話さないとはっきりさせたのは、特に驚きだった。クラブの関係者によると、セビージャ戦とバルサ戦の出場停止処分につながる発言を避けたかったためだという。

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The Athletic2026年10月9日 05:41

レアル・マドリードのモウリーニョ監督が解決すべき課題──ヴィニシウスの不振、エムバペ騒動、ベルナベウのブーイング

英国スポーツメディア『The Athletic』が、代表ウィーク明けのマドリーがモウリーニョ監督のもとで解決すべき課題と、その打開策を整理した。土曜日のビジャレアル戦から16日間で5試合、その最後にはカンプ・ノウでのクラシコが待っている。 ✅ ダービーで見えた根深い問題 最後の試合となったアトレティコとのダービー(1-2)は痛い敗戦で、2連覇中の宿敵バルサとの差は6ポイントに開いた。 はるかに組織されたアトレティコを相手に、問題ははっきり表れた。FWは機能せず、中盤は数的に劣り、守備は押し込まれた。 エムバペ、ベリンガム、ヴィニシウスという「ガラクティコ」3人の力をすべて引き出しつつ、チーム全体のバランスを保つ――アンチェロッティ、シャビ・アロンソ、アルベロアの各監督が頭を抱えた難題に、モウリーニョ監督は答えを出せるのか。 ✅ ファン最大の心配はヴィニシウス ダービー後に最も大きな声が上がったのはヴィニシウスについてだった。8試合1ゴールと、最も目立つ不振の選手だ。 モウリーニョ監督が公の場で持ち上げ、ファンとの難しい関係を改善しようとしているにもかかわらず、特にゴール前で自信を失っているように見える。代表ウィークも3試合1ゴールにとどまった。 ベンチに下げることで調子を取り戻すこともあるが、ヴィニシウスがそれを受け入れるかはわからない。昨秋のクラシコで交代させられた際の怒りの反応は、当時のシャビ・アロンソ監督の権威を損ない、わずか7か月での退任の一因になった。 ✅ 代わりはディオマンデ 最もわかりやすい代役は、1億2500万ユーロでライプツィヒから加入したディオマンデだ。ここまで8試合すべてに出場しているが、ほとんどが途中出場だった。最も良かったのは先発したエルチェ戦で、今季唯一のアシストを記録した。 本来のポジションは左ウイングで、19歳ながら守備でも労を惜しまない。マドリーのほかのスターFWが必ずしも積極的でない部分だ。 ✅ 中盤のバランスは? 2024年のクロース、2025年のモドリッチの退団以来、マドリーの監督たちは、フィジカルとコントロールのバランスがとれた中盤を作れずにいる。 モウリーニョ監督はここまで、フィジカルの強い2人を中盤の底に置く4-2-3-1を好み、バルベルデは不動、チュアメニが復帰後に並んだ。ギュレルは、1トップの後ろの右側でプレーし、今季最も印象的な創造性を見せている。 ベルナルド・シウバは開幕2試合で中盤の底に入ったが、最近はカマヴィンガが優先されている。ギュレルかベルナルドをチュアメニと組ませればボール保持が安定するという意見もあるが、守備で隙ができるリスクもある。主将のバルベルデを外すのは、政治的にも難しい。 ✅ 守備は? 8試合で無失点はわずか1試合。インテル、ラージョ、エルチェといった相手に簡単にチャンスを作られた。 問題の一つは、最終ラインの顔ぶれが頻繁に変わることで、負傷者の多さから今後も続きそうだ。ミリトンとメンディは長期離脱中、アセンシオは代表ウィーク中に手術を受けた。 最も出場時間が長いCBはリヴァプールからフリーで加入したコナテだが、代表で膝を痛めてビジャレアル戦は微妙だ。ハイセンは出場停止で、ダービーの退場は集中力の欠如という課題を改めて示した。 トレントはイングランド代表のチェコ戦で見事なアシストを記録したが、モウリーニョ監督は守備の信頼性に疑問を持っているようだ。 ✅ システムを変えるか? 3バックの方が安定するという意見もあるが、CBが足りない今は現実的ではない。中央の人数を増やすため、4-3-3や3-4-3に変える案もある。 ただその場合、イングランド代表でもトップ下で輝いたベリンガムをどう使うのかという問題が出てくる。 ✅ ベルナベウのブーイングをどう止めるか 長年の問題の一つが、ホームのベルナベウの殺伐とした雰囲気だ。今季は勝っている試合でも、ヴィニシウスらにブーイングが浴びせられている。 ダービーの敗戦後最初のホームゲームとなるビジャレアル戦では、さらなる不満が噴き出す可能性が高い。 フランス代表で膝を痛めて合宿を離れた後、パートナーとパリに出かけたエムバペの行動も、ファンの気分を良くしてはいない。さらにエムバペはインスタグラムに自転車に乗る動画を投稿。目ざとい批判者たちは、モウリーニョ監督が「Bet It Drive Show」で選手には自転車に乗ってほしくないと語っていた映像をすぐに掘り出した。火曜日には、アイスチャンバーのような場所での回復の様子を思わせる、意味深な投稿もしている。 ✅ モウリーニョは「大きな決断」をするか モウリーニョ監督が呼び戻された理由の一つは、クラブを知り尽くし、最近の監督たちを悩ませてきた特有の問題に対処できる、強い個性の持ち主だからだ。 ダービー後、2つの「見逃された退場」の写真を手に会見場に現れたように、クラブの「敵」と戦う姿勢は見せている。 より難しいのは、ロッカールームのエゴと個性をまとめ、ピッチ上で一つのチームとして機能させることだ。権威を示す方法の一つは、戦術的な決断の一環として、大物選手を外すことかもしれない。 ✅ 秋の危機は「春の栄光」の前触れか マドリーのファンは、秋にチームの問題が噴き出して立て直しが行われ、シーズン終盤に大きなタイトル、多くの場合はCLを手にする流れをよく知っている。 新たに活気づいたチームが説得力のある結果を重ね、特にカンプ・ノウでバルサに勝てば、ベルナベウは一つになり、モウリーニョ監督が今もトップレベルで成功できることを示せる。 しかし、シーズンが盛り上がらないと、内外の問題は膨らみ、ほぼ必ず監督が職を失う。ペレス会長との強い絆を考えれば、復帰から数か月での解任は考えにくい。それでも、3シーズン連続の無冠は、ベルナベウの多くの人にとって受け入れられないだろう、と同メディアは結んでいる。

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The Athletic2026年10月7日 05:39

レアル・マドリード全選手を格付け──「エリート」はクルトワ、ベリンガム、エムバペの3人

英国スポーツメディア『The Athletic』が、代表ウィークを機に、マドリーの全選手をパフォーマンスで格付けした。「エリート」はクルトワ、ベリンガム、エムバペの3人。一方で、多くの選手に改善の余地があるという。 ✅ 才能はあっても、チームになっていない モウリーニョ監督の復帰がすんなりいくと思っていた人はいただろうか、と同メディアは書き出す。 マドリーは8試合で6勝したが、直近のアトレティコ戦(1-2)の敗戦で、チームへの疑問はさらに膨らんだ。疑問は結果だけでなく、プレーの仕方や試合のコントロールの欠如にも向けられている。 この夏、総額2億6000万ユーロで6人を補強した。その中には、ボーナス込みで最大1億4000万ユーロのディオマンデも含まれる。それでも、エムバペ、ヴィニシウス、ベリンガムら豊富な才能は、まだ説得力のあるチームになっていない。 ✅ エリート:クルトワ、ベリンガム、エムバペ モウリーニョ監督はシーズン前、「トップ選手は、トップレベルでないチームメイトとプレーするといら立つ。最高の選手は最高の選手とプレーしたがる」と話していた。 そのいら立ちを完璧に理解できるのが、明らかにほかを上回っているこの3人だ。ダービーでは3人とも冴えなかったが、序盤戦で、一人で試合を決められることを示してきた。 クルトワは常に素晴らしく、CLのインテル戦(2-1)では7セーブで勝ち点3を守った。 ベリンガムは、エムバペとメッシに次ぐ7ゴールを挙げた夏のW杯のレベルに届くことを示した。エスパニョール戦とマラガ戦では、どちらもゴールを決め、マラガ戦ではアシストも記録した。 エムバペもW杯の好調を維持している。レアル・ソシエダ戦ではハットトリックを達成し、バロンドール獲得に強い意欲を見せている。 ✅ トップパフォーマー:ギュレルとエスピ エリートにわずかに届かないが、21歳で価値を示しているのがアルダ・ギュレルと、今夏レバンテから加入したカルロス・エスピだ。 モウリーニョ監督もギュレル(1ゴール3アシスト)について区別して語っている。「素晴らしい可能性を持った選手で、すでにとても興味深い数字を残している。影響力の大きい若者だ。『トップ、トップ、トップ』と3回言うのは言い過ぎだが、『トップ、トップ』は間違いない」 ギュレルはサッカーを楽しんでおり、特にロドリの獲得をバルサに奪われた後、マドリーで最も試合をコントロールできる選手になった。 エスピはさらに称賛に値する。2500万ユーロで控えのストライカーとして加入したが、エスパニョール戦とエルチェ戦ですでに終盤の決勝点を決めた。ゴール前でのよりダイレクトな選択肢をモウリーニョ監督に与え、スカッドを確実に強化した。 ✅ まずまず:新加入SBとハイセン 改善の余地はあるものの、このカテゴリーに入るだけの働きはしている選手たちだ。 チェルシーから加入したククレジャと、インテルから加入したダンフリースは、まだ適応の途中だ。それでも既存の選手より安定感をもたらし、インテル戦やアトレティコ戦などの重要な試合で先発に選ばれている。 ククレジャには23歳のカレーラスが激しく迫っている。カレーラスは攻撃で脅威となり、ラージョ戦ではエムバペとのコンビネーションから見事なゴールを決めた。 ダービーでPKを与えて退場したものの、ハイセンは好調だ。モウリーニョ監督のもとで守備に心強い兆しが見られ、まだ伸びしろが大きい。 ダービーの終盤に頭で決めたリュディガー、ブラヒム、チュアメニ、バルベルデといった経験のある選手たちも、おおむね安定したプレーを見せている。チュアメニとバルベルデは、昨季終盤にロッカールームで衝突したものの、モウリーニョ監督に外す理由を与えていない。 ✅ 改善が必要:ヴィニシウスが筆頭 改善が必要な選手は少なくないが、最も明らかなのはヴィニシウスだ。 ここ2シーズンで、マドリーのスター選手の中で最も落ち込んだのがヴィニシウスだ。左サイドでエムバペとポジションが重なることも多く、それが助けになっていない。 相性の問題はさておき、ヴィニシウスは得点感覚を取り戻す必要がある。26歳のヴィニシウスはチャンスを作るが、開幕8試合で1ゴールだけ。アーセナルの関心がある中で大型の契約延長にサインした今、モウリーニョ監督はどこまで辛抱するだろうか。 トレントとカマヴィンガは在籍が長いが、チームに居場所を見つけられていない。一方、今夏加入したベルナルド・シウバとディオマンデは、大きな期待を集めながらも適応に苦しみ、先発の座を固められていない。 19歳のティアゴ・ピタルチと20歳のエンドリッキは序盤の負傷(ピタルチは膝、エンドリッキは筋肉)に苦しんだが、もともと難しい立場にあった。エンドリッキの場合、全員がそろえば、序列の上に6人のFWがいるとも言える。 ✅ 構想外と長期離脱組 控えGKのルニンとCBのアセンシオは、モウリーニョ監督の構想に入っていない。アセンシオについては、クラブが今夏放出を試みたが実現しなかった。 残りは長期離脱中の選手たちだ。ミリトン(左ハムストリング)、メンディ(右ハムストリング)、ロドリゴ(右膝前十字靭帯)。3人とも近年負傷が続き、期待は低いが、シーズン半ばの復帰を目指しており、うれしい驚きをもたらすかもしれない。 ✅ モウリーニョ監督の評価は? 同メディアは、モウリーニョ監督を「まずまず」と「改善が必要」の間に位置づけている。 選択肢が増えたことで、チームは昨季より試合終盤に粘りを見せるようになり、守備の規律もやや向上した。しかし、守備を安定させるにはまだ足りない。ビルドアップの根本的な問題に取り組み、ヴィニシウスらFWに再びコンスタントにゴールを決めさせる必要がある。 それと同時に、ロッカールームの安定を保ち、これまで細心の注意を払ってきた主力選手たちの満足を保ち、クラブ幹部やファンとの関係も管理しなければならない。 要するに、繊細なバランスが求められている、と同メディアは結んでいる。

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The Athletic2026年10月4日 05:45

レアル・マドリードのベリンガムも、ロドリも──ラ・リーガを席巻する「読唇術」番組

英国スポーツメディア『The Athletic』が、スペインサッカー独特の文化となっている「読唇術」を取り上げた。テレビ番組が選手の口の動きを読み解いて会話を明らかにし、ロドリの謝罪やベリンガムの出場停止にまでつながってきたという。 ✅ ロドリの「ひどすぎる」発言 ロドリは9月9日、バルサでのCLデビュー戦となったフェイエノールト戦(5-1)の後、取材に応じる前に「言いたいことがある」と切り出した。 その3日前、リーガのバレンシア戦(0-5)で、ロドリはマンチェスター・シティから最大7650万ユーロで加入後初めて先発し、約1時間で交代していた。 翌日放送された映像で、ベンチに下がったロドリが19歳のパウ・クバルシにこう話していたことが明らかになった。 「あいつら、本当にひどい。後半はハーフウェーラインすら越えてこない。本当に弱い。バレンシアって昨季何位だった?」 ✅ 番組「El Día Después」 この映像を流したのは、スペインで絶大な人気を誇るテレビ番組「El Día Después」。1990年代にCanal+で始まり、今はMovistar+で放送されている。 特に評価が高いのが、生中継では見逃された場面や面白い瞬間を紹介するコーナー「Lo que el ojo no ve」だ。2019年にアトレティコからシティに移ったロドリは、イングランドとスペインのこの文化の違いを忘れていたのかもしれない。 番組には、試合日ごとに待機する専属の記者チームがいて、彼らは読唇の専門家にもなっている。9月20日のマドリードダービーでも、ベリンガム、クリスティアン・ロメロ、ジュリアーノ・シメオネの間で交わされた言葉をカメラが捉えていた。 ✅ 謝罪、そして監督解任へ ロドリの映像は大騒ぎになり、ロドリはバレンシアの主将ホセ・ルイス・ガヤに電話で謝罪。フェイエノールト戦の後には公の場でも謝った。 「人生では、間違えたら謝らなければならない。今の僕がそうだ。僕の言葉で気分を害した選手やファンのみなさんに謝りたい。からかうつもりはまったくなかった。バレンシアが、本来いるべき場所、この国で最高のクラブの一つに戻ることを願っている」 話はそこで終わらなかった。9月13日、バレンシアはカルロス・コルベラン監督とロン・ゴーリーCEOを解任した。地元メディアによると、ロドリの言葉が、ピーター・リム氏がオーナーを務めるクラブの決断の大きな要因になったという。 ✅ ベリンガムの「F*** off」か「F*** you」か 読唇術の重要性を示すもう一つの例が、昨年2月のオサスナ戦でベリンガムが退場になった件だ。 ホセ・ルイス・ムヌエラ・モンテロ主審は試合報告書に、ベリンガムが自分に「F*** you」と言ったため退場にしたと記した。 当時マドリーを率いていたアンチェロッティ監督は、誤解があったと説明。ベリンガムが言ったのは、主審に向けた言葉ではなく、判定への戸惑いから出た「F*** off」だったと主張した。ベリンガム本人も「自分に向けた言葉で、主審に向けたものではない。侮辱ではまったくない」と話した。 しかし「El Día Después」の読唇では「F*** you」となっており、スペインサッカー連盟の懲戒委員会も主審の報告書(と番組)の内容を正しいと認めた。マドリーの異議申し立ても退けられ、ベリンガムは2試合の出場停止となった。 ✅ 「何より正確であること」 こうしたコンテンツは、リーガの毎節後に欠かせないものになっている。「El Día Después」が先駆けだが、2022-23シーズンから始まったDAZNの中継にも同様の要素がある。 番組の編集長フェル・バレロ氏は「30年以上放送が続いていること以上の評価はないと思う」と話す。 「スタッフは読唇術を学んだわけではなく、ほとんどが記者だ。でもこれは身につけられる技術。時間をかけて映像をスローにし、選手が何を言っているかを研究する。出身地、文脈、自分がその立場なら何と言うかまで考える。何より大事なのは正確であること。外部の意見を聞くこともあるし、確信が持てずに放送を見送ったことも何度もある」 ✅ 「サッカーの秘密をファンに」 番組を立ち上げたのは、AS紙の元編集長アルフレド・レラーニョ氏だ。 「サッカーをファンに近づけ、サッカーの秘密を伝えるのが狙いだった。中継スタッフとは別に、特定の人物だけを撮るカメラマンを送り込んだ。選手でも監督でも、ファンでもいい。彼らを通じて物語を伝えたかった。選手の言葉を完全に知るために、読唇の専門会社に相談したこともある」 今ではMovistarに、毎週末すべてのリーガの試合で会話を読み解く専門チームがあり、マドリーとバルサの試合では人数が倍になるという。 ✅ 選手たちは口を覆う 選手たちもそれを知っている。あるバルサの選手は匿名でこう話す。 「ピッチにいるとき、こういうことがあるのはわかっている。実はみんな番組は結構好きなんだ。論争ばかりじゃなく、楽しい話や面白い話も多いから。でもだから、ベンチで内緒話をするときは、みんな口を覆っている」 バルサのスタッフも「プレミアリーグから来たロドリは、たぶんそれを忘れていたんだろう。バレンシアの映像に悪意はなかったが、ここではそういうことが起こりうる」と話している。

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The Athletic2026年10月3日 20:48

ネグレイラ事件、レアル・マドリードの資料提出にバルサが反論「手続きは再開されていない」

英国スポーツメディア『The Athletic』が伝えた。UEFAがマドリーから「ネグレイラ事件」に関する大量の資料を受け取ったと発表したことを受け、バルサとマドリーがそれぞれ声明を出した。両クラブの主張は真っ向から対立している。 ✅ 2001〜2018年に計840万ユーロ 問題となっているのは、バルサが2001年から2018年にかけて、スペインサッカー連盟審判委員会の元副委員長ホセ・マリア・エンリケス・ネグレイラ氏に支払った計840万ユーロだ。2023年2月に明るみに出た。 2023年6月、UEFAの調査官はバルサへの処分を見送り、バルサはその後もUEFAの大会に出場し続けている。バルセロナの裁判所での捜査は2023年から続いており、まだ終わっていない。 ラ・リーガのテバス会長は2023年3月、時期が古すぎるため「何の措置も取れない」とし、「スポーツ法では時効だが、刑法では時効ではない」と話していた。 ✅ バルサ「不正はしていない」 バルサは一貫して不正を否定している。ラポルタ会長は2023年4月の会見で、支払いは「プロの審判に関する」報告書を提供した「外部コンサルタント」への正当なものだったと説明し、「競技の結果を変えたり、スポーツ上の利益を得たりする目的での行為は一切していない」と述べた。 ✅ バルサの声明「一度も閉じられていない」 バルサは木曜日の声明で、UEFAは「新たな手続きを開始していない」と強調した。 「手続きは2023年に、2人の調査官の任命とともに始まり、調査官は適切と判断した対応を取ってきた。クラブは常にすべての要請に応じてきた。手続きは再開されていない。一度も閉じられていないからだ」 「この資料について、どのような対応を取るか、あるいは取らないかを決めるのは調査官だ。現時点で、バルサに新たな要請はなく、マドリーの申し立てがクラブに送られてもいない。そうなれば、クラブはしかるべく対応する」 ✅ マドリーの声明「最大限の緊急性で」 一方のマドリーは声明で、次のように訴えた。 「当クラブの申し立てには、競技の公正性と審判制度への信頼に直接影響する、極めて重大な出来事に関する膨大な資料と証拠が含まれている」 「UEFAがこの資料を手にした今、調査が最大限の緊急性をもって完全な結論まで進められ、所管機関が確認された事実の重大さに応じた適切な決定を下すことが不可欠だと考える」 ✅ 「体制のチーム」をめぐる応酬 マドリーが2023年4月に被害者としてこの事件に正式に加わって以来、両クラブの辛辣な応酬が続いている。 ラポルタ会長は当時、「マドリーは歴史的に審判の判定で優遇されてきた。70年間、政治・経済・スポーツの権力に近い『体制のチーム』だった」と反論した。ここでいう「体制」とは、1939年から1975年までスペインを支配したフランコ将軍の独裁政権のことだ。 これに対しRMTVは、フランコ政権はむしろバルサを優遇していたと主張する動画を公開。動画の最後には、サンティアゴ・ベルナベウ元会長が「体制のチーム」という呼び方に激しい言葉で怒りをあらわにした発言が使われた。 両クラブの関係は、2月に正式に確定したバルサのスーパーリーグ構想からの離脱でも悪化している。 ✅ ペレス会長「史上最大のスキャンダル」 フロレンティーノ・ペレス会長は5月、再選への意欲を示した会見で、UEFAに資料を送ると表明していた。 「この3年間、私たちは前例のない腐敗事件、史上最大のスキャンダルであるネグレイラ事件に直面してきたことがわかった。当時の審判は今もラ・リーガなどで笛を吹いている。UEFAが芽を摘めるよう、包括的な資料をまとめて提出する」 「審判技術委員会の委員長は、忘れるべきことだと言う。私たちは500ページの資料を作っており、シーズンが終わり次第送る」 ✅ バルサはペレス会長に法的措置 バルサは6月、この発言を「中傷」だとして法的措置を取ると警告した。 バルサは和解手続きの申し立てを行った。正式な訴訟の前に、相手方(今回はペレス会長)が発言を撤回できる手続きだ。撤回しなければ、ペレス会長を刑事告訴するとしている。 先週、この和解手続きの期日が11月25日に決まった。

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The Athletic2026年10月3日 05:37

元レアル・マドリード監督ジダン、聖地スタッド・ド・フランスへ──「神に近い存在」を待ちわびるフランス

英国スポーツメディア『The Athletic』が伝えた。マドリーを率いてCLを3度制したジネディーヌ・ジダンが、フランス代表監督として初めてスタッド・ド・フランスに立つ。相手はイタリア。フランス中が、この「神に近い存在」を迎える瞬間を待ちわびているという。 ✅ すり減ったジダンの「足形」 スタッド・ド・フランスの外には、ハリウッドの「ウォーク・オブ・フェーム」をまねた「Promenade des Célébrités」がある。1998年W杯優勝メンバーだけでなく、ウサイン・ボルト、メタリカ、ブラック・アイド・ピーズ、ジョニー・アリデイらの手形や足形が並ぶ。 その中に、ほかより目立ってすり減り、名前が読めなくなったパネルがある。VIP入口の正面にあるジダンの足形だ。 パネルの傷みぶりは、世代を超えてジダンがどれほど敬愛されているかを物語っている。アルジェリア移民の息子であるジダンは、多民族のチームを率いて28年前の夏を制した顔だった。凱旋門にその姿が映し出され、群衆は「ジダンを大統領に」と叫んだ。 ✅ 「マドリーの後にやりたかったのは代表だけ」 ジダンが手にしたのは、大統領よりずっと自分に合った仕事だった。2021年5月に2度目のマドリー監督を退任して以来、ずっと望んでいたフランス代表監督の座だ。 その間、いくつもの大きなオファーがあったが、「マドリーの後にやりたかったのは代表だけだった」と先月語っている。 アウェーで2連勝した後、ジダンは金曜日、最高の栄光の舞台で、ネーションズリーグのイタリア戦に臨む。前日の会見では「大きな感動がある。明日、観客の前ではなおさらだ。1998年に仲間たちとここで成し遂げたこと、自国開催のW杯を、しかもブラジルを相手に制したことは夢だった。でも大事なのはこれから先のことだ」と語った。 ✅ 最後の試合もイタリアだった ジダンの代表通算108試合目、そして現役最後の試合も、イタリア戦だった。2006年W杯決勝。先制点を決めながら、延長戦でマルコ・マテラッツィに頭突きをして退場し、チームはPK戦で敗れた。考えうる最悪の幕切れだった。 「あの出来事を誇りには思っていない。でも前にも言ったように、あれも道のりの一部だ。偉大なことばかりはできない。人生では誰もが、決して褒められないことをしてきたと思う」 それから20年たっても、あの最後の場面がジダンへの敬意を損なうことはなかった。 ✅ アンリ「サッカー界では神の域」 長年フランスサッカーを取材してきたパスカル・フェレ記者は、「ジダンへの情熱は大きい。まずジダンはフランスで最も人気のある人物だと思う。次に、マドリーの監督としてCLを3度制した。そして素晴らしい世代の選手たちを率いる。期待は大きい」と話す。 元チームメイトのティエリ・アンリは、テレビ局RMCでさらに踏み込んだ。「この国のサッカー界で、彼は神に近い存在だ。信仰を持つ人を傷つけるつもりはないが、僕らサッカー人にとって彼は神の領域にいる」 ✅ 過熱する報道、そして懸念 報道の熱狂ぶりもすさまじい。招集メンバーの発表を木曜ではなく金曜にしただけで、「慣例を破った」「代表のリズムを変える意志」と持ち上げた報道もあった。同メディアは「少し行き過ぎではないか」とも書く。 ドイツでもクロップ監督の就任に期待が高まっているが、最近の失望が期待を抑えている。一方フランスでは、ジダンは成功をもたらすと広く信じられている。 ✅ マドリーでの4年半で9つのタイトル 現役引退後の20年のうち、ジダンが監督を務めたのはわずか6年。カスティージャで1年半、そしてマドリーで2度(2016年1月〜2018年5月、2019年3月〜2021年)。マドリーでの計4年半で、リーガ2回、CL3回、UEFAスーパーカップ2回、クラブW杯2回を制した。 それでも、監督としての実力には今も疑問の声がある。CL3連覇の時期でさえ、戦術の枠組みより選手の直感と個の力に頼っているように見えることがあった。もっとも、重圧のかかる場面で選手に自信を持ってプレーさせることこそが、監督の仕事だとも言える。 ✅ クラブでの成功は代表で通用するか より正当な疑問は、クラブで成功した方法が代表でも通用するかどうかだ。 今夏のW杯にはアンチェロッティ、トゥヘル、ポチェッティーノ、ナーゲルスマンといった大物監督がそろったが、決勝に進んだのはスペインのデ・ラ・フエンテ監督とアルゼンチンのスカローニ監督。どちらも、連盟の育成年代の代表を長く指導し、代表サッカーの特性を深く理解していた監督だった。 ジダンのキャリアは正反対で、世界最大のクラブでの短い2度の指揮と、長いブランクだ。それでも本人は「5年間ぼんやりしていたわけではない。マドリーを率いていた頃より多くの試合を見た。フランス代表もたくさん見たし、大きな可能性がある」と話している。 ✅ デシャン時代の後で ジダンを5年待たせたのは、かつての代表キャプテン、ディディエ・デシャンだった。選手として103試合、監督として185試合。1904年以来の代表通算945試合の30%以上を監督として指揮した計算になる。 デシャンは主将として初のW杯優勝を、監督として20年後に2度目の優勝をもたらした。しかしフランスのファンの間には、長く居すぎたという感覚もあった。デシャンは実利的すぎる、構造を重視するあまり創造性を犠牲にしていると批判されてきた。 ユヴェントスとフランス代表で一緒にプレーした頃からはるかに想像力豊かだったジダンは、選手にもっと自由を与えると期待されている。負傷したエムバペに代わってイタリア戦で主将を務めるデンベレも、「監督は僕らに多くの自由を与えてくれる」と話している。 ✅ 54歳の「ボール蹴り」 トルコ戦、ベルギー戦と1-0で2連勝したが、ジダン自身が認めるとおり、内容は安定していたものの華やかではなかった。 月曜日のブリュッセルでは、ジェレミー・ジャケ、ピエール・カルル、アンディ・ディウフ、ルーカス・ダ・クーニャ、マグネス・アクリウシュ、エステバン・ルポールを起用する実験的な布陣で臨み、終盤に途中出場のミカエル・オリーズが見事な個人技でゴールを決めて勝利した。 オリーズのゴール以上に話題になったのは、ジダンの喜び方だった。タッチライン沿いを駆け出し、たまたま足元にあったボールを興奮して蹴り飛ばした。「ごめん、ばかみたいに見えても蹴らずにはいられなかった」。54歳になっても、バロンドール受賞者でも、その本能は消えないらしい。 ✅ 分断されたフランスの「結束の象徴」 フランスは1998年当時よりはるかに分断された国になった。それでもジダンは数少ない結束の象徴かもしれない。イタリア戦の8万枚のチケットは24時間で完売した。次の大会まで2年近くある10月の代表戦は、時に売るのが難しい。フランスサッカー連盟は「ジダン効果」を確信している。 フェレ記者は言う。「ジダンが代表のベンチでも同じ魔法を見せてくれることを願っている。国中がそれを待っているのだから」

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The Athletic2026年10月1日 14:24

カンテラ売却でクラブ史上最高の2億1500万ユーロ──ラ・ファブリカの「稼ぐ」モデル

英国スポーツメディア『The Athletic』が伝えた。マドリーはこの夏、カンテラ出身選手の売却で、クラブ史上最高となる約2億1500万ユーロを手にした。その背景には、トップチームのためではなく「プロ選手を育てる」というラ・ファブリカ(マドリーの育成組織)のモデルがあるという。 ✅ 「心配するな、ここは選手を作る場所だ」 「心配しなくていい。ここはサッカー選手を作る場所だ。この夏だけで2億ユーロを稼いだ」 ここ数か月、マドリーの育成部門の幹部は、選手の代理人たちとの面談でこう伝えてきたという。 CIESフットボール・オブザーバトリーの2025年10月のデータによると、調査対象の49リーグで、マドリーで育った選手58人がプロリーグでプレーしていた。 ✅ 10人以上の売却で2億1500万ユーロ この夏、10人以上のラ・ファブリカ出身選手の移籍で、マドリーは約2億1500万ユーロを得た。 その資金は、トップチームの再建に充てられた。目玉は、ボーナス込みで最大1億4000万ユーロというクラブ史上最高額でライプツィヒから獲得したヤン・ディオマンデだ。 ✅ 最大の驚きはハコボ・オルテガの売却 関係者が「最も驚いた」と口をそろえるのが、20歳のFWハコボ・オルテガの売却だ。ストラスブールが1000万ユーロを支払ったが、オルテガはトップチームでの出場がなく、カスティージャでもほとんどプレーしていなかった。昨季は3軍でシーズンを始めていた。 チェルシーと同じBlueCoグループが保有するストラスブールは、身長190センチのフィジカルを持つ爆発力のあるストライカーとして、オルテガに大きな可能性を見ている。より多くのクラブが若手に大金を投じられるようになったことも、売却額の背景にあるという。 ✅ ユースリーグとU-20インターコンチネンタルの優勝 9月19日、マドリーはチリのサンティアゴ・ワンダラーズを3-1で破り、U-20インターコンチネンタルカップを初めて制した。アルバロ・ロペス監督率いるチームは、4月にUEFAユースリーグ決勝でクラブ・ブルッヘにも勝っている。 バルデベバスの関係者は、こうした成功で外部からのカンテラ選手の見られ方が変わったと考えている。 昨季1月にシャビ・アロンソの後任となったアルベロア前監督が、カンテラの選手を信頼したことも大きかった。フリアン・ロペス・デ・レルマ監督のカスティージャも、欧州のU-23チームが争うプレミアリーグ・インターナショナルカップで決勝に進出した。 ✅ 「マドリーのため」ではなく「プロを育てる」モデル しかし、1シーズンの成功だけでは売却の多さは説明できない。根本にあるのはモデルだ。 ラ・ファブリカは、マドリーのトップチームのためというより、まずプロ選手を育てるために作られている。トップチームの枠は限られ、特に前線のポジションは少ないからだ。 決まったプレースタイルもない。U-12から、さまざまな状況に適応できるよう育てられ、映像分析やGPSによる負荷管理など、個別化とテクノロジーの活用が進んでいる。 ここ2シーズンでトップチームに定着したカンテラ出身選手は、CBのラウール・アセンシオとティアゴ・ピタルチの2人。いずれも、ほかの選手の負傷や選択肢の不足に助けられた面があった。 ✅ レンタルではなく「再売却条項つきの売却」 カンテラから外へ出す道筋を作ってきたのは、ホセ・アンヘル・サンチェスGMだ。 マドリーは選手をレンタルに出す代わりに(現在ラ・リーガでは国内6人、国外6人までの制限がある)、通常50%の再売却条項をつけて売却する。 これはカンテラ出身選手がいずれトップチームに戻るもう一つの道にもなっている。代表例は、2012年にレヴァークーゼンに売却し、翌年に買い戻したダニ・カルバハルだ。 ✅ ニコ・パスとゴンサロは「残らない」選択 しかしこの夏は事情が変わった。2シーズン大きなタイトルのなかったマドリーは、モウリーニョ監督を呼び戻した。 モウリーニョ監督はカンテラをよく見ている監督とされるが、一部の若手にとっては、自分を起用するほどよく知ってくれているかが問題だった。 最もわかりやすい例がニコ・パスだ。コモでの2年目にセリエAの最優秀若手選手と最優秀MFに選ばれ、マドリーは約900万ユーロの買い戻し条項で呼び戻そうとした。 しかしベリンガムとギュレルが前にいる中で出場の道が見えず、少なくとももう1シーズンイタリアに残ることを選んだ。マドリーは来夏、8000万ユーロで買い戻すオプションを持っている。 ゴンサロも同じ悩みを抱えた。エムバペがいて、エンドリッキもリヨンへのレンタルから戻ってくる。モウリーニョ監督は残留を望んだが、22歳のゴンサロは、MFのパラシオス、マヌエル・アンヘルとともに、アルベロア監督が率いるフラムへ移った。 ✅ 残した有望株と、新たな補強 関係者によると、マドリーはカスティージャの選手をもっと売ることもできたが、最も関心を集めた2007年生まれの評価の高い世代は手元に残した。19歳のCBジョアン・マルティネスとウイングのダニエル・ヤニェスもその中に含まれる。 20歳のMFホルヘ・セステーロは、残留した若手の中で最も珍しいケースだ。マドリーは移籍の道を探り、欧州各地のクラブが関心を示したが、残留し、ポジション争いで後れを取っている。 同時にラ・ファブリカは、地元の有望株の獲得にも積極的になっている。今季のU-17には、バジャドリードからCBマテオ・ガリード、アラベスから左SBビクトリー・オコリエ、アトレティコからFWイェレマイア・ラモスと、2009年生まれの選手が加わった。 カンテラで得た資金は、カスティージャへの再投資にも使われた。グラナダのCBオスカル・ナセイを250万ユーロで、ラシン・サンタンデールのMFセルヒオ・マルティネスを350万ユーロで獲得。セルヒオ・マルティネスはカスティージャとトップチームを行き来する見込みだ。 同メディアが以前報じたとおり、マドリーはマンチェスター・ユナイテッドの15歳のウイング、JJ・ガブリエルの獲得にも動いている。 ✅ 市場が欲しがる選手を生み出す工場 バルデベバスでは、サッカーIQの高さで評価されるCBマリオ・リバスのほか、左SBディエゴ・アグアド、右SBヘスス・フォルテア、MFポル・フォルトゥニ、そしてヤニェスらが目立っている。 こうしたカンテラ出身選手が、ローテーション要員としてでもトップチームに定着できるかどうかは、まだわからない。 今のところ確かなのは、ラ・ファブリカが、ほかのクラブが喜んでお金を払う選手を生み出しているということだ、と同メディアは結んでいる。

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The Athletic2026年10月1日 06:57

トレント、約2年ぶりのイングランド代表先発で「彼にしかできない」アシスト

英国スポーツメディア『The Athletic』が伝えた。マドリーのトレント・アレクサンダー=アーノルドが、トゥヘル監督体制で初めてイングランド代表の先発に名を連ね、チェコ戦で決勝点をアシストした。彼にしかできないプレーだったが、トゥヘル監督の評価を覆すのに十分かどうかはまだわからないという。 ✅ 約2年待った代表先発 トレントがイングランド代表で最後に先発してから、約2年がたっていた。その間、好きなポジションで右SB、CB、左SB、さらにはMFまで、次々とほかの選手が優先されるのを見てきた。 昨年トゥヘル監督がトレントの守備への集中力を疑問視し、専門の選手に負傷者が多かったにもかかわらずW杯メンバーからも外れたことで、トゥヘル体制ではもう出番がないのではないかとも感じられていた。代表ウィークは、マドリーで最高の状態を保つための練習期間になるかもしれなかった。 だからこそ、プラハのフォルトゥナ・スタジアムでようやく代表に足がかりをつかんだことは、トレントにとって大きな意味があったはずだ。 ✅ 数的優位でもアイデア不足 ネーションズリーグのチェコ戦は2-0でイングランドが勝利した。前半にVARでイエローからレッドに変わったパヴェル・シュルツの退場で、試合の性格はがらりと変わった。 そこからは、10人のチェコをどう崩すかという練習のような展開になったが、イングランドは前半の残り時間、アイデアを欠いていた。 ✅ 後半1分、魔法のクロス しかしトレントは、アイデアの人だ。ほかのSBには見えないパスコースを見つけ、それを実行する技術を持っている。 後半開始1分、数的優位で安心して高い位置を取っていたトレントは、右サイドでこぼれ球を拾った。単純な選択肢は、縦のブカヨ・サカに出して、左SBイジー・スラマとの1対1を任せることだった。 しかしトレントは、逆サイドでアンソニー・ゴードンがステパン・ハロウペクの内側へ走り出したのを素早く見抜いていた。 トレントが放ったクロスは低く鋭く、サカが頭を下げてよけるほどだった。ボールは下がるチェコの守備ラインの背後に弧を描き、ゴールラインと平行に進んで、ゴードンの前でバウンドした。 ゴードンがかがみ込むように頭で合わせ、GKマテイ・コヴァーシュの逆を突いてゴール隅に流し込んだ。 ✅ 試合を変えた一瞬 この一瞬で、トレントは試合を変えた。もどかしい消耗戦は、楽な行進に変わった。その20分後にはハリー・ケインが2点目を加えた。 ただ、トレントにとって大きな試練ではなかった。退場者が出た後は守備の仕事がほとんどなく、批判を覆すような守備の賢さを見せる機会はなかった。ゴードンやモーガン・ロジャーズへの巧みなパスなど、ほかにも良い場面はあったが、この夜はあの1本のクロスで記憶されることになるだろう。 ✅ クアンサーとのポジション争い イングランドは土曜日にクロアチアのリエカで今回の代表ウィーク3試合目を戦う。焦点は、トレントが先発を守るか、ジャレル・クアンサーが戻るかだ。 トゥヘル監督はクアンサーを高く評価しており、W杯にはCBとして招集したが、リース・ジェームズがハムストリングを痛めた後は右SBで起用した。 しかし、運動能力、規律、上下動のエネルギーといった長所はあっても、クアンサーにあのクロスは蹴れない。ラウンド32のコンゴ民主共和国戦で右SBを務めたジェド・スペンスも、準々決勝のノルウェー戦で右SBに入ったエズリ・コンサも同じだ。ティノ・リヴラメントは合流前に辞退し、ベン・ホワイトも招集できなかった。 サイドからの質の高いクロスという点では、トレントは常に別格だ。リヴァプールやマドリーでのプレーを見てきた人なら誰でも知っている。 ✅ サウスゲート時代からの課題 トレントを代表にどう組み込むかは、イングランドサッカーの長年の課題だった。 サウスゲート元監督は起用したがったが、結局はカイル・ウォーカー、キーラン・トリッピアー、時にはジェームズといった、より伝統的なタイプを右SBに選んだ。何とか起用しようとして中盤で使ったこともあったが、うまくいかず、EURO2024のイングランドの迷走の象徴になった。 トレントが右SBで継続して起用されたのは、EURO後のリー・カーズリー暫定監督の短い期間が最後だった。技術と若い世代を軸にチームを作り直そうとしたカーズリー監督のもとでトレントは輝き、右SBの第一候補になるかと思われた。しかし後任のトゥヘル監督は、サウスゲート元監督と同じく、より伝統的なタイプを好んだ。 ✅ プラハの夜が転機になるか 焦点は、土曜日やウェンブリーでの翌週火曜日のチェコ戦で再び起用されるか、序列を上げられるかだ。さらに11月の代表ウィークで、ジェームズ、スペンス、ホワイト、リヴラメントが復帰しても構想に残れるかどうかも問われる。 もしトレントが競争に勝ち、再び代表の常連になれたなら、この地味なプラハの夜を、すべてが好転し始めた瞬間として振り返ることになるかもしれない、と同メディアは結んでいる。

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The Athletic2026年9月26日 05:28

Nike、ベンゼマとの広告撮影を直前で中止──「過去」がブランドの価値観に合わず

英国スポーツメディア『The Athletic』が伝えた。Nikeが、元マドリーのカリム・ベンゼマを起用する予定だった広告の撮影を、前日の夜になって中止した。ベンゼマはブランドの価値観に合わないと判断したためだという。 ✅ 撮影前夜に中止 撮影は9月24日(木)にロンドンで行われる予定だった。 関係者によると、Nikeはベンゼマの経歴をあらためて詳しく調べた結果、広く知られている彼の過去がブランドの価値観と合わないと結論づけた。どの点が判断に影響したのかについて、関係者は詳細を明かしていない。 Nikeは同メディアへの声明で「このプロジェクトは、選手とNikeのより広い関係を示すものではない。話がここまで進んでしまったことを遺憾に思う」とコメントした。 ✅ ヴァルブエナ脅迫事件での有罪判決 ベンゼマは、フランス代表のチームメイトだったマテュー・ヴァルブエナが2015年に性的な動画をめぐって脅迫された事件で、恐喝未遂の「共犯」として有罪判決を受けている。 2021年にヴェルサイユの裁判所が執行猶予付き禁錮1年と罰金7万5000ユーロを言い渡し、ベンゼマ側は控訴を表明したが、2022年に取り下げた。この事件の間、ベンゼマは5年にわたってフランス代表から遠ざかった。 弁護士のユーグ・ヴィジエ氏は2022年6月、AP通信に対し「法律上は有罪、それは事実だ。だが司法上の真実と現実は違う」と語り、ベンゼマが一貫して関与を否定していると述べている。 ✅ Adidasとの契約は終了 ベンゼマはリヨンでデビューした当初はNikeのMercurialを履いていたが、2007年にAdidasに移った。2022年にバロンドールを受賞した際には、Adidasからシグネチャーモデルのスパイクも発売されている。 しかしAdidasの関係者は、ベンゼマとの契約がすでに満了し、ベンゼマ側が別の選択肢を探っていることを認めた。 ✅ Corteizとのコラボ企画 Adidasとの契約が切れたことで、ベンゼマ側はNikeと交渉できるようになった。企画は、NikeとロンドンのストリートウェアブランドCorteizが共同で発売するスニーカー「Shox R419」のプロモーションだった。 関係者によると、Nikeはベンゼマに7万5000ユーロ相当の製品提供を約束し、撮影のためのロンドンへの渡航も手配していた。交渉は、Nikeが起用したロンドンの広告代理店Actually Creative Limitedが仲介していた。 撮影の計画を進める中で、ベンゼマをNikeのアンバサダーとして迎える可能性についても初期段階のやり取りがあったという。 ✅ 取材の翌日に一転 The Athleticは水曜日、ベンゼマがAdidasを離れ、Corteiz経由でNikeの撮影に参加すること、アンバサダーとしての復帰についても話し合っていることを報じるとNikeに伝えた。 Nikeは「より広い役割を与える具体的な計画はない」と主張したが、その時点では撮影が中止される気配はなかった。 しかし水曜日の夜、Nikeはベンゼマとの企画全体を打ち切り、「木曜日にロンドンに来る必要はない」とベンゼマ側に伝えた。 ベンゼマの代理人は「コラボレーションについて正式に打診してきたのはNikeの方だ」とだけコメントしている。 ✅ 無所属のベンゼマ ベンゼマはマドリーに在籍した2009年から2023年の14年間で、CLを5度制覇。その後の3年間はサウジアラビアのアル・イテハドとアル・ヒラルでプレーし、8月末にアル・ヒラルを退団して現在は無所属だ。 引退は表明していないが、いつまで現役を続けるつもりなのかは明らかになっていない。 なお、エムバペも先週、Nikeとの契約が今夏に満了したのを受けて、スパイク市場に参入したOnと契約し、同ブランド初の大型契約選手となっている。

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The Athletic2026年9月25日 05:49

「何も変わっていない」──ダービー敗戦で再燃したマドリーの怒りと新たな不安

英国スポーツメディア『The Athletic』が、アトレティコ戦の敗戦後のマドリー内部の反応を詳しく伝えた。審判への怒りというおなじみの構図に加え、クラブ関係者や選手周辺からは、これまでとは違う不満の声も聞こえてきているという。 ✅ 7節終えて4位、首位バルサと6差 アトレティコに1-2で敗れたマドリーは、リーガ開幕7試合を終えて4位に後退。首位バルサとの差は6ポイントに開いた。2位アトレティコと3位ベティスは、首位と5ポイント差で続いている。 試合の流れを変えたのは、0-0の場面でのハイセンのジュリアーノ・シメオネへのファウル。PKとなってグリマルドが決め、ハイセンは退場となった。 ✅ クラブを挙げて審判を批判 モウリーニョ監督は試合後の会見に、クリスティアン・ロメロのベリンガムへのファウルと、イ・ガンインのバルベルデへのファウルを印刷した紙を持ち込み、「2つとも明らかなレッドカードだ」と訴えた。 これに続いてRMTVも審判を攻撃し、クラブは審判を擁護したハビエル・テバス会長(ラ・リーガ)を批判する公式声明を出した。 スペインメディア向けの説明では、敗戦の原因は審判とVARにあり、「たとえ素晴らしい試合をしていても罰せられていた」と、何らかの意図が働いていることを強くにおわせたという。 ✅ 選手周辺から「何も変わっていない」 一方で、今週は新しい種類の不満も聞こえてきたという。 あるトップチーム選手に近い人物は、ダービーを「大惨事」と表現し、その理由を「何も変わっていないことがわかったから」と説明した。 別の人物は「中盤のコントロールの欠如」と「選手たちの姿勢」が「昨季とまったく同じ」だと指摘。「バルサでプレーするロドリを見れば、まさにここに足りないものがわかる。この代表ウィークはとてつもなく長くなる」と語った。 さらに別の人物は「審判の問題より、フットボールの問題の方が大きい」と話している。 ✅ シュート枠内ゼロの3人 ダービーでは、コントロールも攻撃の鋭さもほとんどなかった。ハイセンの退場前から、アトレティコを脅かす気配はなかったという。 エムバペ、ベリンガム、ヴィニシウスの豪華な3人も期待どおりの結果につながらず、3人とも枠内シュートは0本に終わった。 昨季もシャビ・アロンソ監督のもとでの初黒星は、2025年9月のアトレティコ戦(2-5の大敗)だった。 ✅ 「別の大会でプレーする」という脅し 同メディアの取材に応じたクラブ関係者の一人は、マドリーがスペインサッカーの枠組みの外にある別の大会でプレーする可能性を口にしたという。クラブ周辺ではこれまでも何度か聞かれてきた、軽い脅しのようなものだ。 ただし、CLに出場し続けるならそれは不可能で、取材に応じた他のクラブ関係者たちはこの話を強く否定している。 ✅ モウリーニョ陣営の自己批判 非公開の場では、モウリーニョ監督とスタッフも審判の判定を問題視しているが、一定の自己批判もあるという。 その鍵となっているのが、モウリーニョ監督がこの夏に獲得を求めていた創造性のあるMFがいないこと。この見方は、クラブ内外の複数の関係者が共有している。 モウリーニョ監督に近い関係者は「長いリーグ戦の中でバルサとの差を縮める」という自信と決意を示し、「今は頭をクリアにする時だ」と語った。 ✅ 審判委員会はイ・ガンインを「退場に値した」 スペインサッカー連盟の審判技術委員会は火曜日の判定分析で、イ・ガンインのバルベルデへのタックルは退場にすべきだったと認めた。 一方で、ロメロへのイエローカードとハイセンへのレッドカードは正しい判定だったとしている。 ✅ ペレス体制で繰り返されてきた嵐 同メディアは、今週のような騒動はフロレンティーノ・ペレス会長の時代、特にここ数年、チームが苦しんでいる時期やクラブが組織的な対立を抱えている時期にたびたび起きてきたと指摘する。 2021年8月には、プレミアリーグ、セリエA、ブンデスリーガへの参加を検討しているという報道を否定する声明を出した。2024年10月には、ヴィニシウスがロドリにバロンドールを奪われると知り、授賞式をボイコットしている。 モウリーニョ監督自身も、第1次政権の2011年4月、CL準決勝でバルサに敗れた際にUEFAの陰謀を非難した。 10年以上たってベルナベウに戻ったモウリーニョ監督は、再び「クラブの敵」との戦いの先頭に立っている。ただ同時に、10月10日のビジャレアル戦までの代表ウィークで、チームの立て直しにも全力を注ぐことになる。

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The Athletic2026年9月23日 20:38

ベリンガムvsロメロ、そしてモウリーニョのプリンター

ラ・リーガのマドリード・ダービー、アトレティコ・マドリード対マドリーの一戦は2-1でディエゴ・シメオネ率いるアトレティコが制しました。英スポーツメディア『The Athletic』が試合の裏側で起きた数々の出来事を詳細に報じています。 最大の注目は、ジュード・ベリンガムと🇦🇷クリスティアン・ロメロの激しい攻防です。 前半終了間際、ルーズボールを競り合った両者の接触についてVARが介入。「同一人物の誤認定」ルールが適用され、当初ベリンガムに出されていたイエローカードが取り消され、ロメロへの警告に変更となりました。 スペインのTV番組『El Día Después』がマイクで拾った音声によると、セットプレー守備の際にロメロがスペイン語で「お前たちには不可能だ、なにもかも与えてもらえる」と叫ぶ場面があったといいます。これに対してベリンガムはスペイン語で「クティ。わかってるだろ」と余裕の返しを見せました。 さらに後半、アトレティコのジュリアーノ・シメオネとベリンガムが揉み合いになる場面も発生。言葉の応酬が繰り広げられ、ベリンガムは82分に2-0の状況で交代のためピッチを後にしました。 試合後の記者会見でモウリーニョ監督が起こしたのが、また別の騒動です。 モウリーニョ監督はA4用紙に印刷された2枚の画像を掲げ、「試合の本質はここにある。2枚とも明らかなレッドカードだ」と主張しました。ロメロのベリンガムへのチャレンジと、🇰🇷イ・ガンインのフェデリコ・バルベルデへのプレーを指したものです。さらにディーン・ハイセンの退場とアトレティコに与えられた52分のペナルティについても「不当だ」と訴えました。 この印刷物はアトレティコのチームシートの裏面を使ったもので、マドリーはロッカールームにプリンターを持ち込んでいたことが明らかになっています。 ハーフタイムには選手・スタッフが入り混じる混乱がトンネル内でも発生しました。アトレティコMFのモルテン・ヒュルマンドとアントニオ・リュディガーが関わり、さらにマドリーのアシスタントコーチのペドロ・マシャードとアトレティコのGKコーチのパブロ・ベルチェローネが口論の末に両者ともレッドカードを提示されました。 審判レポートには「前半終了後のトンネルで向かい合い、両チームの選手とスタッフを巻き込む集団的な対立を引き起こした」と記録されています。

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The Athletic2026年9月22日 20:21

W杯史上最多得点者になった男の告白

英スポーツメディア『The Athletic』のダニエル・テイラー記者が、マドリーのトレーニンググラウンドでキリアン・エムバペに独占インタビューを行いました。 エムバペは2026年ワールドカップで10ゴールを記録し、ワールドカップ通算22試合22ゴールという歴史的な数字を打ち立てました。リオネル・メッシを超え、W杯史上最多得点者となったことについて「27歳でW杯の歴代最多得点者になるとは思っていなかった。しかも自分の前にいたのがメッシだなんて…そう、これは歴史だ」と語っています。 バロンドールについても率直に言及しました。「恥ずかしげもなく言うけど、今年は良いシーズンを送れたと思う。多くの人が僕のシーズンを評価してくれて、あのトロフィーと結びつけてくれている。だから、何が起きるか見てみようじゃないか」。マドリーの過去のバロンドール受賞者の写真が飾られた壁を指差し、「もうすぐ僕の写真もあそこに加わるかもしれない。そろそろ時が来た、来たんだ!今年はそういう年になるかもしれない」とも話しました。 2017年にリヴァプール移籍が実現しかけていたエピソードも明かされています。「リヴァプールには近かった。母がユルゲン・クロップの大ファンで、母にとってリヴァプールが第一希望だった。本当にそこに行かせたがっていた」。母のファイザ・ラマリはアンフィールドを一人で訪れ、雰囲気を確かめたといいます。交渉はブラックプール発のプライベートジェット機内、高度1万1000メートルの上空で行われ、ニースでエムバペを乗せた機体は空中を旋回し続けたとのこと。「クロップが自分のプロジェクトを説明している間、ずっと上空をぐるぐると回っていた」と振り返りました。それでもPSGを選んだ理由は「パリ、自分の街でプレーしたかった。まだ何者でもない自分が、国を離れたくなかった」と説明しています。 現在の指揮官モウリーニョ監督については「彼がここに来るずっと前から、とても興味を持っていた。過去20〜25年の世界サッカーで最も重要な人物の一人だから。彼が戻ってきたことは、僕たちにとって本当に光栄なことだ」と語りました。モウリーニョ監督はエムバペについて「成層圏レベルのサッカーをする」と評しており、エムバペは昨季マドリーで44試合42ゴールを記録しています。

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The Athletic2026年9月21日 07:46

ダービー敗戦でマドリー、首位バルサと6差

英国スポーツメディア『The Athletic』が伝えた。 マドリーはリーガ第7節、アウェーでアトレティコ・マドリーに1対2で敗れ、バルセロナ首位のバルサとの差を6ポイントに広げられたまま代表ウィークに突入した。 試合の流れを変えたのは、53分のハイセンによるFWジュリアーノ・シメオネへの最終ラインでのファウルだった。 ハイセンはディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコの選手を後ろから両腕で引き倒し、オルティス・アリアス審判が当初イエローカードとPKを宣告。 その後VARの介入によりレッドカードに昇格し、DFアレックス・グリマルドが冷静にPKを決めて先制した。 一発退場を受け、モウリーニョ監督は即座にヴィニシウスとギュレルをベンチに退け、ディオマンデとリュディガーを投入した。 同時に、マドリーは前半にベリンガムへスタッドを立てた危険なタックルを仕掛けたDFクリスティアン・ロメロが退場にならなかったことに強く抗議していた。 59分にはFWジョナサン・デイビッドがアトレティコに追加点をもたらした。 カナダ代表の同選手は今夏ユヴェントスからローンで加入し、3試合で3得点と好調を維持している。 デイビッドの交代で出場したFWフリアン・アルバレスは、夏にバルサへの移籍を画策したことを覚えているホームサポーターからブーイングを浴びた。 アルバレスはゴールライン上でリュディガーにかき出されるシュートを放つなど惜しい場面もあった。 89分、リュディガーがフリーキックに頭で合わせて2対1と1点差に迫ったが、アトレティコはそのまま逃げ切りに成功した。 これでアトレティコ・マドリーはリーガ2位に浮上し、バルサとの差は5ポイント。マドリーはさらに1ポイント差の3位に沈んだ。 試合後の記者会見では、モウリーニョ監督が印刷した両シーンの画像を持参して登場し、「会見は省略してもいい。試合を語るのはこれだ。どちらも明らかなレッドカードだ」と語った。 ロメロへの対応については、オルティス・アリアス審判が当初ベリンガムへのファウルとしてイエローカードを提示していたが、VARが「誤認」規定を適用してベリンガムのカードを取り消し、ロメロへ変更した。 続く場面ではMFイ・ガンインがバルベルデの軸足めがけてスタッドを立てたタックルを繰り出したが、フリーキックのみでVARの介入はなかった。 同メディアはマドリーのパフォーマンスについて、今節と昨季メトロポリターノでの5対2大敗で同じ先発6人が起用されたと指摘している。 バルベルデ、チュアメニ、ギュレル、ベリンガム、ヴィニシウス、エムバペの6人であり、今節もまた中盤でのコントロールを欠いた。 守備陣はモウリーニョ監督が大きく刷新したが、昨季からスタメンに残るハイセンは今節も再びアトレティコに狙われる形となった。 リーガ7試合で7勝、31得点7失点と圧倒的な首位を走るバルサとの差は5ポイント。 マドリーにとって次の大一番は10月25日、カンプ・ノウでの2026-27シーズン初の国内クラシコとなる。

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The Athletic2026年9月20日 06:34

アトレティコ戦の予想スタメンを徹底討論

英国スポーツメディア『The Athletic』が伝えた。 マドリーは今季最大の試練となり得るアウェー、アトレティコ・マドリー戦を日曜日に迎える。 昨季は同地で5対2の大敗を喫しており、注目度は極めて高い。 モウリーニョ監督の復帰後、チームは全大会7試合で1敗のみ。 その唯一の黒星はベティスへの0対1だったが、新加入のエスピがエスパニョール戦とエルチェ戦でそれぞれ終了間際に決勝ゴールを挙げ、引き分けになりかけた試合を勝利に変えた。 リーガでは開幕6試合で5勝を挙げ、首位バルサから3ポイント差の2位につける。 アトレティコ・マドリーはマドリーから2ポイント差の4位だ。 同メディアのマリオ・コルテガナ記者とギジェルモ・ライ記者が予想スタメンを巡って討論し、次のような見解をまとめた。 ✅ GK クルトワが正守護神として先発する見込みだ。 ✅ DF 右サイドバックは本来トレントが第一候補だが、ダンフリースが先発濃厚とみられている。 チャンスを確実にものにしてきた実績が評価された形だ。 センターバックはコナテとハイセンのコンビが予想される。 今季序盤の最大のポジティブ要素のひとつがハイセンの好調ぶりで、モウリーニョ監督とスタッフも彼の成長に大いに満足しているという。 ローマ時代にも同監督の下でプレーした21歳は本人も好調を実感していると報じられている。 左サイドバックにはクカレジャが入る。 アトレティコ・マドリーも獲得を狙っていたが、6月にマドリーが交渉をまとめた。 リュディガーも候補に挙がるが、ここまで7試合で先発はわずか2試合にとどまっている。 ✅ MF チュアメニとバルベルデの先発が予想される。 2人は昨季ロッカールームで衝突し、それぞれ50万ユーロの罰金を科された経緯があるが、モウリーニョ監督は「何も知らなければ、2人はとても仲の良い友人だと思うだろう」と語り、関係修復に特別な手を打った事実を否定している。 ベルナルド・シウバは直近2試合でまったく出場機会がなく、インテル戦は出場停止、エルチェ戦ではメンバー外となった。 そのためバルベルデの相棒はチュアメニが最有力とみられる。 チュアメニは守備ラインの保護に集中し、バルベルデにはより積極的な攻撃参加の自由が与えられる見通しだ。 ✅ FW エムバペ、ヴィニシウス、ベリンガムの3枠は確定とみてよい。 エムバペは8ゴール2アシスト、ベリンガムは3ゴール3アシストと好調だが、ヴィニシウスは1ゴール3アシストにとどまり、やや懸念の声もある。 ただ8月に2032年までの契約延長を結んだばかりのヴィニシウスをベンチに置けば、ロッカールームへの影響は計り知れないとも指摘されている。 最大の焦点は残る1枠をギュレルとディオマンデのどちらが射止めるかだ。 今季序盤で最も輝いているのはギュレルで、ラージョ戦でのアシストに続き、エルチェ戦では美しいフリーキックも決めた。 ディオマンデは適応段階にあるが、エルチェ戦でアシストを記録しており、今後クラブ史上最高額となり得る1億4000万ユーロ規模の移籍金が動く可能性もある。 両記者ともギュレルの先発を予想しており、この布陣はモウリーニョ監督からのメッセージと解釈されるだろうとの見方を示している。

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The Athletic2026年9月19日 10:32

ギュレルが示す驚異的な創造力、最適ポジションはどこか

英国スポーツメディア『The Athletic』が伝えた。 マドリーの戦術をめぐる議論は、ここ数シーズンにわたって守備組織に焦点が当たることが多かった。 しかしアルダ・ギュレルは、モウリーニョ監督の新体制のマドリーにとって、コントロール、冷静さ、そして明確さという、それと同じくらい重要な要素をもたらしている。 モウリーニョ監督はギュレルについて、「彼のプレーの質は驚異的だ。 視野の広さ、判断力、プレーメイク能力、そしてチームにもたらす安定感。 さすがに最上級の最上級とまでは言いたくないが、最上級の上、とは確実に言える」と語った。 ギュレルはいまだ最適なポジションを模索中だ。 深いミッドフィールドの位置、右ウイング、そして直近のエルチェ戦では10番のポジションと、様々な役割でプレーしている。 しかし以前のシーズンとは異なり、ミッドフィールダーがフラットな4-4-2の広大なスペースをカバーすることを求められた時代とは違い、ギュレルの技術的な能力を活かす自然な居場所がスターティングイレブンに存在するようになった。 モウリーニョ監督のもと、マドリーは守備ラインを高く、そして幅を狭く保ち、ラインとラインの間のスペースを圧縮している。 リーガの6試合でボール保持率の平均がわずか54.5パーセントと、ボールを持たない時間を苦にしないスタイルになっており、非保持時の安定を確保するためにベリンガムやバルベルデの運動量にすべてを頼る必要もなくなった。 今シーズンのリーガにおいて、モウリーニョ監督のマドリーはカウンターアタックからのシュート数がリーグ最多を誇っている。 そしてギュレルは、相手の最初のプレスラインを最も効果的に突破し、素早い攻撃を発動させる選手として機能することが多い。 出場時間は限られているものの、リーガの最初の6試合で4試合の先発にとどまりながら、チャンス創出数はリーグ最多の27を記録している。 スルーパスの成功数もリーグで3選手のみが上回るにすぎない。 エムバペとヴィニシウスへのパスは積極的かつ前向きで、それぞれにすでに5回ずつボックス内への侵入を演出している。 ヨーロッパ5大リーグ全体でも、クロスの成功数はリーグ最多の14本を誇る。 コーナーキックからも6つのチャンスを演出し、3本のアウトスウィングのボールでハイセンを見つけ出した。 チャンス創出の多彩さは、あらゆる攻撃の局面で問題を解決できる、マドリーにとってかけがえのない資産であることを示している。 モウリーニョ監督にとっての課題は、ギュレルがどのポジションで最大限に輝けるかを見極めることだ。

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The Athletic2026年9月18日 06:49

復活ベリンガム、マドリーの希望に

英国スポーツメディア『The Athletic』が伝えた。マドリーのベリンガムが復活を遂げ、モウリーニョ監督の新体制のもとで欠かせない存在になりつつある。 ✅エルチェ戦での決定的仕事 直近のエルチェ戦では、マドリーが2点のリードを守りきれずに同点に追いつかれる苦しい展開となった。 しかし後半から途中出場したベリンガムが試合を決定づける。 自陣でボールを受けると激しいプレッシャーをはね除け、そのままピッチを縦に駆け上がり、エムバペの走り出しに合わせた決定的なスルーパスを供給。 エスピが今季2本目となる試合終了間際のゴールを決め、チームは3対2で逆転勝利を収めた。 その局面の設計者はベリンガムだった。 ✅輝かしいデビューシーズンから転落へ 2023-24シーズン、ベルナベウでの初年度は申し分ない滑り出しだった。 移籍金1億300万ユーロの価値を開幕直後から証明し、チャンピオンズリーグとリーガのタイトル獲得に貢献した。 だがその後、マドリーはメジャータイトルを手にできていない。 アンチェロッティ前監督が退任してから3人の監督が入れ替わり、ベリンガム自身も2年目を肩の負傷に苦しみながら戦い続けた。 ✅昨季ダービーが転落の起点 昨年9月のアトレティコ・マドリー戦が転落の始まりだった。 メトロポリターノで行われたその試合、ベリンガムは7月の肩の手術明けでまだシーズン初先発を果たしていなかった。 シャビ・アロンソ前監督は彼をスタメン起用したが、チームは1対5の大敗を喫した。 代表とマドリーへのコミットメントを優先して手術を先延ばしにし、痛みをこらえてプレーし続けた結果だったが、ファンや報道だけでなくクラブ内部からも「まだ万全ではない」との声が上がった。 シャビ・アロンソ前監督は1月初旬に解任され、後任にはアルベロア前監督が育成部門から昇格する形で就任した。 アルベロア前監督の体制下でのベルナベウでは、ヴィニシウスとベリンガムへ向けた激しいブーイングが飛び交い、フロレンティーノ・ペレス会長への抗議の声も上がった。 チャンピオンズリーグのモナコ戦でベリンガムが酒を飲む仕草でゴールを祝ったのも、スペインメディアで夜遊びを指摘する報道が相次いだ時期のことだった。 チームとしてもリーガでバルサに8ポイント差の2位、チャンピオンズリーグではバイエルンに敗退、コパ・デル・レイは2部のアルバセテに敗れるという屈辱的なシーズンを過ごした。 ✅代表での逆風とワールドカップでの復活 イングランド代表でも逆風は続いた。 トーマス・トゥヘルはベリンガムの振る舞いがチームメートを「萎縮させる」可能性があると発言し、2025年10月には代表から外された。 しかしワールドカップでは輝きを取り戻し、メキシコ戦やノルウェー戦で決定的なゴールを挙げ、チーム最多の7得点を記録してイングランド代表の3位入賞に大きく貢献した。 ✅モウリーニョが変えたこと その活躍を誰よりも喜んでいたのがモウリーニョ監督だ。 大会前からベリンガムと話し合い、4-2-3-1の布陣でトップ下に据え、攻撃への自由を与えるプランを描いていた。 監督周辺の関係者は「何より、彼はゴールに近いポジションでプレーできている。走行距離が減ったことでパフォーマンスが上がっている」と語る。 モウリーニョ監督自身も8月に「彼が第2の左サイドバックのようなプレーをしていた時期を何度も目にしてきた。それはもうしないよう合意した」と明かしている。 ✅ダービーへ マドリーの練習場でも、ベリンガムのロッカールームへの影響力は際立っているという。 「常に自分の体を大切にし、練習への取り組みも非常に真剣だ。毎日午後に残ってリカバリーとウエートトレーニングに励んでいる。ここで最も自己管理ができている選手だ」とクラブ関係者は語る。 充実したワールドカップ、新シーズンの好調な滑り出し、モウリーニョ監督との強い信頼関係を背に、ベリンガムは今週末のアトレティコ・マドリー戦に臨む。

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The Athletic2026年9月17日 06:30

なぜマドリーファンはヴィニシウスに野次を飛ばすのか

英国スポーツメディア『The Athletic』が伝えた。 マドリーのファンがヴィニシウスに向けて野次や口笛を浴びせている状況について、モウリーニョ監督はポルトガルのことわざを引用してこう語った。「石を投げるのは、実を結ぶ木だけだ。ヴィニシウスはここ5、6年で何をしてきたか。チャンピオンズリーグを何度制し、何点を奪ったか。彼は多くの実を結ぶ木だ。人々は実を求めて石を投げる。彼の最高の姿を求めているのだ」。 ヴィニシウスはマドリーで382試合に出場し、129得点103アシストを記録している。2022年と2024年のチャンピオンズリーグ決勝でもゴールを決めた功労者だ。今夏にはアーセナルがクラブの給与体系を破ってでも獲得しようとし、オーナー陣、アンドレア・ベルタ強化部長、ミケル・アルテタ監督もそれを全面的に支持したと同メディアは報じている。しかしヴィニシウスは2032年までの契約延長を選択し、クラブ史上最高額クラスの報酬を受け取る選手の一人となった。 ここ2シーズン、ベルナベウでは野次が絶えない。ジネディーヌ・ジダン、クリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマといったスターたちもかつて同様の洗礼を受けており、近年ではエムバペ、ベリンガム、バルベルデも口笛を浴びた。 ヴィニシウスとマドリーファンの関係は浮き沈みが激しい。2018年に18歳で加入した当初はそのスピードとドリブルで歓迎されたが、ジダン体制2年目は24試合ノーゴールという低迷期もあった。 転機は2021年夏のカルロ・アンチェロッティ就任だ。レバンテ戦での2得点を皮切りに覚醒し、2022年のチャンピオンズリーグ決勝ではリヴァプール相手に決勝点を刻んだ。2023-24シーズンはボルシア・ドルトムントを破るウェンブリー決勝を含め、24得点11アシストという自己最高の数字を残した。 一方で懸念材料もある。2024年のバロンドールではロドリに敗れ、2025年1月から5月にかけてリーガ16試合でわずか3得点と低迷した。シャビ・アロンソ前監督のもとではバルサ戦の途中交代に「チームを去る」と口走り、フロレンティーノ・ペレス会長が処分を下さなかったことは「特別扱い」と見られた。対戦相手を挑発する姿勢もマドリーの伝統的な品格の概念と合わないという見方が根強い。 アルバロ・アルベロア前監督体制では26試合16得点と復調したが、今季のモウリーニョ監督体制では7試合で1得点3アシストにとどまっている。エルチェ戦後にはSNSで「またゴールを奪いに行く」と発信した。同メディアは、ヴィニシウスが銀河系クラスの得点力を取り戻せば野次は収まるだろうが、それまでは口笛が続くとみている。

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The Athletic2026年9月16日 20:09

マドリー、ユナイテッド15歳天才ウインガー獲得争いに参戦

英国スポーツメディア『The Athletic』が伝えた。 マドリーがマンチェスター・ユナイテッドの15歳ウインガー、JJガブリエルの獲得を狙うクラブの一つとして浮上した。 バルサ、PSG、バイエルンも同選手の獲得を目指しており、争奪戦は激化している。 きっかけはガブリエル本人がマンチェスター・ユナイテッドに退団の意思を伝え、登録解除申請書を提出したことだ。 クラブ側はこの要求を認めるつもりはなく、問題解決に向けた協議を続けている。 ジム・ラトクリフ共同オーナーも事態を把握しており、幹部陣が慰留に向けて動いている。 ただし、ガブリエルが10月6日に16歳を迎えた際、欧州のパスポートを持っていれば退団を阻止できない可能性があると同メディアは指摘する。 選手の契約は来夏まで存在するが、ホームスクーリングで通学していないため奨学生や正規モデルの対象外となっており、アイルランドまたはキプロスのパスポートを保有していれば16歳の誕生日に外国クラブへ移籍できる法的余地がある。 ブレグジット後の規定では、欧州連合加盟国との二重国籍保持者でない限り、イングランド外への移籍は18歳以上でなければ認められない。 父親のジョー・オセリルはアイルランド代表として2キャップを持ち、母方にはキプロス系の血筋がある。 マドリーはガブリエルのスカウティングを進めており、先週木曜日に行われたUEFAユースリーグのサバ戦でハットトリックを記録した5対0の勝利でのプレーを高く評価している。 15度のチャンピオンズリーグ制覇を誇るクラブとして、移籍が実現した場合に有利な立場にあると同メディアは伝えている。 ガブリエルは9歳でマンチェスター・ユナイテッドに加入し、将来の一軍選手候補として長く注目されてきた。 FAユースカップではクラブ史上最年少出場記録を打ち立て、通算34試合で31得点6アシストという際立った成績を残している。 昨年はアレックス・ファーガソン卿やルーベン・アモリム前監督とも面会し、トップチームでのトレーニングも経験した。 マイケル・キャリック監督はカラバオカップのブライトン戦でのスカッド入りを予定していたが、退団希望を表明している同選手はそれを辞退したという。 マドリーが若年選手への大型投資をいとわない姿勢は今に始まったことではない。 フニ・カラファットがスカウト部門を率いて以来、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、エンドリッキをいずれも未成年のうちに獲得してきた実績がある。 今夏もニコ・パスのコモ移籍、ゴンサロ・ガルシアのフラム移籍、ビクトル・ムニョスのリヴァプール移籍とアカデミー選手の売却が相次いだ。 移籍市場最終週には、カスティージャがグラナダのオスカー・ナーセイとラシン・サンタンデールのセルヒオ・マルティネスを獲得し、その総投資額は500万ユーロを超えた。 同メディアによると、マドリーのスカウト戦略はより積極的になっており、クラブが高いレベルで戦えると判断した選手は年齢グループにこだわらず起用する方針へと変化している。

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The Athletic2026年9月14日 05:40

エムバペ&ベリンガムでマドリー4-1勝利、しかしヴィニシウスらへのブーイング再び

英スポーツメディア『The Athletic』が伝えた。 レアル・マドリーがラージョ・バジェカーノを4-1で下し、モウリーニョ体制でのリーガ5試合で4勝目を挙げた。勝ち点12でバルセロナと並び首位に立ったが、バルサは1試合消化が少なく得失点差でも上回る。 しかしスコアは、ベルナベウの内部に渦巻く不安を払拭するには至らなかった。後半のパフォーマンスに対する不満が再びスタンドの一部から噴出した。 ✅ 前半は圧倒的 前半は順調だった。エムバペのPK、カレーラスのゴール、そしてベリンガムで35分のうちに3-0。ベリンガム、エムバペ、ヴィニシウス・ジュニオール、新加入のディオマンデが揃って最初からスタメンに並ぶのは今回が初めてで、チームは軽々とチャンスを量産した。攻撃的なフットボールの印象的な披露だった。 しかし後半に入ると、同じ攻撃的な配置がマドリーを守備面でさらけ出した。前線の4枚と残りの選手の間に広大なスペースが生まれ、ラージョは後半だけで7本のシュートを放った。 「前半45分間の試合で、そこで終わった」とモウリーニョは試合後の会見で語った。「チームにフィジカルもメンタルもエネルギーが残っていないことは分かっていた。後半の立ち上がりに同じプレーが続けられないことも」 ✅ 51分にカメージョが3-1 今節もティボー・クルトワの神がかりなセーブがラージョの反撃を防いだが、51分にFWセルヒオ・カメージョの一撃だけは防げなかった。 マドリーは中盤のコントロールを失い、CLインテル戦と同様に、チームとヴィニシウス・ジュニオール両方に向けた明確なブーイングがベルナベウに響いた。拍手で応じるサポーターもいたが。 ✅ アルダが流れを変えた 72分のアルダ・ギュレル投入だけが試合を落ち着かせた。 「マドリーはギュレルがプレーするとより良くなるか?同意する」とモウリーニョはトルコ人について問われて答えた。「アルダは非常に優秀で、卓越した質を持ち、チームのプレーに良い影響を与える。今日、入ってからプレーの安定という意味で違いを作った」 そのギュレルがエムバペへのアシストで4点目を演出し、試合に終止符を打った。 ✅ ギュレルにとって充実の一週間 ギュレルにとって際立った1週間だった。インテル戦の前には、昨シーズンのCLにおけるベスト若手選手賞を受賞した。さらに2032年までの契約延長に近いことも明らかになった。 しかし何より大きかったのは、彼のパフォーマンスによってベルナベウの空気が変わったことだった。

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The Athletic2026年9月11日 06:33

ギュレル、2032年までの6年契約延長へ──マドリーが21歳の将来を確保

英紙『The Athletic』ギジェルモ・ライ記者が伝えた。 レアル・マドリーのMFアルダ・ギュレルが、クラブとの契約延長に近づいている。情報筋がThe Athleticに確認した。 ✅ 2032年まで延長で原則合意 現行契約は2029年夏に満了する予定だが、2032年まで延長する新契約について原則合意に達している。21歳のギュレルは2023年夏にフェネルバフチェからバルセロナよりもマドリーを選んで加入。移籍金は2,000万ユーロだった。 ✅ 現在のマドリーでの成績 マドリーでの通算成績は119試合19ゴール26アシスト。2024年のCLとラ・リーガを含む5つのタイトルを獲得している。今季はラ・リーガ開幕4試合中3試合に先発している。 インテル戦の前には、昨季CLで14試合2ゴール4アシストを記録したことを評価されCL最優秀新人賞を受け取った。特にバイエルン・ミュンヘンとのCL準々決勝第2戦では2ゴールを記録した。昨季は51試合6ゴール14アシストと貢献した。 トルコ代表としては33試合7ゴール。W杯では全3試合フル出場で1ゴールを挙げたが、チームはグループステージ敗退に終わった。 ✅ 歴代監督が一貫して信頼 前監督のシャビ・アロンソとアルベロア、そしてモウリーニョも一貫してギュレルに信頼を置いてきた。モウリーニョはさらに新たな可能性を見出しており「今日すぐではないかもしれないが、いずれクリエイターとしてもプレーできる」と語っている。 マドリーの幹部は今夏、中盤への大型補強をしなかった理由としてベリンガムとギュレルを「未来の核」として位置づけていることを挙げていた。今回の契約延長はギュレルがここまで歩んできた成長と、クラブでの重要性への評価を示すものだ。

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The Athletic2026年9月11日 06:31

マドリーはエンドリッキをどうするつもりか──3年目の真価が問われる冬の判断

英紙『The Athletic』マリオ・コルテガナ記者が伝えた。 エンドリッキはレアル・マドリーでの3年目を迎えたが、2024年7月に最大6,000万ユーロで加入して以来つきまとう不透明感は続いている。ただし一つ大きく変わった点がある。監督が代わったことだ。 ✅ モウリーニョがエンドリッキを引き留めた エンドリッキは8月のラ・リーガ再開直前に太もも筋肉を負傷し、まだモウリーニョ体制での公式戦出場はない。アンチェロッティ、そして特にアルベロア体制下で定着できず、昨季後半はリヨンへの期限付き移籍を経験した。 モウリーニョは就任後、外部にも内部にもエンドリッキへの信頼を明示している。The Athleticが8月10日に報じた通り、この夏のアストン・ヴィラやローマからのオファーを断ったのはモウリーニョが主導した判断だ。8月25日の会見でも「彼は私が本当に気に入っている選手だ。多くのクラブからオファーが来ていたが、売りたくなかった。才能のある若い選手と一緒に働くのが楽しい」と語った。 モウリーニョはエンドリッキにプレー機会を約束しており、CFとしてだけでなく右ウィングとしても起用するプランを伝えている。バルベルデもベルナルド・シウバもその位置の選択肢として見ていないことも判断の一因だ。 それでも1月の移籍ウィンドウ前に状況を再評価する方針で、期限付き移籍の可能性は依然として残っている。 ✅ 2年間の軌跡 加入1年目は37試合847分出場、7ゴール1アシスト。平均105.8分に1度の関与だった。アンチェロッティは若さを理由に留保を示し「まずはベンチを経験しなければならない」と語った。 2年目はさらに困難だった。ハムストリング負傷でクラブW杯を欠場。アルベロアが起用したゴンサロ・ガルシアが6試合で4ゴール1アシストを記録し存在感を示した。エンドリッキはアルベロアから期限付き移籍を勧められたが本人は残留を選択。しかし8試合連続で未使用のまま、11月にリヨンへ移籍した。 リヨンでは21試合で8ゴール8アシストという結果を残し、アンチェロッティ率いるブラジル代表としての2026年W杯出場権を獲得。しかしW杯本番ではノルウェーに敗れたラスト16まで、4試合111分出場に留まった。 ✅ エスピの加入と激しいポジション争い この夏、マドリーはレバンテからカルロス・エスピを約2,500万ユーロで獲得。ホセルのようなプロフィールのFWを望んでいたモウリーニョの意向だ。プレシーズンでは得点王となり、ラ・リーガ開幕のエスパニョール戦でも決勝ゴールを決めた。 右ウィングには競争相手が多い。ギュレル、ブラヒム、そして膝の怪我から1月には復帰見込みのロドリゴ、さらに今夏クラブ記録の最大1億4,000万ユーロで加入したディオマンデもいる。インテル戦でのブラヒムの右ウィング起用がモウリーニョの現時点での判断を物語っている。 ✅ 次のステップ エンドリッキはインテル戦のメンバー入りを果たしたが出場機会はなかった。土曜のラージョ・バジェカーノ戦での出場はまだ早いかもしれない。また、アンチェロッティのブラジル代表に9月25日・29日のオーストラリア戦と10月3日のインド戦に向けて招集された。 モウリーニョは彼の起用を約束しているが、実際のプレー機会がどれだけ得られるかについては周囲の関係者にも疑問が残る。1月の判断が、エンドリッキのマドリーでの将来を決定づけるかもしれない。

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The Athletic2026年9月10日 00:48

セウタ移民危機がマドリーとW杯共催に波及──スペインサッカー界を揺るがす政治的余波

英紙『The Athletic』ダーモット・コリガン記者が伝えた。 スペインの飛び地セウタは7月30日・31日の2日間で約7万人のモロッコからの移民が越境し、141人が命を落とした人道的危機から立ち直りの途上にある。その波紋はスペインのサッカー界にも広がっている。 ✅ 危機の概要 サンチェス首相によると、北アフリカのスペイン領土セウタへの越境で141人が死亡。越境者の約9割は72時間以内にモロッコへ戻ったが、約5,000人が人口約83,000人の都市に留まっており、推定1,200人の未成年を含む移民への食料・住居・医療の提供が続いている。 政治的にはスペインとモロッコ両政府が密輸業者による偽情報キャンペーンを原因として挙げる一方、野党の国民党と極右ボックスはサンチェス政権の移民政策が招いた事態だと批判している。左派連立パートナーのスマルは、モロッコ・ポルトガルとの2030年W杯共催をスペインサッカー協会が拒否するよう求めた。 さらにモロッコの法務大臣がセウタとメリリャの帰属をめぐる交渉を求め、モロッコの強豪マグレブ・フェズのサポーターはアフリカCLの試合でセウタとメリリャを「一つの祖国、モロッコ」と記した横断幕を掲げた。 ✅ ラ・リーガの試合でスペイン国歌 先週金曜、ベティス対マドリーの試合ではピッチにセウタの白黒旗とスペインの赤黄旗が掲げられ、サポーターはスペイン国歌を合唱した。ラ・リーガの試合で国歌が流れるのは異例のことで、66,046人がスタジアムを埋め尽くす中、サンチェス首相への批判の声も上がった。 試合当日、スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は7月のW杯優勝トロフィーを持参してセウタを訪問し「スペイン全体の支援と連帯を持ってここに来た」と語った。 ✅ ベルナベウでもセウタの旗──マドリーは「禁止していない」と声明 インテル戦の前、一部のマドリーサポーターがスタジアムへのスペイン旗・セウタ旗の持参を呼びかけた。マドリーは月曜日に「SNSと一部メディアが報じた、スペイン旗やセウタ旗を禁止したというのは全くの事実無根」と声明を発表。モロッコ出身でフロレンティーノ・ペレス会長の側近とされるアナス・ラグラリが禁止の黒幕だとする噂も飛び交っていた。 インテル戦当日、スタジアム外でセウタ旗が配布され、南スタンドのサポーターブロックが一斉に掲げた。 ✅ ADセウタ──4連敗で最下位 渦中の当事者であるADセウタ(スペイン2部)は、このような状況下でシーズンを戦っている。ホセ・フアン・ロメロ監督は8月の記者会見で「この状況でサッカーをやるべきではない。セウタ以外の人々はこの深刻さをわかっていない。他のスペインの都市で起きていれば、もっと大きく早い対応があったはずだ」と語った。 クラブ会長のルハイ・ハミドは「セウタはスペインのものだということを示すもう一つの方法だ」としながらも「移籍市場での補強がより困難だった」と状況の影響を認めた。チームは開幕4連敗で最下位に沈んでいる。 それでも「世界中の他のどの都市でも爆発していた。でもセウタの人々は強く、団結していて、狭い空間で4つの文化が共存するモデルだ。困難だが、強い民族だから乗り越える」とアミドは語った。

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The Athletic2026年9月10日 00:05

再びブーイングのヴィニシウス──マドリーはCLでも「内容より結果」で勝った

英紙『The Athletic』ギジェルモ・ライ記者が伝えた。 ベルナベウでのCLの夜に、マドリーと論理は相性が良くない。この有名なスタジアムは幾度もの劇的な欧州カムバックを見てきた。流れに逆らい、明らかに劣勢でも勝ち切ってきた試合の数々。インテルとのCL開幕戦は劇的な逆転勝利ではなかったが、マドリーはそれでも論理に反した勝利を収めた。 ✅ エムバペとバルベルデのゴール、しかしコントロールなし エムバペのゴール──流れに反する形で──と、ジョゼップ・マルティネスが処理したボールをバルベルデが諦めずに押し込んだ2ゴールで2-0とリードしながら、試合を決めきれなかった。前半から後半にかけて、コンパクトさも試合のコントロールもなかった。インテルはマドリーの脆い守備ラインを何度も脅かし、特に後半はオープンな殴り合いになった。 モウリーニョは技術エリアを3度離れ、選手たちに怒鳴り続けた。試合後の会見では「5-1や6-1で終わっていてもおかしくなかったし、6-6でも。チャンスが多すぎた。狂った試合だ。好きな狂い方ではない」と語った。 ✅ 今季初のブーイング──サポーターの転換点 サポーターは今季初めて選手たちにブーイングを送った。2シーズン連続無冠というプレッシャーがある中で、特別驚くべきことではないが、その対象となったのがヴィニシウス・ジュニオールだった。 試合開始当初、今季初めてベルナベウは本来のスイッチが入ったように見えた。モウリーニョのチームが見せる高い位置からのプレスへの熱狂的なサポートがあった。しかし試合が進むにつれて雰囲気が変わった。先週金曜のベティス戦での敗北の余韻も残る中、緊張感が戻ってきた。 77分のカルロス・アウグストの1点で2-1となると空気が崩れた。79分にトレントが交代を告げられると、ブーイングを浴びながらピッチを後にした。中盤3人が出場停止という状況で難しいタスクをこなしたが、ボールロストも目立ち、リード後にマドリーが必要としたコントロールをもたらすことはできなかった。 モウリーニョは試合後「彼がチームのために払った努力を評価している。でも彼は中盤の選手ではない。あの強度でその位置をこなすのはとても難しい。本来はポジション重視のサイドバックだ」と語った。 ✅ ヴィニシウスへの最大のブーイング──86分の交代時 試合を通じてヴィニシウスへのブーイングはあったが、86分にカレーラスと交代した際が最大だった。今夏のアーセナルへの移籍交渉を含む契約延長騒動の中で、一部サポーターは売却を望んでいた。 「彼がまだ本調子ではないことはわかっている。1対1で相手を仕留める本来のヴィニシウスではない。でも懸命に働いているし、尊重されるべき選手だ」とモウリーニョ。コーチングスタッフはヴィニシウスの姿勢に非常に満足しており、負傷者3人、復帰途上3人、出場停止3人という状況でインテル相手に3ポイントを取ったことに対してブーイングが起きた事実に驚きも覚えているという。 ✅ クルトワが7セーブでマドリーを救う 最後に違いを作ったのは攻撃陣ではなくGKクルトワだった。7本のセーブを記録し、インテルが猛攻をかけた89分にはムヒタリャンのシュートを止めてリードを守り抜いた。クルトワがマドリーを救うのは、ベルナベウの欧州の夜のもう一つのテーマだ。 モウリーニョには望ましい白星スタートとなったが、これが新時代の幕開けだとするなら、彼の色はまだ見えにくい。

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The Athletic2026年9月9日 08:18

モウリーニョはマドリーでCLを制覇できるか──12年前に止まった時計と「新しい自分」

英紙『The Athletic』ダーモット・コリガン記者が伝えた。 ジョゼ・モウリーニョのCLノックアウトステージ最後の勝利は、12年前に遡る。今季、その彼がインテルとのCL開幕戦でベルナベウに帰ってきた。 ✅ 最初のマドリー時代、そして13年間で6度のCL制覇 2010年にマドリーが最初に招聘したとき、モウリーニョはインテルでCL三冠を達成したばかりで、マドリーの「10度目のビッグイヤー」を最も近い位置にいる監督と見られていた。しかし、クリスティアーノ・ロナウド、ベンゼマ、カカらガラクティコスを擁した3年間は、毎シーズンCL準決勝敗退という結末に終わった。 2013年に彼が去った後、マドリーはアンチェロッティ監督で3度、ジダン監督で3度、計6つのCLトロフィーを獲得した。 ✅ 12年間のCL記録──8大会、5クラブ、勝ち上がりはゼロ その間、モウリーニョは5つのクラブでCLに挑んだが、2013-14シーズンのチェルシー以降、ノックアウトステージを一度も勝ち上がっていない。 2013-14チェルシー時代の準決勝では、ローンで在籍中のクルトワ率いるアトレティコ・マドリーに敗れた。 2014-15チェルシー:クルトワ、アザール、セスク・ファブレガス、コスタを擁し、16強でPSGと対戦。イブラヒモビッチの退場でアドバンテージを握ったかに見えたが、ブラン監督のチームにアウェーゴール差で敗退。「恥ずかしい」とガリー・ネヴィルが痛烈批判した。その後モウリーニョは12月に解任。 2017-18マンチェスター・ユナイテッド:グループステージ5勝で突破も、16強でセビージャと対戦。ポグバを外し21歳のスコット・マクトミネイを先発起用したが、第2戦終盤にベン・イェデルに2ゴールを決められ敗退。モウリーニョは12分間にわたる記者会見で「フットボールの伝統」論を展開して責任を回避した。2018年12月に解任。 2019-20トッテナム:ポチェッティーノ後任として就任、16強でライプツィヒに2戦合計0-4の完敗。 その後のローマではコンフェレンスリーグ優勝もELはセビージャにPK敗退。フェネルバフチェではELでレンジャーズにPK敗退。CL予選もベンフィカに敗れ解任。 ✅ 「ドラマチックな一夜」でベンフィカが覚醒、そして因縁の対決へ ところが、そのフェネルバフチェを倒したベンフィカが、数週間後にモウリーニョを招聘するという奇妙な巡り合わせが起きた。ベンフィカはリーグフェーズ7試合で5敗という崖っぷちから、最終節にGKアナトリー・トルビンがロスタイムにゴールを決めるという劇的な展開でノックアウトステージへ。そこで再びマドリーと対戦した。 第1戦ではヴィニシウスがプレスティアーニに差別的侮辱を受けたと訴えて試合が中断、プレスティアーニはUEFAとFIFAから出場停止処分を受けた。モウリーニョはその夜「ヴィニシウスが事件を誘発した」と示唆し、強い批判を浴びた。ベンフィカは2戦合計1-3でマドリーに敗退。 ✅ 「新しいモウリーニョ」の試み それでも今夏、フロレンティーノ・ペレスが2シーズン連続無冠のチームに変革をもたらすべく白羽の矢を立てたのはモウリーニョだった。 復帰後、モウリーニョは意識的にリラックスした姿勢を打ち出している。 「自分のDNAは変わらない。でも今の私はずっと成熟し、感情的でなく、コントロールが利いている」とスペインのTV番組「エル・チリングイト」で語った。 ヴィニシウスとの関係修復にも積極的で、ベルナベウのサポーターに同選手へのサポートを呼びかけた。プレスティアーニ発言については「彼は私の選手だった。それだけだ。ヴィニは今、私がどちらの側にいるかを知っている」と語った。 ✅ ベリンガム、エムバペ、そしてモドリッチの言葉 ベリンガムは自由度の高い攻撃的MFとして躍動しており、エムバペはラ・リーガ開幕4戦で4ゴールを記録している。金曜のベティス戦は1-0の惜敗だったが、シーズンはまだ序盤だ。 アンチェロッティは2021年の復帰時、エバートンを10位に導いただけの状態でCLから4年離れていた。しかし復帰後1年でCL優勝を果たし、2年後に再びビッグイヤーを手にした。 「モウリーニョの復帰は素晴らしい決断だ。彼は偉大な勝者であり、このクラブを知っている」と、現在ミランに在籍し水曜日に41歳を迎えるルカ・モドリッチは語った。 モウリーニョの過去10年のCL記録よりも、このクラブで何が機能するかという深い理解が問われる新章。その答えが出るまで、今シーズンのベルナベウから目が離せない。

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The Athletic2026年9月3日 10:15

モウリーニョ体制のマドリー、総額2億6000万ユーロの夏──6人の補強と変わった「補強プロセス」

英メディア『The Athletic』が伝えた。 4月末、マドリーはクラシコでバルサに敗れれば事実上タイトルを献上する状況でピッチに立っていた。仮に勝ったとしても、2年連続で主要タイトルなしという結末はほぼ避けられない見通しだった。15度の欧州王者にとって2年連続無冠は重大事。それが最後に起きたのは2009-10シーズン──そのときフロレンティーノ・ペレスが選んだのもモウリーニョだった。 今回も同じ男を選んだ。4月末にThe Athleticは、63歳のポルトガル人指揮官がアルベロア後任としてフロレンティーノの最有力候補であると報じた。6月11日に正式就任が発表されるより前から、モウリーニョ、フロレンティーノ・ペレス、ホセ・アンヘル・サンチェス強化部長、フニ・カラファット主任スカウトはすでに再建戦略を練り始めていた。 ✅ 総額2億6000万ユーロの補強 今夏マドリーが投じた金額は約2億6000万ユーロ。2019年以来最大の補強規模だ。内訳は以下の通り。 フリー移籍でリヴァプールのCBイブラヒマ・コナテとマンチェスター・シティのMFベルナルド・シウバ。チェルシーからMFマルク・ククレジャを最大6000万ユーロのパッケージで獲得。インテルからRBダンフリースを2000万ユーロで、レバンテからFWカルロス・エスピを2500万ユーロで迎え入れた。そして最大の目玉は、RBライプツィヒからWFヤン・ディオマンデをクラブ史上最高額となる最大1億4000万ユーロで獲得したことだ。さらにベンフィカへのモウリーニョ違約金として1500万ユーロも支出している。 ✅ 監督が補強に深く関与した マドリーはここ最近、監督を補強プロセスにあまり関与させない方針をとってきた。アンチェロッティ、シャビ・アロンソ、アルベロアはいずれも今回のモウリーニョほどは相談を受けていなかった。その変化が、フロントからモウリーニョまでが「今夏は成功だった」と共通認識を持てている大きな理由のひとつとみられる。 陣容はタイトル争いができる水準に達したという手応えがある。ただ、外部・内部双方から「まだ1つのポジションが手薄だ」との声も上がっている。試合のテンポを支配できるゲームメーカータイプのMFだ。ロドリがマドリーのアプローチにもかかわらずバルサを選んだことは、その点では痛手と言わざるを得ない。

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