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レアル・マドリードの最新情報を現地メディアから日本語で
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スペイン紙『AS』マルコ・ルイス記者が伝えた。 モウリーニョはインテル戦の勝利後、チームに二重のメッセージを送った。苦しみながら勝利をつかむ力とプレスの効果に満足を示しながらも、改善すべき点があることも明確に伝えた。 ✅ 「勝利が全て」という肯定的メッセージ トレントとバルベルデの初タッグという困難な状況を踏まえ、モウリーニョはドレッシングルームに前向きなメッセージを届けた。チームの競争力、粘り強さ、そして局面で存在感を見せる力を高く評価した。特に、どのタイミングで、どの選手が、誰にプレスをかけるかという事前に設定したプランの実行を称えた。内容が伴わないときでも勝ちにいける力を「文句なしのキャラクター勝利」として評価した。 ✅ 11回の相手陣内でのボール奪取 チームスタッフが特に評価したのが、相手陣内でのボール奪取数11回という数字だ。これはモウリーニョが構築中のプロジェクトの核となる要素の一つ。まだコンディションが整っていない選手がいる中でもプレスが機能していることは、本来のフィジカルが戻れば結果はさらに大きくなる可能性を示している。エムバペとベリンガムが前半終了間際と後半開始直後に決定的な場面を外さなければ、計9回の決定機から3-0で試合を決められていた。 ✅ 改善すべき点──ポゼッション最低、6つの決定的セーブ 一方でモウリーニョは修正点も認識している。最大の課題は試合のコントロールだ。試合後会見で「こんなに狂った試合になって嬉しくない」と語った通り、マドリーはこのCL開幕節で最も低いポゼッション率40%未満を記録した。これはギュレルとベルナルド・シウバの出場停止が大きく影響している。 また、クルトワに6本もの好セーブを強いる場面が生まれたことも課題として認識しており、特定の局面でのリスク管理を改善しようとしている。 ✅ 代表ウィーク前の3連戦が鍵 この分析を踏まえ、次のベルナベウでのラージョ戦では内容を伴った勝利で主導権を握るサッカーを取り戻すことが目標だ。チームがまだ構築段階にあり、チュアメニとチアゴ・ピタルチが徐々に戦力として機能し始めているこの時期、代表ウィーク前のラージョ、エルチェ、アトレティコとの3連戦を好成績で乗り切ることが今季後半の土台となる。
スペイン紙『MARCA』が伝えた。 バイエルン・ミュンヘンのスポーツディレクター、マックス・エバールがスポーツ・ビルト誌の長編インタビューで、マイケル・オリーセとレアル・マドリーをめぐる夏の移籍噂を全面否定した。選手サイドからのコンタクトがあったかと問われ「一度もない」と言い切った。 ✅ 「開く前に一瞬躊躇した」 エベルルはバイエルンが終始落ち着いていたことを示すエピソードを明かした。クラブW杯期間中、オリーセからWhatsAppが届いた際、一瞬「もしや移籍の話では」と思ったという。しかし開けてみると、マヌ・コネとのツーショット写真にハートの絵文字が添えられていただけだった。「その後、来季は11番をつけたいかと聞いたら、17番のままがいいと言った。それが私のマイケルとのやりとりだ」と笑いながら語った。 ✅ 「CLを獲りたいなら、そんな質問は出ない」 オリーセの売却額を問われると、交渉の余地すら与えなかった。「CLタイトルを本気で狙うクラブが、エースを手放すことなど考えるはずがない」。バイエルンは経済的理由で主力を手放す必要がないという歴史的な強みを改めて強調し、「どんな金額にも誘惑される必要はない」と断言した。 ✅ 「違約金条項はない」 2029年まで契約が残るオリーセは引き続きチームの核だ。延長交渉については「急いでいない」としながら、「来夏には、彼が更新に前向きかどうか傾向が見えてくるはずだ」と言及。そして欧州の大クラブへ向けた最後のメッセージを送った──「違約金条項は存在しない」 ✅ 「フットボールが人生」という姿勢を愛している エベルルはオリーセの人間性も絶賛した。ニューヨークで靴下だけで路上サッカーをしている動画が拡散されたことに触れ「彼のあり方が好きだ。ただサッカーをしたい人間だ。『フットボールは自分の人生』という姿勢──それこそ私たちが求めているものだ」と語った。
スペイン紙『AS』が伝えた。 モウリーニョがマドリーのベンチに戻ったとき、早急に向き合わなければならない問題があった──ヴィニシウスとの関係修復だ。昨季のマドリー対ベンフィカの3試合、とりわけ「プレスティアーニ事件」を経て2人の関係は大きく傷ついていた。しかしモウリーニョはW杯の時点から動き出し、ヴィニシウスの契約延長決断においても重要な役割を果たした。そして今、少しずつだが確実に、より献身的なヴィニシウスを引き出すことに成功している。 ✅ 攻撃で輝けない夜に守備9回の奪取 最高のヴィニシウスではない──それはまだ先の話だ。背番号7が再びドリブルで相手を翻弄し、ゴールを奪うようになれば、それが本来の姿だ。しかしその日が来るまでの間、モウリーニョは守備面とメンタル面でヴィニシウスを変えつつある。インテル戦がその証左だった。 攻撃では精彩を欠いた。決定機なし、枠内シュートなし、突破成功はわずか2回。しかし守備では9回ものボール奪取を記録した──チーム2位のベリンガム(4回)の倍以上だ。マドリーのFWがこれほどのボール奪取を記録したのは、2008年にイグアインが12回を記録して以来の出来事だ。 ✅ モウリーニョの教育──落ち着きと守備意識 より沈着なヴィニシウスの姿も見えた。エスパニョール戦のデビュー後、モウリーニョは「彼は聖人ではないが、やられていることはひどすぎる。計画的にやっているように見える」と擁護しながらも、「もし得点したらどう振る舞うか、気をつけるよう伝えた」と釘を刺した。ベティス戦でエルナンデス・エルナンデス主審との激しいやりとりでイエローを受けた場面でも、モウリーニョはすかさず選手を守った。 ✅ 出口でのブーイング、寄り添うモウリーニョ インテル戦終盤、疲弊しきったヴィニシウスが交代を告げられると、スタンドからブーイングが起きた。この場面はすでに繰り返されるパターンになりつつある。モウリーニョが拍手を促すと声援が戻ったが、傷はまだ癒えていない。あのクラシコ、シャビ・アロンソへの「決別」の場面──ベルナベウはヴィニシウスをアロンソ解任の当事者と見なし、それを忘れていない。それでもモウリーニョはその流れを変えようと動き続けている。 ✅ 「全てを出したなら、それ以上は求めない」 試合後、モウリーニョはスタンドの反応を批判することなくこう語った。「ヴィニシウスが最高潮ではないのは誰の目にも明らかだ。本人が一番わかっている。試合を決める選手に戻るために懸命に取り組んでいる。でも90分間、献身的に戦ってくれた。今の彼への敬意は大きい。あとは後からついてくる、勝利をもたらすようになる」 守備の貢献についてはこう続けた。「チームのために働いてくれれば、常に俺のサポートと愛情がある。それは常時90分間スタメンを意味するのか?違う。でも彼にはサポートがある。全てを出した選手に、それ以上は求めない。彼はそれをやった」
スペイン紙『MARCA』が伝えた。 マドリーには同じプレーの中に「贅沢」と「呪い」が共存している。チャンスは量産する。しかし驚くほど簡単に外す。今季ここまでのデータがその実態を映し出している。マドリーは欧州5大リーグで決定機創出数トップの27を記録しながら、同時に決定機を外した数でも欧州ワーストの19を記録している。つまり、作ったチャンスの7割を逃している計算だ。バルセロナが同じく27の創出に対し15の不発で2位につけている。 ✅ ベティス戦、インテル戦──繰り返されるパターン この問題は直近2試合で特に顕著だった。ベティス戦では支配し、3ゴール相当の期待値を積み上げ、エムバペのPK失敗も含めてチャンスを量産しながら無得点で敗れた。 インテル戦は内容こそ違ったが教訓は同じだった。両チームが打ち合う展開の中でマドリーは何度もゴールに迫りながら、試合を決めきれなかった。最終的に勝点3を手にできたのは、クルトワの超人的なセービングのおかげだ──モウリーニョ体制で最初の「奇跡」と呼べる活躍だった。 ✅ 2得点はモウリーニョのサインだった 2得点はいずれもモウリーニョのフットボールの産物だった。序盤のハイプレスが機能し、そこからゴールが生まれた。まずエムバペがインテルのビルドアップを追い詰めてエラーを誘い、ブラヒムのアシストを仕留めた。次にバルベルデが、ジョゼップ・マルティネスが支配したと思っていたボールを奪い切ってゴールにした。しかしその後は再びチャンスを次々と無駄にし、ラウタロの終盤のゴールで必要以上の緊張を招いた。 ✅ 歴史的なポゼッション低さ──35.62% 数字にはもう一つの側面もある。インテル戦でのポゼッションは35.62%。Optaの記録が残るCLの歴史でマドリーが記録した中で8番目に低い数字だ。それを上回る(さらに低い)試合の大半は、グアルディオラ時代のバルセロナやバイエルンが相手だった。 そしてリスト最下位の23.61%は、奇しくも2010-11シーズンのクラシコ──現在のモウリーニョが当時率いたマドリーの試合だ。16年後、再びモウリーニョがベンチに座り、チームは同じようにボールを相手に渡してカウンターで刺す戦い方を選んでいる。 ✅ モウリーニョ「こういう試合は好きじゃない」 モウリーニョ自身もこの勝ち方を手放しで喜んではいない。「狂った試合で、あまり好きな狂い方ではない。5点、6点、7点を完全なコントロールの下で取りたい。信じられないGKの活躍を必要とせずに」と会見で語った。サッカーの地平において、モウリーニョは「うまく負ける」より「雑に勝つ」を選ぶ。しかし理想は第三の道──作ったチャンスをしっかり決めて、難なく勝つこと。今はまだその最後の部分が機能していない。
英紙『The Athletic』ダーモット・コリガン記者が伝えた。 ジョゼ・モウリーニョのCLノックアウトステージ最後の勝利は、12年前に遡る。今季、その彼がインテルとのCL開幕戦でベルナベウに帰ってきた。 ✅ 最初のマドリー時代、そして13年間で6度のCL制覇 2010年にマドリーが最初に招聘したとき、モウリーニョはインテルでCL三冠を達成したばかりで、マドリーの「10度目のビッグイヤー」を最も近い位置にいる監督と見られていた。しかし、クリスティアーノ・ロナウド、ベンゼマ、カカらガラクティコスを擁した3年間は、毎シーズンCL準決勝敗退という結末に終わった。 2013年に彼が去った後、マドリーはアンチェロッティ監督で3度、ジダン監督で3度、計6つのCLトロフィーを獲得した。 ✅ 12年間のCL記録──8大会、5クラブ、勝ち上がりはゼロ その間、モウリーニョは5つのクラブでCLに挑んだが、2013-14シーズンのチェルシー以降、ノックアウトステージを一度も勝ち上がっていない。 2013-14チェルシー時代の準決勝では、ローンで在籍中のクルトワ率いるアトレティコ・マドリーに敗れた。 2014-15チェルシー:クルトワ、アザール、セスク・ファブレガス、コスタを擁し、16強でPSGと対戦。イブラヒモビッチの退場でアドバンテージを握ったかに見えたが、ブラン監督のチームにアウェーゴール差で敗退。「恥ずかしい」とガリー・ネヴィルが痛烈批判した。その後モウリーニョは12月に解任。 2017-18マンチェスター・ユナイテッド:グループステージ5勝で突破も、16強でセビージャと対戦。ポグバを外し21歳のスコット・マクトミネイを先発起用したが、第2戦終盤にベン・イェデルに2ゴールを決められ敗退。モウリーニョは12分間にわたる記者会見で「フットボールの伝統」論を展開して責任を回避した。2018年12月に解任。 2019-20トッテナム:ポチェッティーノ後任として就任、16強でライプツィヒに2戦合計0-4の完敗。 その後のローマではコンフェレンスリーグ優勝もELはセビージャにPK敗退。フェネルバフチェではELでレンジャーズにPK敗退。CL予選もベンフィカに敗れ解任。 ✅ 「ドラマチックな一夜」でベンフィカが覚醒、そして因縁の対決へ ところが、そのフェネルバフチェを倒したベンフィカが、数週間後にモウリーニョを招聘するという奇妙な巡り合わせが起きた。ベンフィカはリーグフェーズ7試合で5敗という崖っぷちから、最終節にGKアナトリー・トルビンがロスタイムにゴールを決めるという劇的な展開でノックアウトステージへ。そこで再びマドリーと対戦した。 第1戦ではヴィニシウスがプレスティアーニに差別的侮辱を受けたと訴えて試合が中断、プレスティアーニはUEFAとFIFAから出場停止処分を受けた。モウリーニョはその夜「ヴィニシウスが事件を誘発した」と示唆し、強い批判を浴びた。ベンフィカは2戦合計1-3でマドリーに敗退。 ✅ 「新しいモウリーニョ」の試み それでも今夏、フロレンティーノ・ペレスが2シーズン連続無冠のチームに変革をもたらすべく白羽の矢を立てたのはモウリーニョだった。 復帰後、モウリーニョは意識的にリラックスした姿勢を打ち出している。 「自分のDNAは変わらない。でも今の私はずっと成熟し、感情的でなく、コントロールが利いている」とスペインのTV番組「エル・チリングイト」で語った。 ヴィニシウスとの関係修復にも積極的で、ベルナベウのサポーターに同選手へのサポートを呼びかけた。プレスティアーニ発言については「彼は私の選手だった。それだけだ。ヴィニは今、私がどちらの側にいるかを知っている」と語った。 ✅ ベリンガム、エムバペ、そしてモドリッチの言葉 ベリンガムは自由度の高い攻撃的MFとして躍動しており、エムバペはラ・リーガ開幕4戦で4ゴールを記録している。金曜のベティス戦は1-0の惜敗だったが、シーズンはまだ序盤だ。 アンチェロッティは2021年の復帰時、エバートンを10位に導いただけの状態でCLから4年離れていた。しかし復帰後1年でCL優勝を果たし、2年後に再びビッグイヤーを手にした。 「モウリーニョの復帰は素晴らしい決断だ。彼は偉大な勝者であり、このクラブを知っている」と、現在ミランに在籍し水曜日に41歳を迎えるルカ・モドリッチは語った。 モウリーニョの過去10年のCL記録よりも、このクラブで何が機能するかという深い理解が問われる新章。その答えが出るまで、今シーズンのベルナベウから目が離せない。
スペイン紙『MARCA』が伝えた。 ディーン・ハウセンはインテル戦でも存在感を示し、今季のマドリーを支える柱の一人となっている。個人としても集団としても苦しんだ1年目を経て、充実した立ち上がりを見せている。試合後のコメントを紹介する。 ✅ 試合について 「試合に問題があったとは思わない。たくさんのチャンスを作ったし、決めきれなかったから少し試合が荒れた。もっとコントロールを持たなければいけない」 ✅ モウリーニョの影響 「誰だって自分のCBにデュエルを勝ってほしい。監督はとても近くで見てくれている。それはみんなにとっていいことだ」 ✅ ヴィニシウスへのブーイングについて 「ヴィニシウスはマドリーがどういうところか、ここの要求がどれほど高いかをわかっている。彼がどれだけ良い選手かは全員知っている。もっと頑張るし、いつもそうしてきたし、いつも笑顔でいる。交代の件は新しいルールのせいで、ときどき忘れてしまう」 ✅ スペイン代表について 「代表のことは自分の手の届かないところにある。自分にできることはマドリーでたくさん良いプレーをすること。5試合はサッカーでは何でもない。シーズンは50か60試合ある。体調も良くなっている。でも5試合は何でもない、このまま続けるだけだ」 ✅ 変わった理由 「瞑想とかそういうことはしていない(笑)。このクラブの大きさは来てみるまで本当にわからない。今は新しいことも常にあるけど、慣れてきたし、居場所を感じている。キャリアはずっと動き続けてきた。今は充実している、このまま働き続けるだけだ」 ✅ 批判について 「マドリーの大きさは計り知れない。いいことでも悪いことでも常に話題になる。ここの要求の高さはみんなわかっている。去年よりチームとして団結できていると思う。去年は難しかった」 ✅ チームの甘さについて 「もう少しうまく戦わなければいけない。相手を見ていると、ファウルをもらったら何度も転がって抗議して、最終的にこちらがイエローをもらう。そこは改善しなければ。サッカーは感情のスポーツだ、それは審判にとっても同じだ」
スペイン紙『MARCA』が伝えた。 エムバペとバルベルデのゴール、そしてクルトワの神セービングでマドリーがインテルに2-1で勝利。モウリーニョが試合後の会見に臨んだ。 ✅ ヴィニシウスへのブーイングについて 「サポーターを批判はしない。監督として、選手との関係として話す。彼は全ての敬意に値する。ベストではないことはみんなわかっているし、本人が一番わかっている。試合を決める選手になるために今まで以上に働いている。守備でできなかった場面は疲労のせいだ。簡単ではないが、この試合の献身は素晴らしかった。今のヴィニシウスへの尊敬は非常に大きい。試合を決める瞬間はきっと来る」 ✅ 試合の評価 「6-5や6-6で終わってもおかしくなかった。狂った試合だ。好きな狂い方ではない。5点、6点、7点を入れてGKが信じられないセーブをする必要がない試合がしたい。今夜のクルトワがMVPに選ばれないなら、永遠に選ばれない。フェデへの評価を下げたいわけではない。交代を早くするなど、やりたかったことができなかった。インテルの強度が落ちても、コントロールできる人材が足りなかった。バルベルデのゴールは偶然ではない、彼の読みと俺たちの判断が生んだゴールだ。とても重要な3ポイントだ。グループを突破できると確信している」 ✅ エムバペへのブーイングについて 「観客の反応についてはコメントしない。今日もしないし、ここにいる最後の瞬間までしない。退場するとき彼にキスをした──それが俺にとってチームへの仕事への敬意だ」 ✅ ヴィニシウスへの寄り添い 「チームのために働いてくれれば、常に俺のサポートと愛情がある。それは常時スタメン、常時90分を意味するのか?違う。でも、チームのために戦った選手には常に敬意と愛情を示す。3バックとウイングバックを使う相手に対して、サイドの選手は本当に難しい。ブラヒムは内側で非常にうまくやった。最高のヴィニシウスがいれば、あのカウンターで試合を終わらせる。ベンフィカ戦で俺にそれをやってくれたように。全てを出した選手に、それ以上は求めない。彼はそれをやった」 ✅ トレントについて 「非常によくやった。バルベルデとともにうまく機能した。ボールロストもあったが、あの位置は簡単ではない。代表ではやっているが、試合の強度は別物だ。全力を尽くしてくれた。チュアメニにも感謝する──チームと一度も練習できていない。昨日見せたことは周囲を欺くためのものだった。2人の努力に感謝する」 ✅ インテルとマドリーについて 「インテルはイタリア最高のチームだ。ローマが追いつけるかもしれないが。CLでも決勝を戦った非常に強く野心あるチームだ。マドリーは偉大なことができる完璧な場所にいる。W杯もあり一部の選手とは多く過ごし、少ない選手もいた。まだ始まりだ、先は長い」
スペイン紙『AS』が伝えた。 マドリーのインテル戦勝利の中で、一つの印象的な場面が記憶に残った。87分、インテルに1点を返されてなお試合をクローズしようとするモウリーニョは、後半にスタンドからブーイングを受けていたヴィニシウス・ジュニオールを交代させた。ブラジル人は90分間アクティブに動き続けたが、ゴールに絡む貢献なく終わった。 カレーラスとの交代が告げられると、ベルナベウからは選手に向けられた大きなブーイングが響いた。そこで生まれたのが、この夜最も語られる場面だ。ヴィニシウスはスタンドに向かって拍手で返し、モウリーニョも視線を逸らすことなく同じように拍手した。 監督はヴィニシウスがベンチへと歩む間ずっと隣に寄り添い、拍手を送り続けた。ヴィニシウスがファンの一部に向けて振り返った瞬間、モウリーニョは温かく抱擁し、背中を何度も叩いた。難しい夜を過ごしたウイングへの、監督による公の場での支持表明だった。2人の絆の深さを示す一幕でもあった。
スペイン紙『MARCA』が伝えた。 ベルナベウは不安を抱えたまま帰路についた。結果は一つのことを告げ、試合内容はまったく別のことを語ったからだ。インテルはほぼ全ての面でマドリーを上回った──ポゼッション、パス数、決定機の数、試合のリズム。スタッツはほぼ全てインテルが勝った。ゴールという唯一の数字を除いて。そしてここでもマドリーは、夜が最も暗くなったときに発動する、あの説明のつかない生存本能にすがった。 ブラヒム、クルトワ、エムバペ──この3人が灰色のマドリーの中の例外であり、最大の収穫だった。電光石火で大胆なブラヒム。救世主クルトワ。そして冷徹なエムバペ。それだけだ。残りの選手たちは、勝利で終わったCLの夜にしては疑問符が多すぎた。 そしてその疑問符の一つに、再びヴィニシウスの名前が浮かぶ。ブラジル人をめぐる不満のざわめきは消えず、スタンドも自分たちの気持ちを隠さなくなってきた。ベストバージョンとはほど遠く、ボールを失うたびにどよめきが広がる。 ✅ ジョゼップ・マルティネスはしばらく忘れられない インテルのGKがベルナベウでキャリア最悪のミスを犯した。ゴール前でバルベルデを前にボールを受け、かわそうとドリブルを試みたが、バルベルデにかすりさえすれば十分だった──そのプレスがそのままゴールになった。世界中を駆け巡る大失態だ。それでも汚名を晴らすように、前半だけでエムバペのシュートを足で弾き、ベリンガムのシュートも2度止めた。後半も再びベリンガムからのシュートをセーブ。2-0の凡ミスだけは、きっとしばらく頭から離れないだろう。 ✅ ブラヒムの神業 この夜のベルナベウで最も価値のある場面は58分のブラヒムのプレーだった。ペナルティエリアの角でボールを受け、ヒールでボールを引きずるなど2度の華麗なドリブルでサイドの深い位置まで突破。そのまま浮かし球でGKの頭上を越すパスをベリンガムに送った──純粋な魔法だった。ベリンガムはこの決定機を外したが、ブラヒムは1-0の場面でもボールを奪ってエムバペにラストパスを送っており、実質的な立役者だ。この夜のマドリーMVPは彼だった。 ✅ インテルはゴール以外全て勝った インテルは前半特にフットボールマシンのように機能したが、個人のミス2つに足を引っ張られた。ボール保持率はインテルが63%(前半は70%)。パス数577対305。コーナーキックも10対3でインテル。デュエル勝率もボール奪取数もインテルが上回った。しかし数えるのはゴールだ。マドリーが前半に2点、インテルが後半に1点。 ✅ エムバペは自分の仕事をする マドリーの不振の責任をエムバペに押しつけようとする声があるが、彼は毎シーズン自分の仕事をしている──それはゴールを奪うことだ。この夜も試合前にCL得点王トロフィーを受け取り、14分には今季CLの初ゴールを決めた。そのゴールでラウル・ゴンサレスのCL通算71ゴールに並んだ。マドリー全員がエムバペと同じように自分の仕事をできれば…… ✅ 変わらないもの──クルトワ クルトワはインテル相手に6本のシュートを止め、どんな逆転の芽も摘み取った。あらゆる種類のセービングで、改めて世界最高のGKであることを証明した。インテルがマドリーの守備の脆さを何度もさらけ出しただけに、クルトワの存在は朗報と苦報が入り混じる。クルトワがいなければ悪夢の夜になっていた。 ✅ ヴィニシウスとベルナベウ ヴィニシウスをめぐるざわめきが続いている。ベストバージョンはまだ戻らず、サポーターの忍耐も尽きかけてきた。大規模なブーイングにはなっていないが、ボールを失うたびに不満の声が聞こえた。前半、サイドで必死に競り合った場面では拍手もあったが、それだけで灰色の試合全体を塗り替えることはできなかった。ベルナベウは今のところ待っている──ただし、もうざわめきを隠しながらではなく。 ✅ CLの横断幕はどこへ? サンティアゴ・ベルナベウのCL開幕戦で、センターサークルに例年飾られる星の横断幕が姿を消していた。UEFAが忘れたのか、掲げる人員がいなかったのか。謎のまま終わったが、スタジアムの熱気を損なうことはなかった。
スペイン紙『MARCA』が伝えた。 今季から施行された新ルールを、ベルナベウは生でその目に焼き付けた。マドリー対インテルの主審マイケル・オリヴァーは、ヴィニシウスが交代の際にピッチを離れるのを過度に遅らせたと判断した。スタンドの一部から向けられたブーイングに応えるように拍手しながら退いたブラジル人に対し、オリバーは制裁を適用。交代で入るはずだったアルバロ・カレーラスの入場を一時的に認めず、マドリーは1分以上(実際にはもっと長く)10人で戦わされた。モウリーニョは守備固めとしてカレーラスを送り込もうとしていたタイミングだった。 ✅ 10人のマドリーにインテルが猛攻 ベルナベウの7万人を超えるサポーターが固唾をのんで見守るなか、インテルは数的優位を生かして同点を狙いにきた。長い攻撃の末に左サイドを突破し、ジエリンスキのシュートがゴールを脅かした。これをクルトワが渾身のセーブで弾き出した。この試合の「影の主役」の一人だ。 ベルギー代表GKは直後のラウタロのシュートも止め、マドリーの勝点3を守り抜いた。マドリーは内容で観衆を満足させたとは言えず、試合の大部分でインテルに押し込まれた。それでも勝ったのはクルトワがいたからだ。
スペイン紙『AS』副編集長、ハビエル・シジェスが記した。 ベティス戦の痛みを晴らすCL初勝利。ただし、そういう形での勝利だった。モウリーニョはかねてから優先順位を明言してきた──「うまくやるより勝つ」。競争という観点からすればその選択に異論はない。問題は、マドリーがそれをやや過剰な形で体現したことだ。後半に大幅に改善されたとはいえ、全体的な印象は良くなかった。インテルは多くの局面で上回っていた。スコアボード以外は。 ✅ トレントを中盤に──実験の光と影 中盤の穴をモウリーニョはトレントを中央に移すことで埋めた。利き足の左足と、リヴァプール時代の中盤経験を買ったのだろう。しかし実験が成功したとは言い難い。ポジショニングで明らかなほころびが見え、特にカバーリングと背後のスペース管理で苦しんだ。カーティス・ジョーンズにはその穴を何度も突かれた。 ✅ ブラヒムの合格点、ディオマンデはベンチ ブラヒムは質と献身で期待に応えた。インテルのウイングバックを深く使うシステムを考えれば、彼がトップ下に入るのは理にかなっていた。一方でディオマンデはスタメンに名を連ねなかった。不動の評価というわけではないが、モウリーニョが今は他の選択肢を好んでいることは明らかで、ディオマンデにはまだ時間がかかりそうだ。 ✅ サイドを制圧されたマドリーの守備 インテルのサイド攻撃はマドリーにとって終始脅威だった。バストーニを筆頭に、縦にも斜めにも鋭く崩してきた。守備ブロックを絞ろうとすればサイドが空き、ジョーンズやチャルハノール、ラウタロにライン間を使われた。後方からの走り込みへの対応も甘かった。マドリーは後方を締めきれなかった。 それでもインテルは決定力を欠いた。クルトワがその責任を果たした。マドリーも決して決定機には恵まれていたわけではない。二度の効果的なプレスからゴールを奪ったが、その後ベリンガム、ブラヒム、ヴィニシウス、エムバペが外した場面は言い訳のきかないものだった。 ✅ 2-1──緩んだ集中 2-1は、マドリーが集中を切らした場面から生まれた。ラウタロのククレジャの背後へのスプリントをトレントが把握しながら、肝心な瞬間に対応を怠った。マドリーは先行逃げ切りを狙いながら、最後にインテルの無垢さに情けをかけた。 勝って、試合を振り返る。その方が常に楽だ。モウリーニョもそれをわかっている。
スペイン紙『MARCA』が伝えた。 マドリーの近年の歴史にたびたび登場してきたプレーだが、今夜は主役が変わった。フェデ・バルベルデが獰猛なプレスをかけ、インテルのスペイン人GKジョゼップ・マルティネスを混乱させて2-0につながるミスを誘った。マルティネスは2021年のコロナ禍での代表戦でスペイン代表デビューも果たしたGKだ。 ✅ ベンゼマとスヴェン・ウルライヒ、カリウス 今夜のベルナベウで起きたこの場面、マドリーは過去にも何度か目にしてきた。主役はほぼ常にベンゼマだった。フランス人FWはバイエルンのサブGKスヴェン・ウルライヒに同じプレスをかけてミスを誘い、CLの準決勝を決定づけた。同じシーズンのキエフでの決勝では、カリウスの背後に隠れる形で1-0を奪い、リバプールを仕留めた。 ✅ 最も近い記憶──ドンナルンマとKB9 しかし今夜の場面が最も重なるのは、21-22シーズンのCLラウンド16だ。「大逆転劇の季節」として語り継がれるあの年、ベンゼマのプレスでPSGのドンナルンマがボールを失い、ヴィニシウスが拾って9番にアシスト。PSGがエムバペとメッシで試合を支配していたなか、同点に追いついたこの1点が逆転劇の引き金となった。最終的にKB9のハットトリックでPSGは崩壊した。 あの夜のベンゼマがバルベルデに、ドンナルンマがジョゼップ・マルティネスに──歴史は形を変えて繰り返す。
スペイン紙『MARCA』が伝えた。 インテル戦のキックオフ前、サンティアゴ・ベルナベウではネパールと中国の災害犠牲者への黙祷やセウタへの連帯表明など複数のセレモニーが行われた。そのなかでUEFAは、昨シーズンのCLで活躍したマドリーの2選手に個人賞を授与した。マドリーはバイエルンとの準々決勝で敗退したものの、2人の活躍は際立っていた。 ✅ ギュレル:CL最優秀新人賞 アルダ・ギュレルが昨季CLの「最優秀若手選手賞」を受賞した。アリアンツ・アレーナでの2ゴールが評価された。今夜のインテル戦は出場停止のため、ギュレルは私服姿でピッチサイドに立ち、トロフィーを受け取った。 ✅ エムバペ:CL得点王 続いてエムバペが昨季CLの得点王トロフィーを受け取った。11試合15ゴールという圧倒的な数字は他の誰も届かず、最も近づいたハリー・ケインも及ばなかった。エムバペはこれにより、ラ・リーガの得点王「ピチチ」(2025-26シーズン)と並ぶ形でCL得点王のタイトルも手にした。 両選手への授与は、マドリーのOBでもあるルイス・フィーゴが行った。
スペイン紙『MARCA』が伝えた。 フランス・フットボール誌が、2026年バロンドールの若手部門「コパ・トロフィー」の10人の候補者を発表した。授賞式は10月26日にロンドンで行われる。 ✅ 候補者10名 パウ・クバルシ(FCバルセロナ) ラミン・ヤマル(FCバルセロナ) ウォーレン・ザイール・エメリ ケリム・アライベゴヴィッチ アユブ・ブアディ ヤン・ディオマンデ(レアル・マドリー) レナート・カール イーライ・ジュニア・クルーピ ヨハン・マンザンビ イブラヒム・マザ バルセロナの若き主力2人が揃って候補入りしたほか、マドリーからはディオマンデが選出された。 ✅ ヤマルが2連覇中 コパ・トロフィーはフランスの伝説的選手レイモン・コパの名を冠した21歳以下対象の賞で、のちに世界トップクラスへと成長する選手を多数輩出してきた。直近2回の受賞者はいずれもラミン・ヤマルで、今回は3連覇がかかる。大本命の一人はパウ・クバルシで、ヤマルとの同士打ちが最大の見どころとなりそうだ。
スペイン紙『MARCA』が伝えた。 マドリーがインテル戦の招集リストを発表した。プレシーズンから離脱していたチュアメニ、チアゴ・ピタルチ、エンドリッキの3人が回復し、モウリーニョ体制に合流した。 ✅ 8人の欠場者 負傷:ミリタオ、メンディ、ロドリゴ、アセンシオ 出場停止:カマヴィンガ、ベルナルド・シウバ、ギュレル 3人の復帰はあるものの、8人もの離脱者を抱える異常事態に変わりはない。モウリーニョは今回も育成組(カスティージャ)から補充し、CL初陣にGKセルヒオ・メストレとハビ・ナバーロ、DFマリオ・リバス、MFセステーロの4人を帯同させた。 特にセステーロは、バルベルデ以外に本職MFが不在という状況から、スタメン起用の可能性すらある。また、直前の練習を風邪で欠席したルニンは間に合わず招集外となった。 ✅ 招集メンバー全員 GK:クルトワ、メストレ、ハビ・ナバーロ DF:ハウセン、トレント、コナテ、ククレジャ、カレラス、リュディガー、ダンフリース、マリオ・リバス MF:ベリンガム、バルベルデ、チュアメニ、チアゴ、セステーロ FW:ヴィニシウス、エンドリッキ、エムバペ、エスピ、ブラヒム、ディオマンデ 監督:ジョゼ・モウリーニョ
スペイン紙『MARCA』が伝えた。 元インテルDFのマルコ・マテラッツィが、ガゼッタ・デッロ・スポルトの長編インタビューでモウリーニョのマドリー復帰について語り、現インテル監督キヴと三冠時代のモウリーニョの意外な共通点を指摘した。 ✅ キヴはモウリーニョに似ている マテラッツィはキヴがあの時代のモウリーニョを思わせると語った。「パニックなし。正しい交代をするだけ」──土壇場での落ち着きが両者に共通すると言う。 ✅ ペレスとモウリーニョの絆が復帰を生んだ マドリー復帰を驚きとは受け止めなかったとも明かした。「フロレンティーノとジョゼの関係を知っている。ペレスはジョゼへの絶大な信頼からマドリーの指揮権を返した」。そしてモウリーニョが最も得意とする役割をこなし続けると見る。「全ての責任を引き受け、唯一の拠り所になること」 ✅ 「Uno di noi」──彼のために死ねる モウリーニョのリーダーシップについては、これ以上ない言葉で表現した。「ジョゼの最大の強みは、彼の下でプレーする選手が誰でも『仲間の一人』として扱われ、ピッチで全てを出し尽くすことだ。ピッチに立てば、彼のために死ねる」 ✅ チュアメニとバルベルデの不仲説にも「問題ない」 チュアメニとバルベルデの関係悪化の噂を問われると、きっぱりと言い切った。「ジョゼなら2人を引き合わせて、親友にしてしまう」。多少の緊張感はむしろモウリーニョにとって好都合で、チーム全体を高い競争意識の中に置き続けられると見ている。 ✅ 「エムバペ、そしてベルナベウ」 マドリー対インテルの対決については「決め手は中盤だ」としながらも、相手にとって最も危険な要素を迷わず挙げた。「陳腐に聞こえるかもしれないが、これが真実だ──エムバペ。そしてベルナベウ」 ✅ 「ベニテスに任せていくなんて、ふざけるな」 インタビューで最も感情的な場面は、2010年のCL優勝後のモウリーニョとの別れを振り返った瞬間だった。ベルナベウでバイエルンを下した決勝後の抱擁は今も特別な記憶として残っている。「あのとき2人で言い合ったことは、俺の『ベニテスに任せていくなんて、ふざけるな』という一言以外、2人の胸の中に永遠にしまっておく」。そして半笑いで、昔を懐かしむようにこう締めた。「最悪なのは、いなくなったとき、やっぱり寂しいということだ」
スペイン紙『MARCA』が伝えた。 モウリーニョはマドリーでデシマを取り損ねた。今度はCL16回目の優勝を狙う。この帰還は、初陣で果たせなかったCLという宿題を清算するための第2のチャンスだ。3年連続でセミファイナルまで届きながら、最後の一歩を踏み出せなかった。それでも、ペレス会長自身が認めているように、モウリーニョはその後に続く6つのCL優勝への道筋をつけた。ジダンの3回、アンチェロッティの3回だ。そして皮肉なことに、悲願のデシマはモウリーニョが去った翌シーズンにやってきた。 ✅ モウリーニョ以前の暗黒時代 モウリーニョがマドリーに来たとき、クラブはCLで深刻な低迷期を抜け出せずにいた。2003-04シーズンにベスト8で敗れて以降、6年連続でラウンド16の壁を破れない悪夢が続いた。ラウンド16、ラウンド16、ラウンド16……その繰り返しだった。 ✅ 3年間、常にセミファイナルへ──しかし決勝には届かず インテルを率いてバイエルンを下し、準決勝でグアルディオラ&メッシのバルセロナを倒した直後の就任だっただけに、モウリーニョへの期待は絶大だった。その期待に応えるようにマドリーを立て直した。 1年目:無敗のまま準決勝へ(8勝1分)。しかし相手はバルサで、ホームで敗れ、アウェーで引き分けて敗退。 2年目:ここでも9勝1分で準決勝進出。しかし今度はバイエルンにPK戦で敗れた。クリスティアーノ、カカー、ラモスが4本中3本を外す、マドリー史に刻まれた黒歴史のPK戦だった。本人はのちに「キャリアで最も悲しい瞬間だった。あのとき俺たちはヨーロッパ最強だった」と振り返っている。 3年目:3年連続で準決勝まで勝ち進んだが、今度はドルトムントに阻まれ、デシマの夢は再び消えた。 ✅ 3クラブ目でのCL制覇という歴史的記録 今度こそという思いでモウリーニョは帰ってきた。マドリーは過去2年タイトルから遠ざかり、黄金時代に幕が下りた。その流れを変えるべく、再び白いベンチに座る。 もしマドリーで16回目のCL優勝を果たせば、モウリーニョはボブ・ペイズリー、ジダン、グアルディオラ、ルイス・エンリケと並ぶCL3回優勝監督の仲間入りを果たす。さらに、3つの異なるクラブでCLを制した史上初の監督となる。そして優勝と優勝の間の最長ブランク記録も塗り替える──2010年のインテルから17年が経過し、1998年のマドリーと2013年のバイエルンで15年を空けたハインケスの記録を超えることになる。
スペイン紙『AS』編集長、ホセ・フェリックス・ディアスが伝えた。 モウリーニョはインテルの監督としてサンティアゴ・ベルナベウに乗り込み、2度目のCLタイトルを手に入れて去った。そして、その同じ夜にレアル・マドリーの新監督となった。 公然の秘密ではあったが、誰も予想していなかったのは、2010年5月22日のその夜、モウリーニョがマドリーの会長の車に乗り込み、数日前にクラブと交わした合意を正式にサインしに向かったことだ。まず選手たちとともに優勝を祝い、マテラッツィらとの別れを涙で締めくくり、その後ペレス会長との夕食会に出席して全てを確定させた。 ✅ 交渉と違約金 決勝という大舞台が数週間の猶予をもたらした。インテル側も黙ってはいなかった。違約金の支払いを要求し、5月31日の発表に向けて協議が続いた。最終的に移籍金は800万ユーロで決着。当初の倍額にあたる1600万ユーロから半額に落としての合意だった。マドリーのゼネラルディレクターだったホルヘ・バルダーノはこの動きに否定的だったが、それでも翌シーズンは共存した。 ペレス会長はその前の金曜夜と、決勝当日のキックオフ前にも当時のインテル会長マッシモ・モラッティと話し合いを持ち、モウリーニョとの面会について了解を取り付けていた。 ✅ インテルにとっても特別なスタジアム サンティアゴ・ベルナベウはインテルにとって、ただのアウェースタジアムではない。マドリーとの激闘の舞台であり、何よりミラノ全体が忘れられない場所──45年もの長い歳月を経て、最後にヨーロッパの頂点に立った場所だ。そのスタジアムで今夜、インテルはモウリーニョという男に再び相まみえる。マドリーの監督として2度目のステージを迎える、かつて自分たちに欧州の栄光を取り戻させた指揮官に。 ✅ 生まれ変わったインテル モウリーニョが優勝を置き土産に去ったインテルは、もはや当時の面影はない。モラッティも去り、中国人オーナー時代も過去のものとなった。2024年からはアメリカの投資ファンド「オークツリー」が経営権を握り、失われていたヨーロッパでの存在感を一定程度取り戻している。それでも誰もが忘れないのは、2010年にモウリーニョがサンティアゴ・ベルナベウでCLトロフィーを掲げたあの瞬間だ。
スペイン紙『AS』が伝えた。 まるで蜃気楼のように、最高のヴィニシウス(26歳)はアメリカに置き忘れてきたようだ。今夏のW杯で、ブラジル代表の背番号7は自分のベストフットボールがまだ消えていないことを世界に証明した。5試合4ゴール1アシストの活躍は、ブラジルをベスト16以上に導くには足りなかったが、大会屈指のパフォーマーとして存在感を放った。今、マドリーサポーターが求めるのは、そのW杯での輝きをベルナベウで再現することだ。 ✅ 2024年以降、安定感を欠く 2024年にCL2連覇を達成して以降、ヴィニシウスは世界最高の座に立った頃の輝きを継続的には発揮できていない。それでも昨シーズンはプロ入り後最高の数字を記録した──58試合26ゴール15アシスト。タイトルさえ伴っていれば文句なしの成績だったが、チームは2年連続でトロフィーなしに終わった。 今季は飢えている。2032年までの契約延長というゴタゴタにケリをつけ、2年間のタイトル空白を終わらせることに集中する。最大目標はバルセロナが2連覇中のラ・リーガ奪還だが、16回目のCL制覇も強烈に意識している。「16冠が来てほしい。準備はできている。これは俺たちの大会だ。最初の目標はベスト8入りだが、最終的に優勝する。過去2シーズンとは違う季節になる」とRMTVのインタビューで語った。 ✅ 不調でも結果を出し続ける 本来の姿には程遠くても、数字は今季も安定して積み上がっている。リーガ4試合で1ゴール2アシスト、そしてベティス戦でのPK獲得。そのベティス戦では、後にオフサイドで取り消されたエスピのゴールをアシストしたのもヴィニシウスだった。 マドリー加入以来、ヴィニシウスはここぞの舞台に強い選手であり続けてきた。白いユニフォームでの最高のパフォーマンスは常にシーズン後半に訪れる。だからこそ本人も焦らず、自分のベストに戻ることだけを信じて準備を続けている。
スペイン紙『MARCA』が伝えた。 ベティス戦の敗北とともに、マドリーはいくつかの怒りも持ち帰った。そのひとつが、試合終了後にヴィニシウスが受けたイエローカードだ。 Movistar Plusのカメラが、その瞬間を捉えた。主将の腕章を巻いたヴィニシウスが、試合終了の笛が鳴った後に主審エルナンデス・エルナンデスに歩み寄り、何か話しかけた。激しいやりとりの後、主審はイエローカードを提示。ヴィニシウスは「自分はキャプテンだ、キャプテンは審判と話せるはずだ」と食い下がったが、主審の判断は変わらなかった。 ✅ モウリーニョ「なぜキャプテンが?」 インテル戦前日の試合前会見で、モウリーニョも怒りをあらわにした。「なぜレアル・マドリーのキャプテン、ヴィニシウスがイエローカードを受けるのか?審判に向かって歩いて行くだけで、たどり着く前にもうカードを出される。何の理由で?キャプテンは審判に説明を求めることができると、いつも言われている」 主審がその後に提出した審判レポートには、こう記されていた。「ヴィニシウス・ジュニオール選手を警告した理由:試合終了後、まだピッチ上にいる状況で、私の判断に対して抗議したため」 なお、もうひとつのモウリーニョの怒りはエムバペが蹴ったPKに関するもの。ゴールキーパーが動いていたとしてやり直しを求めたが認められなかったことについて、モウリーニョは「規則を知らないのか、それともわざとやり直しを認めなかったのか」と批判している。
スペイン紙『MARCA』が伝えた。 エムバペがバロンドール争いで堂々と自らを売り込んだ。フランス・フットボール誌のインタビュー(近日公開予定)の抜粋と、同日の記者会見で、マドリーのFWは10月26日にロンドンで行われる第70回バロンドール授賞式への意欲を明確に示した。「今年は取れると思っている。だから距離を置いていない」と断言し、バロンドールが短期的な大きな目標の一つであることを明言した。 ✅ 「バロンドールは個人賞だ」 タイトルを取っていないことへの批判にはこう切り返した。「バロンドールは個人賞だ。その選手が個人として何をしたかを見る賞だ。タイトルを取っていないと言う人がいるが、全てを満たして全会一致で取った人など見たことがない。常に誰かが異論を持っている」 ✅ W杯歴代最多得点が最大の武器 エムバペはW杯を最多得点で締めくくり、得点王に輝いた。「W杯の歴代最多得点者になること、フットボール史上最大の大会でレジェンドたちを超えることは世界的な出来事だ。最高の選手たちが集う最重要大会で最多得点者として終えることは重要だ。歴史は常に報われるべきだ」 ✅ 「自分に投票する。でも他の意見も理解できる」 「誰に投票するか?自分だ」と率直に答えつつも、「別の考えの人がいることも理解できる。思想の独裁ではない。自分の論拠と競争相手を見たとき、これは強奪にはならないと思う」と語った。 ✅ ライバルはロドリ、弱点はタイトルなし フランス・フットボール誌は今週、第70回バロンドールの30人の候補者リストを発表する。評価期間の締め切りはスペインがアルゼンチンを破ってW杯を制した7月19日。大会MVPに選ばれたロドリが有力なライバルとなっている。 エムバペの最大のネックは、昨季マドリーでもフランス代表でもタイトルを獲れなかったことだ。個人成績は際立つが、バロンドールの歴史は集団的な成果を重視する傾向があり、そこが争点となる。
スペイン紙『MARCA』が伝えた。 アルダ・ギュレルは今季のモウリーニョ体制で欠かせない存在となった。マドリーの攻撃の多くが彼を軸に回っている。しかし一つの壁がいまだに破れない──試合を最後まで戦い抜くことだ。どれだけ高いレベルのプレーを見せても、交代を告げられるのはいつもギュレルだ。 直近のベティス戦が象徴的だ。MVPに選ばれるほどの活躍を見せながら、それでも途中交代させられた。モウリーニョはイエローカードを理由に挙げたが、それは表面的な説明に過ぎない。ベリンガム、エムバペ、ヴィニシウスという「不可侵の三人」がいる中で、ギュレルはどれほど輝いていても「替えやすい選手」として扱われ続けている。 数字が現状を物語る。今季4試合に出場し、3試合でスタメンを張ったが、90分を戦い切ったことは一度もない。この傾向はマドリー加入当初から変わっていない。 最も印象的な場面は昨季のベンフィカ戦だ。コーナーキックを蹴ろうとした瞬間、電光掲示板に自分の番号が表示されているのに気づいたギュレルは、肩を落としてピッチを後にしながらこうつぶやいた。「いつも俺だ、また俺だ」。結果を左右できる選手だという自覚がありながら、自分の仕事を自らの手でやり遂げることをほとんど許されない、その不満が凝縮された言葉だった。 ✅ 3シーズンの軌跡 2023-24シーズン(デシモキンタ制覇の年):CLには出場ゼロ、リーガのスタメン4試合のうち完走は2試合のみ。 2024-25シーズン:リーガで14試合スタメン、CLは1試合のみ。クラブW杯ではシャビ・アロンソ監督のもとで5試合先発し、ようやく1試合を完走した。 2025-26シーズン:CLで13試合スタメン(完走はバイエルン戦の第2レグのみ──そのまま2ゴールを奪ったが逆転に及ばず退場処分)。リーガは25スタメンで完走はわずか4試合。コパではアルバセテ戦で完走した。 3シーズン合計で71スタメンのうち90分を戦い抜いたのはわずか12試合。これがギュレルの「最後の壁」だ。才能は誰もが認める。モウリーニョもその活用法を心得ている。あとは、決定的な場面でも交代させずに信頼し続けること──それだけが残された課題だ。
スペイン紙『AS』が伝えた。 モウリーニョにとって特別な一夜が訪れる。2010年にインテルを去ってマドリーの指揮官となった指揮官が、チャンピオンズリーグの初陣でその古巣と相まみえる。しかも舞台はサンティアゴ・ベルナベウ──かつてインテルを率いてCLを制したまさにそのスタジアムだ。 前回のマドリー監督時代の最後のCL出場から、13年4か月7日(計4,879日)が経過した。ボルシア・ドルトムント戦での勝利(2-0)が最後だったが、決勝進出には一歩届かなかった。ベルナベウでのCL通算成績は15勝2分1敗。唯一の敗北は2010-11シーズンのバルセロナ戦(0-2)だった。 今回最大の課題は中盤の再建だ。ギュレル、カマヴィンガ、ベルナルド・シウバが出場停止で、バルベルデだけが本来のMFとして使える。最も現実的な解決策はベリンガムを中盤に下げてバルベルデと組ませること。そうすることでブラヒムがトップ下に入り、右にディオマンデ、左にヴィニシウス、1トップにエムバペという陣容が完成する。 最終ラインは右からダンフリース、コナテ、ハウセン、ククレジャ。ダンフリースはかつてのチームメイトたちと対峙することになる。チュアメニとエンドリッキは招集に戻る可能性があるが、途中出場にとどまる見込みだ。
スペイン紙『MARCA』が伝えた。 チャンピオンズリーグ開幕戦のインテル戦を前に、モウリーニョは中盤のパズルを解かなければならない。ギュレル、ベルナルド・シウバ、カマヴィンガの出場停止、さらにチアゴ・ピタルチとチュアメニが回復途上でせいぜいベンチ入りが精一杯という状況で、スタメン構成は非常にデリケートなものとなる。 現時点で最も有力な解決策は、ベリンガムをダブルボランチの位置まで下げてバルベルデと組ませること。これにより2列目にはブラヒムとディオマンデが入り、左にヴィニシウス、1トップにエムバペという陣容になる。もうひとつの選択肢は、育成出身のセステーロをバルベルデと組ませてチームをあまり崩さず、ギュレルの代役にブラヒムを入れるにとどめる案だ。 ✅ インテルはディマルコ欠場 インテルの離脱者は数こそ少ないが、フェデリコ・ディマルコという重要な選手を欠く。前日午前に🇮🇹アッピアーノ・ジェンティーレで練習に参加していたものの、スカイ・イタリアがミラノから先行報道した通り、ディマルコはマドリーへの遠征メンバーから外れた。直前の土曜日のナポリ戦で軽度の膝捻挫を負い、キヴ監督が招集を見送った。インテルはセリエA首位をローマと並走しており、そのナポリ戦でも0-2から逆転。ディマルコはラウタロの1-2弾をアシストしていた。
スペイン紙『AS』が伝えた。 加入発表から1か月が経つが、ヤン・ディオマンデの出場時間はまだ乏しい。クラブ史上最高額の1億2500万ユーロで加入した男は、31日間で83分のプレーにとどまっている。まだ一度もスタメン出場はなく、どの試合でも30分に満たない。ギュレルが右サイドで輝きを放っており、モウリーニョも「段階的に起用していく」方針を取っている。 ✅ 4試合の出場内訳 エスパニョール戦:26分(途中出場) レアル・ソシエダ戦:6分(途中出場) マラガ戦:25分(途中出場) ベティス戦:26分(途中出場) 計83分、出場可能な360分のうち23%にとどまる。 ✅ モウリーニョ「Take it easy」 マラガ戦大勝後の記者会見でモウリーニョはこう語った。「落ち着いて、少しずつだ。3試合に出た。20分、15分、30分と出ている。よく、たくさん練習している。開かれた心を持ち、謙虚で、学ぶ意欲がある。私の言葉もチームメイトの言葉もよく聞く。必ず成長する。1億何千万払ったかは関係ない。高い移籍金の選手がすぐ全てを爆発させると思いがちだが、それは違う。まだ若くて、naïfだ。信じられないポテンシャルがある。だからtake it easy、落ち着いて」 ✅ インテル戦で初スタメンの可能性 しかしその「落ち着いて」というムードが、インテル戦では揺らぐかもしれない。ギュレルとベルナルド・シウバが出場停止、カマヴィンガ・チュアメニ・チアゴ・ピタルチも不在で、バルベルデを中盤から動かせない状況だ。右のポジションはブラヒムかディオマンデから選ぶしかなく、後者の初スタメンが現実味を帯びてきた。モウリーニョが別の奇策を用いる可能性も残るが。 ✅ まだ19歳 ディオマンデは現在19歳。ライプツィヒでの1シーズンのみが高いレベルでのリーグ経験だ。控えめで謙虚、やや内向的な性格で、バルデベバスでは過度なプレッシャーを避けるよう配慮されている。内部からは「ごく稀なタレント」という声が聞こえてくるが、今季はまだゴールもアシストもない。モウリーニョが繰り返す「take it easy」がそのまま現状を物語る。だが全ては時間とともにやってくる。その最初の転機が、インテル戦になるかもしれない。
スペイン紙『AS』が伝えた。 ベティス戦の敗北後、エムバペがバルデベバスでインテル戦前日の記者会見に臨んだ。バロンドール争い、ヴィニシウスとの互換性論争、守備の問題、フランス代表でのリーダーシップなど、多岐にわたるテーマで率直に語った。 ✅ チャンピオンズリーグへの意気込み 「チャンピオンズリーグに戻れることがとても嬉しい。この大会には常にモチベーションと高揚感を持って臨む。非常に厳しい試合になるが、それがチャンピオンズリーグだ」 ✅ ヴィニシウスとの互換性について 「それはマドリーを巡る無数の意見のひとつに過ぎない。私にはコントロールできないことだ。我々は同じ目標を持っている──タイトルを取ること。世間の意見は聞き、改善しようとし、前に進む」 ✅ バロンドールについて 「マドリーでプレーしていれば自然とこういった賞と結びつけられる。この夏、最も重要な大会で歴史を作った。でもまだ時間はある。誰が世界最高の選手かは、みんなが自由に判断していい」 ✅ 守備の改善を求める声について 「私とヴィニシウスだけ?もちろん改善が必要だ。でも私はPSGの選手よりゴールを決めている。ただそれを言うのは賢くない。他の人にはできないことをやっているとは思うが、全員が守備でも改善しなければならない。それは終わりのない議論だ」 ✅ 「40ゴールとタイトル」論争 モウリーニョは「60ゴールで無冠より40ゴールとタイトルを取るエムバペの方がいい」と語っていたが、エムバペは一歩進めた。「30でもいい。でもこれは的外れな議論だ。40ゴール決めながらリーガ、チャンピオンズリーグ、コパを争えているなら、なぜゴールを止めなければいけないのか。タイトルを取りたいのは当然だが、選ぶ話じゃない。ゴールを決めながら、タイトルも取る。両方やるんだ」 ✅ 自分が世界最高かどうか 「個人的にはそう思っている。でも非常に主観的な話だ。今季はバロンドールを取るのに良い年になるかもしれないが、投票するのは記者の皆さんで、彼らが決める」 ✅ モウリーニョについて 「勝ち方を知っている人間だ。周囲に勝利への意識を伝染させ、クラブ全体とグループにモチベーションを与える。そして試合に勝つ」 ✅ PSGはエムバペが去ってから勝ち始めたという見方について 「そういう分析の一つだ。私について語ることはよく売れるし、それは受け入れている。ただ、数ある分析のひとつに過ぎない」
スペイン紙『AS』が伝えた。 今週開幕するチャンピオンズリーグは、スーパーリーグ騒動後の最初のシーズンとなる。モナコで行われた組み合わせ抽選会では、UEFAの関係者たちがかつての対立から生まれた新たな関係について語り合っていた。マドリーとUEFAの長きにわたる確執はついに終止符が打たれ、新たな局面が始まっている。 そしてマドリーはこの大会において、誰よりも存在感を放つ。直近5年でマンチェスター・シティとPSGがそれぞれ優勝し、アーセナル、バルセロナ、バイエルンといった名門も復権を果たしているが、今大会における陣容の資産価値でマドリーに並ぶクラブはない。 ✅ 欧州トップの陣容価値 マドリーの陣容価値は14億6000万ユーロで欧州1位。2位マンチェスター・シティ(14億3000万ユーロ)、3位PSG(13億6000万ユーロ)が続く。10億ユーロを超えるのはアーセナル(13億3000万)、バルセロナ(12億6000万)、バイエルン(10億4000万)、リバプール(10億3000万)の7クラブのみ。機関的にも競技的にも、マドリーを欧州の頂点から引き下ろすことはできなかった。 ✅ UEFAとの和解 スーパーリーグ問題で対立していたUEFAとマドリーは、昨季をもって関係を修復した。その成果は具体的だ。マドリーのスタジアム(サンティアゴ・ベルナベウ)が欧州決勝の開催地として再び候補に上がり、スーパーリーグが構想していた独自配信プラットフォーム「Unify」の活用案もテーブルに乗った。UEFAはすでにその答えを知っている──マドリーと争うより、手を組む方が得策だということを。今回の和解はその証明だ。
スペイン紙『AS』が伝えた。 インテル戦前日、モウリーニョとエムバペがバルデベバスで記者会見に臨んだ。モウリーニョがかつて率いたインテルの現監督はクリスティアン・キヴ──かつての教え子との対戦を前に、指揮官は数々の質問に答えた。 ✅ インテル戦への感情について 「今この瞬間、これは私にとって普通の試合ではない。でも試合が始まれば普通の試合だ。試合中に相手ベンチの監督のことを考えることはない。キヴは今も私の仲間の一人で、彼がここまで成し遂げていることを心から嬉しく思う。試合前後は挨拶する。でも試合中は……試合に集中する」 ✅ 中盤の台所事情について 「3人の出場停止については分かっている……この対戦相手でこの状況になるよう組み合わせが決まった。選択肢は3つも4つも5つもある。ここで全部話すこともできるが、何も言わない」。スタメンやシステムの詳細は最後まで明かさなかった。 ✅ 「naïf」発言について 「文化の問題でもある。『naïf』という言葉が批判と受け取られたかもしれないが、そういう意味ではない。マドリーの選手たちは倒れてもすぐ立ち上がる──それを正直さとして述べただけだ。批判ではなく、事実の描写だ。明日の試合を見れば、私が何を言いたかったか自然と分かるはずだ」 ✅ チャンピオンズリーグへの思い 「ベルナベウでチャンピオンズリーグを制したこともあれば、PK戦で準決勝を落としたこともある。でも今はそれを考えていない。明日は勝ち点全てを争う試合でも、ノックアウトラウンドでもない。だが明日の試合は明日の試合で、1ポイントが貴重だ。インテルも勝ちを狙ってくる」 ✅ ベティス戦後のチームの状態 「私が見たかった姿で見られた。試合直後はロッカールームで消耗しきっていたが、日曜の練習では回復してきて、今日は完全に普通の状態だ。分析すればするほど、あの試合で我々は良いプレーをしていたという確信が強まる。明日は中盤に問題を抱えているが、戦って結果を出す」 ✅ 明日の試合で何を求めるか 「勝ちたい。ベティス戦のように良いプレーをして負けるのは嫌だ。勝ちたい。今季のチャンピオンズリーグはリーグ方式で8試合を戦う。そのうちの1試合として孤立させて考えたい。残り7試合のことは今は考えない。勝ちたい」 記者会見にはエムバペも登場。インテル戦前日として異例の大注目の会見となった。
スペイン紙『MARCA』が伝えた。 チャンピオンズリーグ開幕戦のインテル戦(日本時間水曜4時、ベルナベウ)で、セステーロまたはセルヒオ・マルティネスがスタメン起用される可能性が浮上している。モウリーニョ第2期でカンテラ出身選手が公式戦に初起用されるとすれば、この2人が最有力候補だ。 背景には中盤の深刻な選手不足がある。ベルナルド・シウバ、カマヴィンガ、ギュレルが出場停止、チュアメニとチアゴ・ピタルチが負傷離脱中で、本来のMFはバルベルデ1人のみ。後者2人は練習に復帰しているが、スタメンは難しく、ベンチ入りも未知数だ。5人欠場という壊滅的な状況が、カンテラ選手の出番を現実のものにしている。 モウリーニョは土曜日のカスティージャ戦を戦略的な目線で観戦していた。セステーロが前半をプレーし、セルヒオ・マルティネスが後半に交代出場──インテル戦を見据えた負荷管理だ。両者ともアピールに成功した。セステーロはゴールを決めて中盤を支配し、セルヒオ・マルティネスは質の高さを随所に見せた。 ✅ セステーロの優位性 2人のうち先発に近いのはセステーロだ。プレシーズンをトップチームで全て消化しており、昨季はリーガ・チャンピオンズリーグ・コパの3大会で計5試合に出場(うち1試合はスタメン)。カスティージャではアルベロア、フリアン・ロペス・デ・レルマ両監督のもとで中盤を牛耳り、2部昇格プレーオフやユースリーグ決勝大会といった重要な舞台も経験した。カンテラ最大の逸材とされ、トランスファーマルクトによる市場価値は700万ユーロ。アルベロアが昨年10月にカスティージャ監督時代に放った「今、スペインで最高の6番だ」という言葉はリスボンまで届いた。モウリーニョはプレシーズン初日から彼を帯同させている。 ✅ セルヒオ・マルティネスの可能性 セルヒオ・マルティネスは加入直後から強烈な印象を残しているが、バルデベバス在籍はまだ1週間ほどだ。今季はラシンで1部デビューを果たし、昨季はセグンダで300分以上プレーした経験がある。しかし新加入のハンデは大きく、セステーロに先んじる可能性は低い。 ✅ その他の選択肢 カンテラ勢以外では、ベリンガムをバルベルデと組む守備的MFに下げる案が最も現実的だ。さらにトレントをダンフリースの内側に配置して4-3-3に移行する形、あるいはハウセンを中盤に上げてリュディガーとコナテをCBに並べる最も大胆な案も検討されている。
スペイン紙『MARCA』が伝えた。 マドリーで1984年から1987年までプレーし、1994年から1996年まで監督を務めたホルヘ・バルダーノが、モウリーニョ体制初の公式戦敗北となったベティス戦について【Movistar+】で分析した。 「場違いな敗戦だ。試合ごとに成長していく感覚があった、幸せなマドリーの流れを断ち切ってしまった」と70歳の元選手はベティスに1-0で敗れた試合を振り返った。 バルダーノはこの敗北を「驚くべきもの」と表現しつつ、「ベティス戦の先発は、マドリーが揃えられる最もレギュラーに近いメンバーだったと感じる。全員を使える状態で初めて全員が揃った試合で、その結果がこの痛い敗北だった」と述べた。 「マドリーは非常に技術的に優れたチームで、ゴールを取る力がある。そのゴールこそが、まさにセビージャで欠けたものだった」とも語った。 「この試合は字義どおりの意味で異常な試合だったと理解している。通常ではない、普段とは違う」と分析した。 ✅ モウリーニョの言葉 試合後の記者会見でモウリーニョはこう語った。「なぜ負けたのか分からない。チームとして非常にいいプレーをした。明日は考えが変わるかもしれないが、今日ベンチから感じた限り、負けた理由が見当たらない。選手の姿勢に一切文句はない。勝つに値したが、値することがポイントをくれるわけではない」